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ANA、ヒューストンでのユナイテッド航空国際線乗り継ぎ時にスルーバゲッジが可能に

7月20日の日本発便から適用を開始

2015年7月27日 発表

6月12日に成田空港を出発した成田~ヒューストン線初便を見送るANAスタッフ

 ANA(全日本空輸)は、6月12日就航の成田~ヒューストン線での国際線乗り継ぎ時に、国内航空会社として初めて、受託手荷物を引き取ることなく最終目的地まで預けられる「I to I Program」(International to International Baggage Program)を、開始したことを発表した。米国国土安全保障省 税関・国境取締局から認可を得られたことによるもの。

 ANAでは6月12日に、日本発便のNH174便(成田11時15分発~ヒューストン09時30分着)、米国発便のNH173便(ヒューストン11時20分発~成田15時20分+翌日着)を就航。中南米へユナイテッド航空とのコードシェア便を利用したネットワークも形成した。

 このNH174便でヒューストン到着後にユナイテッド航空運航の国際線に乗り継ぐ場合、およびユナイテッド航空運航の国際線からNH173に乗り継いで成田へ向かう場合に、受託手荷物を引き取ることなく最終目的地まで預けられるスルーバゲッジに対応する。本プログラムはすでに、日本発便が7月20日、ヒューストン発便は7月23日から適用されている。

 ヒューストン空港以遠における中南米へのユナイテッド航空国際線とのコードシェア便は、メキシコの「メキシコシティ」「レオン」「カンクン」「アグアスカリエンテス」「モンテレイ」「ケレタロ」「グアダラハラ」の7都市、ブラジルの「サンパウロ」「リオデジャネイロ」の2都市へ運航。このうちメキシコ7都市のコードシェア便について、カンクンとモンテレイについては現在の夏ダイヤで往復とも2時間以内の乗り継ぎが可能となっているが、2015年10月25日からの冬ダイヤで、全7都市で2時間以内に乗り継げるようになるとしている。ただし、メキシコシティ、アグアスカリエンテスについては復路便のみ2時間以内の乗り継ぎとなる。

成田~ヒューストン線のNH174初便
(編集部:多和田新也)