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フィンランド政府観光局、「フィンリラックス」「ストップオーバーフィンランド」を訴求

秋のダブルオーロラの紹介も

2016年9月8日 開催

秋のフィンランド。湖面にオーロラが映るダブルオーロラ

 フィンランド政府観光局は9月8日、都内においてフィンランドの新たな魅力を紹介する説明会を報道向けに開催した。フィンランド政府観光局は、“Visit Finland”としてフィンランド観光を訴求するWebサイトを展開しており、説明会ではその新たな取り組みとして、「フィンリラックス」「ストップオーバーフィンランド」が紹介された。

 説明会の冒頭、フィンランド大使館 報道・文化担当参事官 マルクス・コッコ氏が挨拶に立ち、母国で過ごした夏休みを紹介。コッコ氏は、フィンランドは静かで広大で、ある意味メガシティである東京とは対比をなすとし、妻の故郷であるイマクラで撮影した写真を紹介した。

 説明会の概略については、Visit Finland グローバルセールス プロモーション ヘッドのヘリ・メンデ氏が説明。その中で、秋であれば湖面にオーロラが映り込むダブルオーロラが紹介された。メンデ氏は、フィンランドを「1つの国を挟んで隣り合った国。その1つの国はロシアで広大ですが」と紹介し、日本とフィンランドの近さを強調していた。

フィンランド大使館 報道・文化担当参事官 マルクス・コッコ氏
Visit Finland グローバルセールス プロモーション ヘッド ヘリ・メンデ氏

 フィンランドの各地域と見所に関しては、Visit Finland 日本代表である能登重好氏が担当。フィンランドがユーロ圏に属し、人口約550万人であること、森林が多い地域であることなどを冒頭に紹介。森林の多い国としては、スウェーデン、日本、フィンランドの順だという。

 その能登氏は、フィンランドを4つの地域に分けて紹介。また、フィンランドのコントラストの高い四季についても言及していた。

Visit Finland 日本代表 能登重好氏
フィンランドの紹介
フィンランドの見所
主な4つの地域
フィンランドの四季

 今回の新しい取り組みである、「フィンリラックス」については、Visit Finland フィンリラックス プログラムマネージャー キティ・ハッキネン氏が紹介し、フィンランドがいかにリラックスできる国であるか説明を行なった。

Visit Finland フィンリラックス プログラムマネージャー キティ・ハッキネン氏
フィンランドは純粋な自然を持つという

 もう1つの取り組みである「ストップオーバーフィンランド」とは、アジアから見た場合、フィンランドはヨーロッパへの玄関口にあたり、フィンランドのヘルシンキ・ヴァンター国際空港での乗り換えが便利なことから、ヘルシンキへの立ち寄りを訴求するもの。こちらについては、日本とフィンランドを結ぶ航空路線を提供しているフィンエアー 日本支社長 永原範昭氏が紹介。フィンエアーは、日本の4都市とヨーロッパの60都市をヘルシンキ経由で結んでおり、ヘルシンキでの立ち寄りは地理的にも遠回りにならないという。

 そのヘルシンキでの立ち寄りプランについてはメンデ氏が説明を行なったが、最短5時間から最長5日間まで追加料金なしで途中降機ができるフィンエアーのサービスを利用したストップオーバープランを提案。Finland Toursでは、日本語Webページを用意して、それらのパッケージツアーを紹介している。

フィンエアー 日本支社長 永原範昭氏
航空路
最新機材
ストップオーバーパッケージの例

 フィンエアーはエアバスの最新機種である「A350 XWB」シリーズのA350-900型機をすでに欧州で運航しているが、これを日本路線に投入していくという。永原支社長は「10月の13日と14日は成田路線にA350 XWBを投入する」といい、今後の日本路線本格運航に先駆けた運用を行なうとした。