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JALナイター開催、エルドレッド選手と鈴木選手はJAL航空券のMVP賞
家族連れがJAL制服体験や折り紙ヒコーキゲームを楽しむ
2017年7月1日 12:00
- 2017年6月30日 実施
JAL(日本航空)と広島東洋カープは6月30日、「MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島」(広島市南区)において、広島東洋カープ対中日ドラゴンズ戦を「第8回JALナイター」として実施した。
2009年にJALは広島東洋カープとスポンサーシップ契約を締結しており、翌2010年にJALの冠試合として「JALナイター」を実施。以降毎年実施され、今年で8回目を迎えた。
JALはスタジアムの一角に子供向けのブースを出展したほか、試合開始前の花束贈呈や試合後のMVP賞贈呈などを行なった。このJALナイターでは、広島支店を中心に北海道から九州まで約150名のJALスタッフがボランティアで集結し、ブースの設営や接客などにあたっていた。
ライトスタンド側に設けたJALのブースは多くの家族連れで賑わう
JALのブースはライトスタンド側奥にある「かば広場」に設けられ、ボーイング 787型機の操縦席を模した「ミニレーター」、フェイスシールコーナー、折り紙ヒコーキゲームコーナー、パイロット(運航乗務員)やCA(客室乗務員)の制服を着用できるコーナーなどを用意。JALの国内線向け仕様「JAL SKY NEXT」のクラスJ席と普通席のシートも展示され、多くの家族連れで賑わっていた。
また、中学3年生までの男女を対象にした広島東洋カープのファンクラブ組織「ジュニアカープ」の会員を対象に、「夏休みに飛行機で行きたいところ」というテーマの絵画コンテストが事前に行なわれており、その優秀作品が展示されていた。
そして最優秀作品賞を受賞した小学4年生の平田蒼佑(そうすけ)くんには、この「第8回JALナイター」の始球式で投げることができるという賞品が授与されている。
植木社長とCAが花束を贈呈、小学4年生の平田蒼佑くんが始球式を務める
「第8回JALナイター」の18時のプレイボール前には、JAL 代表取締役社長の植木義晴氏とCAの河野里加子氏から、広島東洋カープの上本崇司内野手と中日ドラゴンズの亀澤恭平内野手へ花束が贈呈された。
CAの河野里加子氏は地元広島市の出身であり、「2017 JALスカイアンバサダー 広島」を務めている。JALスカイアンバサダーはJALスタッフのなかから各地域出身、あるいはゆかりのある人が毎年選ばれて、観光PRなどに協力するという取り組み。
花束贈呈のあとには、絵画コンテストで最優秀作品賞を受賞した平田蒼佑くんが登板し、広島東洋カープの石原慶幸捕手へ力強いボールを投げた。
平田蒼佑くんはもちろんカープファンであり、特にお気に入りの選手は鈴木誠也外野手。始球式の感想を求められると「ストライクにはならなかったけど、速い球が投げられて、届いて、最高の思い出になったと思います」と話した。また、将来の夢を聞かれると「プロ野球選手かパイロットのどちらかになりたい」と大きな声で答えた。
JALスカイアンバサダーの河野里加子氏はぶら下がり取材のなかで、広島市のなかでも宮島に近いエリア出身のため宮島はとても好きな場所だと話した。そのほかには尾道も好きとのことで、レンタルサイクルでサイクリングすると気持ちよくて、お洒落なカフェが増えてきているのでお勧めだと教えてくれた。
「広島はアナゴやカキがとても美味しいし、素敵な場所もたくさんあるので、ぜひJALで広島にお越しください」と、地元をアピールした。ちなみに河野里加子氏の好きな選手は新井貴浩内野手。「黒田博樹さんと共に広島に帰ってきてくれた男気が好き」とのこと。
エルドレッド選手と鈴木選手に「JAL国内線 往復航空券」が贈られる
試合は中日ドラゴンズが先制。しかし2回の裏にブラッド・エルドレッド内野手の3ランで逆転。4回表に追いつかれたものの、6回裏の鈴木誠也外野手のタイムリーヒットが決勝打となり、8対3で広島カープが勝利した。
試合の途中にはJALスタッフが「CCダンス(Carp Cheer Dance)」を踊る一幕も見られた。球場の駐車場でCCダンスを汗をかきながら練習していたJALスタッフたちは、外野のライトスタンド前で踊りを披露し、拍手を浴びた。
試合終了後の勝利者インタビューにはホームランを放ったブラッド・エルドレッド内野手と決勝打の鈴木誠也外野手が呼ばれ、ブラッド・エルドレッド内野手に付いた通訳が、鈴木誠也外野手のデタラメ外国語を通訳してみせると、ファンから大きな歓声が上がった。
両選手には、CAの河野里加子氏からMVP賞として「JAL国内線 往復航空券」が贈呈された。