トピック
予約サイト「Hotels.com」を国内出張に活用してみた
インバウンド需要に対応し、国内提携ホテルが増加中
(2015/11/20 00:00)
国内ホテルが充実し、国内出張に活用できるホテル予約サイト「Hotels.com」
筆者は、イベント取材などで年に数回海外に出張しているが、そういった場合の渡航先でのホテル予約には、海外発のホテル予約サイトを利用することが常だ。筆者のようにフリーランスで仕事をしている場合、出張時の航空券やホテルの予約は自分で行なわなければならないことがほとんどで、海外発のホテル予約サイトなら予約できる宿泊施設数が充実しているのに加え、大手旅行代理店経由で予約するよりも格安な場合が多く、出張時のコストを抑えられるという意味でも非常に重宝している。ただ、海外資本ということもあって、海外のホテル予約には非常に便利な半面、日本でのホテル予約にはあまり強くないことが多く、国内でのホテル予約で活用することはこれまでなかった。
しかしここ数年、海外発のホテル予約サイトが、日本で予約できる宿泊施設数を大幅に増やすなど、サービスを大きく拡充している。その原動力となっているのが、訪日外国人観光客の増加だ。世界各国で人気の高まっている日本への旅行に対応するために、日本でのサービスを拡充することは当然の流れと言えるだろう。
そして、日本で予約できる宿泊施設数が増えているということは、日本に住む我々が国内旅行する場合にも、便利に活用できるということでもある。実は筆者は、11月上旬にちょうど博多に出張する予定となっていた。そこで、アメリカを拠点とするホテル予約サイト「Hotels.com」(http://jp.hotels.com/)を利用してホテルを予約し、国内出張に活用してみることにした。
10泊すると1泊無料! 充実した検索機能で目的のホテルを見つけやすい
今回の博多出張の目的は、11月9日に行なわれた博多でのイベントを取材するというものだった。イベントの開始は朝10時だったため、東京からでも当日早朝の飛行機で移動すればなんとか間に合うスケジュールではあったが、前日に福岡空港から博多入りして1泊することにしていた。
これはどんな仕事でもそうだが、ギリギリでスケジュールを組んでいると万が一のときに対応できないからだ。大切な仕事であればあるほど、余裕を持ってスケジューリングしておきたい。また、前日に博多入りできれば、下見ができるほか、夜には現地でおいしいものを食べる、ということもできる。筆者はフリーランスのため大抵は一人飯なのだが、組織人であれば取引先と会食などを行なう余裕もできるだろう。
今回予約に使用したHotels.comは、PCやスマートフォンを使い、インターネット経由でホテルの予約を行なえる、オンライン予約サイトだ。日本では2008年よりサービス提供を開始しており、予約サイトの日本語化はもちろん、日本語での24時間365日の電話サポートを提供するなど、日本に向けた事業にもかなり力を入れている。海外発のオンライン予約サイトとしては珍しく、コールセンターでの電話予約サービスを行なっているという点も特徴の1つ。もちろん電話予約も日本語でOKなので、インターネットでの予約に不慣れな人でも安心して利用できる。
インターネットでの予約時には、宿泊日や宿泊地を入力してホテルを検索するのが基本だが、自分の目的に合ったホテルを簡単に検索できるよう、さまざまな絞り込み検索機能も用意。例えば、ホテルのランクを示す星評価は星1つから5つのなかから指定できるし、宿泊料金の上限と下限も自由に設定可能。実際の利用者の5段階評価の平均値からも検索できる。
企業の出張では、宿泊時の料金上限が決められている場合もあるため、宿泊料金による絞り込み検索機能は特に便利に活用できるだろう。また、地図上に検索で絞り込んだホテルを表示する機能も用意されているので、空港や駅からの利便性も同時にチェック可能。これら絞り込み機能を活用することによって、数多くのホテルから目的に合致するホテルを簡単に見つけ出せるようになっている。
予約したホテルは、ホームページで簡単に閲覧できるため、宿泊管理も非常に手軽だ。未宿泊の予約ホテル、宿泊済みのホテルの履歴、キャンセルしたホテルなどを表示できるので、今後や過去の宿泊予定を簡単にチェックできる。予約時に宿泊料金を支払った場合には、宿泊履歴から領収書も簡単に作成できるので、ビジネスでの利用も安心だ。
さらにHotels.com独自のサービスと言えるのが、「Hotels.com Rewards」だ。Hotels.com Rewardsは、Hotels.comの会員プログラムで、さまざまな特典を用意。なかでも目玉的な特典となるのが、10泊宿泊すると次回以降の1泊分が無料になるというものだ。実際には、10泊分の宿泊料金の1泊分の平均金額が、次回以降の宿泊料金から割り引きされるという特典だが、お得に宿泊できるという点でかなり魅力的なサービスと言える。しかも、この割り引き特典は、利用できる宿泊時期やホテルの制限が一切なく、好きな時に、好きなホテルで利用できるという点も、その魅力を高めている。
