塔の内部も見せてくれる。中心には資材運搬用の手動巻き揚げ機が残っていた。これは塔で唯一の機械だ。塔内部には円柱上のおもりがあるが、これは塔頂上から引き込まれた空中線と繋がっていた。塔と塔を結ぶ空中線は1辺が300mあるため風の影響を受けやすい。そこで風によって線がたるんだときの伸びしろとして塔内に線が引き込まれていて、そのテンションを保つためにおもりが設けられていたのだ