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34年の歴史に幕、東京ディズニーランドの「グランドサーキット・レースウェイ」がファイナルラップ・キャンペーンを開始
2017年1月11日まで実施。記念撮影用のフォトスポットも
2016年11月24日 15:09
- 11月21日~2017年1月11日 実施
オリエンタルランドは10月20日に、東京ディズニーランドの開園時から親しまれてきたアトラクション「グランドサーキット・レースウェイ」を、2017年1月11日で終了すると発表しているが、それに伴い11月21日から2017年1月11日までの期間、「グランドサーキット・レースウェイ ファイナルラップ・キャンペーン」を実施している。
この間乗車したゲストには、乗車証明書の配布やスペシャルデザインのフォトフレーム、スペシャルグッズを用意。ファイナルラップに向けて盛り上がりを見せている。11月21日には報道向けに公開されたので、その様子をリポートする。
乗車ゲストには証明書を発行、走った思い出をずっと手元に
「グランドサーキット・レースウェイ」は、1983年の東京ディズニーランド開園当初から34年間トゥモローランドで親しまれているアトラクション。世界的な自動車レースをイメージし、カラフルなレースカーを運転。約700mの専用コースを駆け抜け、子供にドライバー体験を提供。憧れのレーサー気分を楽しめると大人気。S字カーブやヘアピンカーブもあり、大人にはドライバーとしての腕の見せどころも提供してきた。
現在までにのべ約1億4000万人が乗車し、多くの思い出を作る手伝いをしてきた同アトラクションが2017年1月11日にクローズ。これにあたり11月21日からは「グランドサーキット・レースウェイ ファイナルラップ・キャンペーン」をスタートさせ、最後の走りを多くのゲストが楽しんでいる。
「グランドサーキット・レースウェイ ファイナルラップ・キャンペーン」では、乗車したゲストにスペシャルデザインの乗車証明書を発行。「ファイナルラップ・ドライバー認定証」には、コースで見事な腕前を見せてくれたゲストを讃え、“ファイナルラップ・ドライバー”として認定されたことが記されている。
アトラクションの乗車証明書のデザインは2種類あり、第1弾は11月21日から12月16日までの期間。第2弾は12月17日から2017年1月11日までの期間に配布予定だ。第1弾には「グランドサーキット・レースウェイ」に掲げられたメインのロゴ、フォトスポット、そして出発の際にキャストがする「LET'S GO」のポーズ、優勝トロフィーなどがデザインされている。第2弾にはアトラクション内の様子などがデザインされる予定だ。
レースカーで本格派コースへ、約5分間レーサー気分を満喫
トゥモローランドを歩いていて、迫力のあるエンジン音が聞こえてきたらそれは「グランドサーキット・レースウェイ」が近づいた証拠。カラフルなフラッグがはためき、レッドとイエローのエントランスが見えたら、アトラクションに到着だ。
エントランスを通ると「プロトテックラボ(PROTOTECH LAB)」が見えてくる。ここではディスプレイに爆走するレースカーの様子が流れ、その下では3カ所に分かれてマシンの製造、試験が行われている。車体には、チェッカーフラッグと東京ディズニーランドの文字が見える。大きなエンジンも置いてあり臨場感あふれるエリアだ。
そのまま進むと、全景マップが目に飛び込んでくる。これから走るコースやエリア全体について詳しく書かれているので、確認しておこう。「LONG COURSE」とあり、「1 BIG BEND」「2 MEDIA CURVE」「3 CARROUSEL BEND」「4 HIGH SPEED OVERPASS」「5 HIGH "G" CURVE」「6 SNAKE BEND」「7 HIRO'S CURVE」「8 FINISH LINE」「9 PROTOTECH LAB」「10 GRAND STAND」「11 MAINTENANCE HUNGER」と、今いる現在地から、カーブの名前などの情報がぎっしり。「今どのカーブにいるのか?」などを意識しながら走るのもおもしろい。
いよいよ、乗り場へ。レッドとイエローのピットクルー・スーツに身を包んだピット・クルー(キャスト)の誘導に従ってレースカーへ乗り込もう。レースカーは全6色。赤、白、黄色、黄緑、青、水色。どの色に乗れるかは、お楽しみ。カラーは6色ながらデザインもそれぞれ違うため、どの1台に乗れるのかにも期待が高まる。ハンドルも右ハンドル、左ハンドルの2種類で定員は1台2名。
