写真で見る

大型客船「マリナー・オブ・ザ・シーズ」船内

1900席のダイニング、プール、スパ、ジャズクラブ、託児所など完備

2015年3月25日 横浜入港

 既報の通り、米Royal Caribbean International(RCI、ロイヤル・カリビアン)が運航する13万トン級の大型客船「マリナー・オブ・ザ・シーズ」が横浜港へ初めて入港した。同日、報道関係者向けの船内見学会が実施されたので、内部の施設などを写真で紹介する。

 別記事で紹介した歓迎セレモニーは14階(デッキ)の展望ラウンジで実施されたので、14階から順に下っていく流れで見学している。ちなみに同船には15階があり、そこはチャペルとなっている。

エレベーターは船前方と、中央やや後部寄りのところに設置されている。
エレベーターの操作板
エレベーターの案内板。数字のすぐ上にある文字が部屋番号で、6~10階が主な客室用のデッキで、2~3階にも一部の客室がある
同じく階段もエレベーターホールのそばに備わっている

タッチパネル操作の船内案内システム

 エレベーターホールの近くにはデジタルサイネージのような縦向きに設置されたタッチパネルディスプレイを装備。客室や船内施設を案内してくれるもの。例えば客室番号を入力すれば、今いる場所からどのようなルートで戻れるか教えてくれる。

 また、レストランやスパ、アクティビティ施設などの案内、イベント情報も表示される。言語は日本語、英語、中国語、韓国語に対応していた。

14階:展望ラウンジ

 セレモニーが行なわれた展望ラウンジは、ジャズクラブが設置されており、周囲の窓からの眺めを楽しみながらリラックスできる空間となっている。

14階展望ラウンジのジャズクラブへの入り口
円形のカウンターとステージが設けられる
カウンター
周囲は窓が設けられており眺めを楽しめる。テーブルも4人掛け、2人掛けが用意される
展望ラウンジは船体後方寄りに作られている。前方方向を眺めると奥にベイブリッジを望むことができた
通路側の客席
落ち着いた空間の中で鮮やかさが際立つ装飾品
カウンター脇のテーブル席
カウンター上部にはトランペットやサックス、トロンボーンの装飾品
ステージ
Heinekenのビアサーバー
14階の通路

13階:スポーツデッキ

 13階の船尾に近いエリアでは、屋外でバスケットボールなどを楽しめるスポーツコートやパターゴルフ場、インラインスケートトラックが備わっている。また、煙突の裏側部分がロッククライミング用の壁になっている。

 なお、姉妹船のボイジャー・オブ・ザ・シーズは、インラインスケート場の代わりにサーフィンを楽しめる波のあるプールが設置されているという。

船内からスポーツデッキへの通路。スポーツ用品のオブジェが飾られている
煙突裏側のロッククライミングウォール
煙突にはRCIの船であることを示すファンネルマーク
ネットで囲まれたエリアはスポーツコート。バスケットボールのゴールもある
周囲にはバスケットボールをイメージしたオブジェも
パターゴルフ場
卓球台
インラインスケートのトラック。用具は貸し出しもしてくれる
トイレ
ゴミ箱
おそらく造船所からRCIへ引き渡された時の記念パネルだろう。フィンランドのKvaerner Masa-Yardsで建造され、2003年に引き渡されている
アンテナやレーダー

 船内設備とはやや異なるが、13階、14階からは同船に備わったアンテナやレーダーなどを多く見ることができる。例えば13階の展望デッキや14階から前方を眺めたところには球形のドームアンテナを備えているが、これは衛星通信アンテナ。電話はもちろん、インターネットも可能。専用コーナーに備えられたPCからインターネットやメールを楽しめるほか、Wi-Fi(無線LAN)接続により個人のスマートフォンなどからもアクセスできる。Wi-Fiによるインターネット接続料金は1分85セント。

 そのほか、船体中央や船尾のマストには、さまざまな形状のアンテナやレーダーが設置されていた。

球形のドーム型アンテナ
船体中央のメインマストとドーム型アンテナ
船尾のマスト

12階:子ども向けゲームコーナーや眺望抜群のオープンデッキ

 12階の船尾よりの部分はチャイルドルームと呼ばれるゲームコーナーが設けられ、レーシングゲームやなどを楽しむことができる。また、その脇には託児所も設けられており、大人だけでディナーに楽しみたいときなどに利用されるようだ。

 船体中央エリアはオープンデッキ(屋外)となっている。同じオープンデッキの13階スポーツデッキより低層ではあるが、左右が開けており、眺望はこちらの方が良い。

Adventure Oceanと名付けられた子ども向けゲームコーナー
チャージマシン。乗客は船内では「SeaPass」と呼ばれる身分証明書により管理されており、追加チャージなどもSeaPassで管理される
クレーンゲーム
エアホッケー
レースゲーム
託児所
船体中央よりのオープンデッキ
左右が大きく開けており眺めがよい
メインマストに掲げられた旗。左側はRCIの旗で、右側には現在の寄港地である日本の日の丸が掲げられている
サマーベッドが並べられていた
このオープンデッキにはジョギングコースも設定されている。1週約400m
1つ下の11階への階段。12階にはプールやジャグジーがある
12階から見る11階プールや14階展望ラウンジの様子。大型ディスプレイでは映画のほか、乗客みんなが一緒にWiiを楽しむ日などがあるという
バー
こちらは「ソラリウム」と呼ばれる場所で、静かに楽しみたい大人専用のプール施設

12~11階:スパ&フィットネスセンター

 船体前方はスパ&フィットネスセンター。スポーツジムやマッサージルーム、ジャグジーのほか、美容室も設けられており、フォーマルナイトと呼ばれる正装でおしゃれをして楽しむ時間が設定された日には混雑するそうだ。

