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JAL、国際線のボーイング 777-200ER型機に「SKY SUITE」を7月導入
ビジネスクラスシートは新採用の「SKY SUITE III」
(2016/3/23 00:00)
- 2016年3月22日 発表
- 2016年7月より順次導入
JAL(日本航空)は3月22日、国際線用のボーイング 777-200ER型機への「SKY SUITE」を導入。2016年7月から羽田~バンコク線に投入することを発表した。順次、羽田~シンガポール線、ホノルル線へと展開する。
JALの国際線に導入されているSKY SUITEは、これまでボーイング 777-300ER型機(SS7)、767-300ER型機(SS6)、787-8型機(SS8)、787-9型機(SS9)で導入されている。今後、全11機のボーイング 777-200ER型機へSKY SUITEを導入することで、国際線のボーイング 777型機はすべてSKY SUITE仕様機へ切り替わる。なお、ボーイング 777-200ER型機のSKY SUITE仕様機は、時刻表やWebサイトの空席状況画面などでは「SS2」と表記される。
座席数はビジネスクラス42席、プレミアムエコノミー40席、エコノミークラス154席の計236席。
ビジネスクラスは、新たなフルフラット型シート「SKY SUITE III」を導入。1-2-1配列で全席通路側アクセスが可能。SS7とは異なり機体に対してシートを斜めに配置し、一部の座席で足元を立体的に交差させるなどの仕組みで、フルフラット時に最大約198cmの長さのベッドとした。ベッド幅は最大約74cm(アームレスト収納時)、シート幅は約51~52cm。中央の2席部分には間に可動式プライバシーパーティションを備える。
シートモニターは17インチで、現行のボーイング 777-200ER型機の9~10.4インチから大型化。全席にユニバーサルACコンセント、USBボートを備える。また、ビジネスクラス用のトイレには温水洗浄機能付きのウォシュレットを装備する。
プレミアムエコノミーとエコノミークラスは、SS7と同様の「SKY PREMIUM」「SKY WIDER」を採用。ただしエコノミークラスは、2~4名連れの乗客それぞれが並び席を確保できるよう3-4-2の配列を採用しているのが特徴となる。
共通の仕様として、パナソニック・アビオニクスの「eXConnect」サービスを利用した機内インターネット接続サービスを提供。機内エンタテイメントシステムは「MAGIC VI」を搭載する。
各クラスの主な仕様は下記のとおり。
ビジネスクラス
シート名称:「SKY SUITE III(スカイスイートスリー)」
配列:1-2-1(横4席配列)
ベッド長(最大):約198cm(※座席位置により異なる)
ベッド幅(最大):約74cm(可動式アームレスト収納時)
シート幅 : 約51~52cm(アームレスト間)
シートモニター:17インチ
プレミアムエコノミー
シート名称:「SKY PREMIUM(スカイプレミアム)」
配列:2-4-2(横8席配列)
座席ピッチ:約107cm(※一部座席を除く)
座席幅:約48cm(アームレスト間、※一部座席を除く)
個人モニター:12.1インチ(※最前列は10.6インチ)
エコノミークラス
シート名称:「SKY WIDER(スカイワイダー)」
配列:3-4-2(横9席配列)
座席ピッチ:約84~86cm(※一部座席を除く)
座席幅:約47cm(アームレスト間、※一部座席を除く)
個人モニター:10.6インチ
なお、JALでは「SKY SUITE III」の体験会を、3月25日の12時~14時30分/17時~20時、26日と27日の11時~19時に、六本木ヒルズ内ヒルズカフェ多目的スペース(東京都港区)で実施する。