なお、すべてのレースカーはガソリンエンジンで動く本物。足元中央のペダルを踏んでアクセル、放してブレーキと操作は簡単。免許はなくても乗れるが、1人で運転する場合は身長132cm以上、補助なしで座れることなどが条件。乗車にはほかにも条件があるため、詳細はエントランスでキャストに聞いてみよう。なお、4つのレーンにはそれぞれ軌道があるため、安全に走れる。
なお、妊娠中の場合や条件により乗車ができない場合は「観覧席(GRAND STAND)」で本物のレースさながらに家族や仲間を応援しよう。乗り場にほど近い場所にベンチがズラリと並んでおり、出発する様子やレースを終え無事に戻ってくるレーサーたちの姿を見ることができる。ディスプレイも2台設置されているため、奥のコースを疾走する姿もばっちりチェック可能。運転している様子も観覧席から撮影できるため、お勧め。
無事に戻ってくるとチェッカーフラッグを持ったピット・クルーがお出迎え。「FINISH」のボードを抜けると無事にゴール! 約5分間のレースの終了だ。常にアクセルをフルにして最短で走るのもよし、景色を眺めながらゆったりと走るのもよしと、自分のペースで楽しめるのも「グランドサーキット・レースウェイ」のよさ。ファイナルラップを思い思いに走り抜けよう。
「グランドサーキット・レースウェイ」は、レースカーが運転できるとともに、多くの魅力を内包しているアトラクション。実は、約5分間のコース内にはさまざまな植物が植えられ、四季をゆったりと感じられる、パークでも随一のエリアとしても人気なのだ。
東京ディズニーリゾート内には19種類100本以上の桜があるが、それらを一度に鑑賞できるのが「グランドサーキット・レースウェイ」。アタミザクラやカワヅザクラなど70本以上もの桜があり、春はお花見気分を味わえる名所。桜が満開の下をゆっくり走り、春の訪れをパークで感じられるとファンも多い。また、早春にはスイセン、秋には世界三大紅葉樹のオキシデンドルムも楽しめ、1年の間にさまざまな景色を見せてくれる。
ゴール到着をお祝い! レースカーに乗って記念撮影
無事にゴールに到着したら、「ファイナルラップ・ドライバー認定証」を受け取り、アトラクション前のフォトスポットへ。チェッカーフラッグを持ち、記念写真を撮ろう。さらに「デジタル・フォトエキスプレス」や「ディズニースナップフォト」で利用できるスペシャルデザインのフレームの写真も購入できる。12月25日までの9時から12時の間はカメラマンとピット・クルーがいるため、声をかけてみよう。
レースカーに乗ったり、大小2種類のチェッカーフラッグを持ったり、または「LET'S GO」のポーズをピット・クルーと一緒に決めたり、とっておきの1枚を撮ってみては。
ゴールに向けスペシャルグッズも用意、懐かしのデザインが心をくすぐる
1月のゴールに向けてファイナルラップ中の「グランドサーキット・レースウェイ」のスペシャルグッズも約5種類登場。パークオープン時に使用されていたアトラクションポスターをモチーフにしたアイテムなどを含んだファン必携のグッズとなっている。現在では使用されていない東京ディズニーランドのロゴマークをそのまま使い、懐かしあふれるデザインがポイントだ。
また、「トゥモロウランド」の表記も味わい深い。ポスターをモチーフにしたグッズは「クリアホルダー」(300円)、「ポストカード」(200円)。「グランドサーキット・レースウェイ ファイナルラップ・キャンペーン」をイメージしたグッズは「ワッペンバッジ」(700円)、「ピンバッジ」(1000円)。このほか、「スーベニアメダル」(100円)も発売。販売場所はトゥモローランドのショップ「プラネットM」などとなっているので、手に入れたい場合は足を運んでみよう。
なお、ポスターはプラザをのんびり一周するアトラクション「オムニバス」にも使われている。以前のロゴを見ることはできないが、パーク内の人気アトラクションとともにポスターが並んでいるので、見かけたらぜひチェックを。
2017年1月11日のゴールが目前に迫る「グランドサーキット・レースウェイ」。34年間、東京ディズニーランドとともに走り続け、たくさんの思い出とドラマを生み出してきた。ファイナルラップの興奮を味わいに、そしてゴールをお祝いしに、パークを訪れてみてはいかがだろうか。
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