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パナソニック、メガホン型の音声翻訳サービス「メガホンヤク」を提供

空港や観光地などの利用を想定、日本語を英語、中国語、韓国語に翻訳

2016年12月20日 提供開始

 パナソニックは、メガホン型翻訳機を活用する多言語音声翻訳サービス「メガホンヤク」を12月20日から法人向けに提供する。翻訳に対応する言語は日本語、英語、中国語(普通話)、韓国語。

 サービスで利用する翻訳機には約300の定型文を登録、頻繁に変更が想定される数字などの単語を含む文章は、いくつかのパターンから選択できるワード選択機能にも対応し、全体で約1800パターンの文章が利用可能。そのため、誘導や非常アナウンスといった正確な翻訳が求められる場面でも安心して活用できるとしている。ただし、自由文翻訳には非対応。

 要望により、あらかじめ登録した文章以外にもユーザー専用の文章を追加が可能。また、メンテナンス時は無線LAN経由でインターネットに接続し、クラウド経由で定型文追加やソフトウェア・アップデートができるという。想定されるユーザーは空港、駅、ホール、スタジアムなどに関係する事業者。機器のメンテナンスを含めたサービスとして提供するため、機器単体の販売はしない。原則5台以上、36カ月契約で提供し、提供価格はオープンプライス。

 使い方は、通常の拡声器と同じようにボタンを押しながら音声入力すると、瞬時に音声照合と翻訳を行ない、そのあとで拡声ボタンを押すと、日本語、英語、中国語、韓国語の順に音声が出力される。出力する言語や順番は選択可能。また、通常の拡声器としても利用できる。

 メガホン部のサイズは160×251mm(ホーン口径×全長)で、乾電池を含まない質量は約1130g。スピーカー電力は定格6W、最大10W、持続時間は最大音量で約6時間。電源は単3乾電池を6本使用する。翻訳制御部は別動作となっており、パナソニックが選定したスマートフォンを組み込んで利用。翻訳制御部はスマートフォンに内蔵の充電池にて動作する。