 なお、夕方以降はドレスコードが設定されるが、日中の服装は特に規定はないとのこと。夕方以降のドレスコードも、ツアーにより日数が異なるが1週間のツアーなら2回設けられるフォーマルナイトを除いては、カジュアルな服装でよいそうだ。

 ちなみに、このスパ&フィットネスセンターは11階と12階の2層に渡っており、中には階段がある。

12階船体前方のホール
スパ&フィットネスセンターの入り口
スパ&フィットネスセンターの受付
美容室
休憩コーナー
マッサージルーム
11階と12階を繋ぐ階段
スポーツジム
ダンススタジオ。ヨガやストレッチの教室が開かれる
ジャグジー

11階:プール

 11階の船体中央部は、12階からも望むことができたプール施設となる。

11階ホールからの眺め
船体前方寄りのオープンデッキは、大人専用の「ソラリウム」
ソラリウムには屋根付きジャグジーも備える
ソラリウムから後方に進むと一般の屋外プールへ行ける
バー
大型スクリーン
サマーベッドも多数設置
軽食コーナー

11階:ビュッフェレストラン「ウインジャマー・カフェ」

 11階の船尾寄りの部分は、「ウインジャマー・カフェ」というビュッフェスタイルのレストランになっている。

 船内の食事は、後述のメインダイニングやこのウインジャマー・カフェであればクルーズ代金に食事代が含まれる。このほか、ステーキハウスやイタリアンレストラン、ハンバーガーショップの「ジョニーロケッツ」といった、別途カバーチャージが必要なレストランもある。アルコールは基本的に有料。カフェなどでは、軽食はクルーズ代金に含まれるが、コーヒーや紅茶などには別途料金がかかる仕組みになっている。

世界の寄港地から贈られた盾が飾られているホールを抜けるとウインジャマー・カフェの入り口
入り口の看板にいくつかの店名が並んでいたように、店内はいくつかのエリアに分けられ、異なる料理が提供されている
見学時、偶然にもインバー・クヌッセン船長が休憩をとっていた

10~6階、3階、2階:客室

 今回はクルーズツアー中の船ということもあって客室の見学は行なえなかったが、客室の多くは6階から10階に多く配置されている。ここには図書館やインターネットコーナーもある。客室はこのほか、2階と3階にも一部備わっている。

2階客室の通路

5階:ロイヤルプロムナード

 5階は中央部が「ロイヤルプロムナード」と呼ばれるショッピングモールになっている。ここには有名ブランドショップなどが並んでおり、SeaPassで買い物が可能。以前はバーだった部分も、2012年に行なわれた改修でブランドショップへ変更されるなど拡充されているという。

5階ホールの様子
デッキマップも置かれていた
このGUCCIやSwarovskiのショップがある場所は、改修前はバーだったそうだ
ロイヤルプロムナードの入り口

11階:ロータスラウンジ

 11階の船前方部分には「ロータスラウンジ」と呼ばれるラウンジがあり、夜はバンド演奏などが行なわれる。ロータスラウンジは中国風の装飾がなされた空間で、約450席が置かれる。

 なお、同船最大のラウンジは、今回は見学できなかったが、このロータスラウンジの真下となる2~4階にある「シアター」(Savoy Theater)で、約1350席となっている。

同船最大のラウンジで約1350席を備えるSavoy Theater

4階:ピアノバー「Schooner Bar」

 4階には「Schooner Bar」と呼ばれるピアノバーがある。スクーナーとは帆船の1種で、店内は舵をモチーフにしたテーブルが使われるなど、船をイメージした装飾が施されていた。

4階:カジノ「Casino Royal」とボレロスラウンジ

 4階の船体中央部にはカジノがあり、テーブルゲームやルーレット、スロットなどを楽しめる。また、その脇にはラウンジも設置されくつろぐこともできる。

ボレロスラウンジ。ラウンジ内のショップにはキティちゃんのグッズも売られていた

5~3階:メインダイニング

 5~3階の船尾部分は1900席が並ぶ「メインダイニング」のエリア。ここでの食事と食後のコーヒーはクルーズ料金に含まれる。朝食、昼食の時間帯は自由席となっているが、夕食についてはテーブル番号がSeaPassで指定されているという。

 先述の通り、このメインダイニングとウインジャマー・カフェでの食事がクルーズ料金に含まれ、前者はフルコースの料理、後者はビュッフェスタイルと区別されている。

5階の入り口。4階、3階からも入ることができる
入り口にはタッチパネル式のメニュー案内ディスプレイ
メインダイニングでの食事はクルーズ料金に含まれるが、シャンデリアも華やかな高級感のある空間だった

3~2階:スケートリンク「スタジオB」

 3階には「スタジオB」と呼ばれるアイススケートリンクを備える。乗客が楽しむこともできるほか、フィギュアスケートのイベントも開かれる。見学当日もイベント出演者が練習を行なっていた。

3階:フォトショップ

 船内にはカメラマンが常駐しており、船内や寄港地での様子を写真に収めてくれるという。この写真をプリントして販売するコーナーが3階のフォトショップ。気に入った写真を印刷してもらったり、フォトブックとして購入したりできるという。また、手持ちのデジカメのデータをCDへコピーするサービスも有償で行なっている。

 このほか、クルーズの映像をDVDでも販売しており、その編集スタジオもこの階に設けられている。

 また、絵画の販売も行なっている。船内には絵画のレプリカが置かれ、注文を行なうと米国の画商より配送されるシステムになっている。

お手洗い

 最後に、やはり気になるであろうトイレについても紹介しておきたい。船内各フロアの複数箇所に設けられている。水洗式で、見学時も清掃が行なわれており、清潔に保たれている印象だ。

編集部:多和田新也