【イベントレポート】ツーリズムEXPOジャパン2016
メキシコ、ジャマイカ、イスラエル。異国情緒あふれる伝統音楽で盛り上がるステージイベント
2016年9月27日 18:14
- 2016年9月22日~25日 開催
メキシコ伝統楽団マリアッチによるライブ演奏
ユネスコ無形文化遺産にも指定されているメキシコの代表的な音楽形態の一つ「マリアッチ」。その発祥の地メキシコ、ハリスコ州から来日した「マリアッチ・アガベ」によるライブ演奏がメキシコ観光局によって行なわれた。メキシコの伝統衣装を纏ったソンブレロ姿の6人組マリアッチ・アガベの演奏はメキシコ音楽にとどまらず、メンバーが「日本のとてもきれいな歌」として選んだ「島唄」も披露された。
ジャマイカ政府観光局によるジョン・ルーカス ミニライブ
今年、ジャマイカ観光親善大使に就任した宮城県在住のジャマイカ人ゴスペルアーティスト ジョン・ルーカスによるミニライブ。ステージ冒頭ではカリブ海に位置するジャマイカと日本との距離、時差などの情報を紹介。レゲエで有名なジャマイカが面積あたり「世界で最も教会の多い国」としてギネスブックにも登録されていることに触れ、ゴスペルも盛んな国であると紹介した。
ライブでは1980年代に大ヒットしたスティービー・ワンダーの「I JUST CAKKED TO SAY I LOVE YOU(邦題:心の愛)」、映画「天使にラブ・ソングを2」でおなじみのゴスペルソング「OH HAPPY DAY」を来場者とともに歌い、最後に日本の「翼をください」を披露した。
イスラエルの魂の音楽「クレズマー」
一般公開日2日目となる9月25日、Bステージのオープニングを飾ったのは、東欧でユダヤ人たちが育んだ音楽「クレズマー」を伝統的なスタイルで演奏する日本唯一のグループ「オルケステル・ドレイデル」の演奏だ。
このクレズマーは、かつて長い苦難のなかでも希望を失わず踊り、そして歌うことで自らを奮い立たせてきたユダヤ人の強靭な生命力が刻まれている、イスラエルの誇る魂の音楽だと説明。クラリネットとアコーディオンによるダンサブルな曲が演奏され来場者も手拍子で参加した。
日本ではフォークダンスの曲として馴染のあるイスラエルの楽曲「マイム・マイム」も演奏された。また途中からステージに加わったのが、イスラエル大使館の公式キャラクター、オウムの「シャロウムちゃん」。ヘブライ語で平和を意味し挨拶にも使われる「シャローム」と「オウム」を合わせたネーミングだそうだ。