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リモワ、スマートフォンで荷物のデジタルチェックインが可能な「リモワ エレクトロニック タグ」搭載スーツケース

東京 表参道と大阪 心斎橋で先行発売

2016年11月18日 発売

7万3000円~17万5000円(税別)

RIMOWA JAPANが「リモワストア 東京 表参道」と「リモワストア 大阪 心斎橋」で先行発売する「リモワ エレクトロニック タグ」搭載製品

 RIMOWA JAPANは11月18日、スマートフォンでデジタルチェックインが可能な「RIMOWA Electronic Tag(リモワ エレクトロニック タグ)」搭載スーツケースを、「リモワストア 東京 表参道」と「リモワストア 大阪 心斎橋」で先行発売する。

 製品種類は、アルミニウム合金製スーツケース TOPAS STEALTH、TOPAS TITANIUM、TOPASと、ポリカーボネート製スーツケース SALSA、SALSA DELUXE、BOSSA NOVA、LIMBOで、各シリーズすべてのカラーで展開する。価格は7万3000円~17万5000円(税別)。

 発売前日となる11月17日、リモワストア 東京 表参道で製品発表会が開催された。

「リモワ エレクトロニック タグ」のディスプレイ部
一部カラー表示も可能な最新のE Inkディスプレイを使用。乗り継ぎにも対応する

 リモワ エレクトロニック タグ搭載製品は、スマートフォンとBluetoothで接続することでバゲージタグ情報をディスプレイに表示することができる。ディスプレイはE InkのMobiusで、ディスプレイ書き換え時に電力を必用とするものの、固定表示時の電力は必用としないため、システムとしての電力消費は非常に小さくなっている。

 具体的な動作は、スマートフォンで航空会社のアプリを使ってチェックイン。その航空会社のアプリがリモワ エレクトロニック タグに対応していれば、バゲージタグ情報を発行できるので、そのバゲージタグ情報をBluetooth経由でリモワ エレクトロニック タグのディスプレイに表示するというものだ。

 スマートフォンでチェックインでき、スマートフォンで手荷物に表示が必用なバゲージタグ情報を発行・転送できるので、空港でチェックインカウンターに並ばずともバゲージタグ情報を預け入れ手荷物に表示できる。リモワ エレクトロニック タグに対応した航空会社および空港であれば、カウンターに立ち寄ることなく荷物をドロップオフカウンターに置き、そのままセキュリティチェックに向かうことができるという。

 現在、ルフトハンザ ドイツ航空の「ルフトハンザ アプリ」がリモワ エレクトロニック タグに対応しており、バゲージタグ情報を発行可能。フランクフルト、ミュンヘン、シュトゥットガルト、ミラノ空港でサービス提供を行なっており、段階的にそのほかの空港にも拡大していくという。

ルフトハンザ アプリでチェックインして、バゲージタグを発行する
タグ情報をリモワ エレクトロニック タグに転送
無事転送された
ルフトハンザロゴが入っている
画像を表示することも可能。現時点ではグレースケール画像になる

 また、12月からはエバー航空でも運用を開始するとのことで、ユナイテッド航空でも運用開始に向けて試験を行なっているとのことだ。

 発表会では作家/航空ジャーナリストの秋本俊二氏がトークショーを実施。リモワ エレクトロニック タグが導入されることによって得られるメリットなどを語った。

作家/航空ジャーナリストの秋本俊二氏によるトークショーを実施

 また、リモワストア 東京 表参道では、リモワ エレクトロニック タグ搭載製品発売に合わせ、11月18日~12月25日に「PIONEERING SPIRIT KNOWS NO LIMIT展 ~限界なきパイオニア スピリット~」を開催。1950年製のリモワ スーツケースなどリモワの歴史を簡単に振り返ることができるような展示を行なっている。

リモワストア 東京 表参道で「PIONEERING SPIRIT KNOWS NO LIMIT展 ~限界なきパイオニア スピリット~」を開催中