このほかにも、宿泊数に応じてシルバー、ゴールドと会員ランクが上がるようになっており、上位ランクになるほどお得な割引クーポンが発行されたり、会員限定のシークレットプライスが利用できたりするようになるといった特典も用意。こういったお得なサービスが充実しているという点も、Hotels.comの大きな魅力だ。
スマホアプリで簡単ホテル予約
ところで、最近ホテル予約サイトが特に力を入れているのが、スマートフォンを利用した予約サービスだ。スマートフォンの利用率が高まったこともあり、より手軽にホテルを予約できるように用意されているものだ。Hotels.comもスマートフォン用アプリ(Android用およびiOS用)を用意しており、PCで予約する場合と同等の検索機能を活用してホテルの予約が可能となっている。
また、スマートフォンアプリでは、現在地周辺のホテルを検索する機能も用意されている。この機能は、当日に急遽宿泊する必要が発生した場合などに便利に活用できる。このほかにも、スマートフォンアプリ専用クーポンや割引料金なども用意されており、スマートフォンでの予約サービスに特に力を入れていることが伝わってくる。
今回の博多出張のホテル予約には、このスマートフォンアプリを使ってみることにしたが、手順は非常に簡単だった。アプリを起動し、PCで予約する場合と同様に宿泊日時と宿泊地を入力して検索。もちろん、宿泊金額などで検索結果の絞り込みも可能。あとは、検索結果から金額や場所などを考慮しつつ予約手続きを行なうだけだ。
PCでの予約に比べて、一度に画面に表示される情報量はやや少ないと感じるが、検索結果にはホテル名と料金、ホテルの外観写真、検索地域の中心地からの距離などが表示され、実際に使ってみても不便さを感じることはなかった。
今回は、宿泊予算は1万円未満で、取材イベントが博多で行なわれることや、駅からの距離も考慮し、福岡市天神の「ホテルマイステイズ福岡天神」をチョイス。宿泊料金は税込み7500円だったが、今回はスマートフォンアプリ用のクーポンを使ったので、6869円で宿泊できた。宿泊日が日曜だったこともあるが、なかなかの安さで予約できたのはかなりうれしかった。
当初は、海外発のホテル予約サイトということで、国内のホテル予約だと施設数が少なかったりして、「部屋を取るのが難しいのでは?」と考えていた。しかし実際には、豊富な施設が検索で表示され、国内のホテル予約サイトと比べて劣るという印象はなかった。11月は福岡方面は観光旅行客で多くのホテルが満室になっているところ、宿泊日が日曜だったことを考えても、問題なく予約できたのは、充実した提携ホテルを確保できているからだろう。
ホテルへの移動も迷うことなし
当日の東京から博多への移動には、飛行機を利用。筆者は普段ANA便を利用することが多く、マイルも溜めているため、今回もANA便を利用し、「ビジネスきっぷ」というチケットで予約を取った。ANAは、「特割」という割引運賃も設定しているが、そちらは予約の変更が不可となっている。それに対しビジネスきっぷは、運賃はやや高くなるものの、自由に予約の変更が可能なので、予定が変更になっても安心。今回は、イベント取材が何時に終了するか読めなかったこともあったので、ビジネスきっぷを選択したわけだ。
なお、Hotels.comはホテル予約に特化している。移動手段と宿泊がセットになったパッケージ旅行感覚での予約は行なえないため、航空券の予約は別途行なう必要がある。今回も、航空券の予約はANAのWebサイトで行なった。とはいえ、これは不便ということはなく、移動手段を自由に選べるという利点に繋がる。飛行機移動だけでなく、鉄道移動やクルマ移動にも対応できるので、ホテル予約のみという点が、使い勝手のよさに繋がる場面も少なくない。
ところで、筆者はこれまで福岡に行く機会がほとんどなく、今回は約20年ぶりの訪問だった。そのため、現地の土地勘が一切ない。もちろん、スマートフォンがあれば、地図の表示や目的地までの経路検索も難しくないので、土地勘のない場所でも大きな不安はない。しかもHotels.comなら、予約時の確認メールにホテルの場所を示したGoogle Mapsへのリンクが埋め込まれており、瞬時に場所や経路を確認できるのがうれしい。実際に、福岡空港到着時に、スマートフォンでホテルまでの経路を検索し、地下鉄や駅からの道順を確認。迷うことなくホテルにたどり着くことができた。
今回宿泊した、ホテルマイステイズ福岡天神は、天神駅から徒歩5分ほどで到着する利便性の高さに加え、アメニティの充実や、無線LANに加えて有線LANが部屋に用意されている点など、ビジネス利用にかなり便利と感じた。また、建物や部屋も非常に綺麗で、観光旅行での利用にもお勧めだ。
雨で屋台を満喫できなかったのは残念も、もつ鍋は大満足
