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スクート、放水アーチに迎えられ、ボーイング 787-9型機で関空~シンガポール線就航
(2015/7/8 18:39)
- 2015年7月8日 就航
シンガポールの格安航空会社(LCC)であるスクートは7月8日、関西国際空港(関空)~シンガポール線を新規開設した。関空は同社16番目の就航地で、日本線としては成田に次いで2番目となる。
運航スケジュールは週6便で、現地発が水・金・日曜日の便はタイのバンコク(ドンムアン)を経由。火・木・土曜日の便は台湾の高雄経由で運航される。
各空港の発着時刻は以下の通り
TZ297便:関空17:30発~バンコク(ドンムアン)21:55着/22:55発~シンガポール02:25+翌日着
TZ298便:シンガポール06:05発~バンコク(ドンムアン)07:10着/08:25発~関空15:50着
(水・金・日曜日運航)
TZ287便:関空16:15発~高雄18:55着/20:05発~シンガポール00:25+翌日着
TZ288便:シンガポール06:15発~高雄10:25着/11:35発~関空15:15着
(火・木・土曜日運航)
運航機材は、同社が2015年1月に導入した最新機材「ボーイング 787-9」型機で、客室はビジネスクラスにあたる「スクートビズ」が35席、エコノミークラスが340席の計375席仕様。同社がボーイング 787-9を日本路線に投入するのは初めてとなる。
関西線初便は7月6日に公開されたばかりの、シンガポール建国50周年を記念した特別塗装機で運航された。TZ298便は、現地の出発が遅れたため、定刻より遅れて17時前に関空に着陸、地上では消防車による放水アーチで到着を出迎えた。
同社は2015年1月23日にボーイング787-9の初号機を受領。アメリカ・シアトル近郊にあるペイン・フィールド空港からシンガポールへのデリバリーフライトの途中、2月2日未明に関空へ着陸し、給油と乗員の交替を行なっていた。
この導入を皮切りに、およそ1年程度でシンガポール航空から導入したボーイング 777-200型機をボーイング 787-9型機へ機材更新する予定で、現在ボーイング 777-200型機で運航されている成田線も、今後ボーイング 787-9型機になる予定。これにより燃料費の削減などの効率や、乗客の快適さを向上させる。
この後、旅客ターミナル内で初便就航セレモニーが行なわれた。その様子は追ってレポートする。