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JR西日本、山陰エリアの新たな観光列車「あめつち」のデザインを発表

2018年7月~9月開催の山陰DC合わせて鳥取~出雲市間を運行

2017年8月17日 発表

2018年7月 運行予定

新しい観光列車「あめつち」のロゴ

 鳥取県、島根県、JR西日本(西日本旅客鉄道)米子支社は、2018年7月~9月に鳥取県、島根県、JRグループ各社が共同で実施する大型観光キャンペーン「山陰デスティネーションキャンペーン」に合わせて山陰エリアを運行する観光列車の名称、車両デザイン、運行区間などを発表した。

 新しい観光列車の名称は「『あめつち』~天地(あめつち)の初発(はじめ)のとき~」。この列車の導入は2018年7月で、鳥取~出雲市間を運行する予定になっている。

 使用する車両はキハ47形の2両編成で、定員は59名。車両デザインのコンセプトは、山陰地方には豊かな自然や、神話、神社、お酒など日本文化のルーツが多くあることに着目した「ネイティブ・ジャパニーズ」。車体全体を紺碧(こんぺき)色にして山陰の美しい空や海を表現、車体側面下部は銀色の帯模様を施して、山陰の美しい山並みとたたら製鉄にちなみ日本刀の刃文を表現している。

 また内装には、鳥取県産の智頭杉や因州和紙、島根県産の松など使用する。

 あめつちの総合ディレクション・監修は、島根県出身の映画監督 錦織良成氏、車両デザインの色彩は、スタジオジブリ作品を数多く担当しているアニメーション美術監督の吉田昇氏が担当している。

車両外装イメージ
車両内装イメージ
車両内装イメージ

 運行開始後の車内では、山陰地方の地産品や地元にちなんだ食事、飲み物を提供するほか、日本海や大山の雄大な景色、宍道湖の夕日などを楽しめるとのこと。