ホテルにチェックインし、少しゆっくりしたら、お楽しみの博多での食事だ。博多と言ったら「やっぱり屋台で餃子やラーメンでしょ!!」、ということで、まずは屋台のお店探し。ただ、その時点でいろいろと問題が発生。まず、博多の屋台は多くが日曜定休だという事実。博多に移動したのは日曜なので、この時点で屋台での食事はかなり限られるという状況だったのだ。これは、福岡の土地勘があれば分かっていたことだとは思うが、筆者は当日までその事実を知らず、現地に行ってから愕然としたのであった。
さらにわるいことに、当日の博多は、夕方ぐらいから激しい雨に見舞われてしまった。博多をよくご存じの方ならお分かりかと思うが、博多の屋台は雨が降ると開店を見合わす店が多いのだそうだ。つまり、日曜で雨、という最悪の状況だったわけだ。そのため、普段なら多くの屋台で賑わっている天神の駅周辺では、屋台がほとんど開いていなかった。
というわけで、やむなく屋台を諦め、天神の人気もつ鍋店「元祖もつ鍋楽天地天神本店」でもつ鍋をいただくことにした。筆者が東京で行くもつ鍋店では、醤油味、味噌味など、いろいろな味のもつ鍋が出されているが、この楽天地は醤油味のみ。聞くと、基本の醤油味一本で勝負しているとのこと。出てきたもつ鍋は、キャベツやニラが想像以上に山盛りとなっていて、非常に豪快。火を入れると野菜がいい感じに煮込まれ、あっさりとした醤油味スープともつの味わいが合わさり、これまで東京で食べていたものとは違う、格別な味わいだった。
また、もつは一度に煮込むのではなく、半量は仕上がり直前に鍋に入れることで、煮込まれたもつとやわらかいもつを同時に味わえるというこだわりよう。締めのちゃんぽん麺も合わせ、大満足な夕食だった。余裕があればこのあとにラーメンも、と思っていたのだが、もつ鍋はかなりのボリュームで、締めのちゃんぽん麺も食べたのでその余裕はなく、この日はそのままホテルに戻ることにした。
大満足の夕食だったこともあって、そのまま気分よく就寝。翌日の朝からの取材もつつがなく終了し、夕方前の便で東京へと戻ったのだった。
さらなる提携ホテルの充実で、国内でも定番予約サイトにできそう
今回Hotels.comを国内出張のホテル予約に使ってみて、海外発のホテル予約サイトとはいえ、日本でも便利に活用できることが分かった。現時点では提携ホテルが東京、大阪、名古屋、福岡など主要大都市に集中しており、地方旅行での利便性はもう1つという印象もあるが、年々提携ホテルが増えているとともに、訪日外国人観光客の増加に合わせて日本市場には特に力を入れているそうで、今後は提携ホテル数も大幅に増え、地方旅行でも便利に利用できるようになってくるだろう。
実際に利用してみた、大都市圏でのホテル予約には問題なく活用できると感じたので、出張時のホテル予約には現時点でも十分に活躍しそうだ。そしてなにより、10泊すると1泊分が無料になる魅力的なサービスや、豊富な割引きサービスの用意など、お得に宿泊できる魅力も満載。今後、国内提携ホテルも一気に充実していくようなので、Hotels.comは海外だけでなく国内においても、定番予約サイトとして利用をお勧めしたい。
2016年は日本を最重要地域として注力していく
今回、実際にHotels.comでホテルを予約して出張を体験したが、それに合わせて、Hotels.comの日本地区マーケティングマネージャーである生駒千絵氏に、日本での取り組みについて話をうかがった。
――Hotels.comの特徴を教えてください。
生駒氏:Hotels.comは、1991年にコールセンターのホテル予約業者として始まりました。その後、オンライン旅行予約サイトのExpediaと一緒になって、オンラインのホテル予約サイトへとして本格参入していきました。そのため現在でも、フリーダイヤルのコールセンターを用意していまして、24時間365日いつでも電話でホテルの予約が可能となっています。
日本でのサービスは2008年から開始しました。その時点で、Webサイトの日本語化だけでなく、日本語で対応できるコールセンターも用意されていました。日本は、グローバルと比べてもコールセンターの利用割合が高い国なんです。コールセンターの拠点は日本にはないのですが、常に日本人スタッフや日本語のできるスタッフがいる体制となっています。ですので、24時間365日、電話でホテルの予約からサポートまでが可能となっています。
――サービス面での特徴としては、やはり「Hotels.com Rewards」の10泊で1泊無料、という部分が注目されているように思いまが、それ以外のものも含めた、Hotels.comのサービス面での特徴にはどういったものがありますか?
生駒氏:Hotels.com Rewardsの10泊で1泊無料のサービスは2008年に始まったのですが、競合他社にはない大きな差別化ポイントになっていると思います。特に日本では、コーヒーチェーンをはじめ、さまざまな業種で同様のポイントサービスを提供しているところが多いですので、メリットが分かりやすく伝わると思っています。もちろん、日本だけのサービスではなくて、全世界で行なわれています。
それ以外には、毎週お得なセールを行なっています。そのセールには、日本をターゲットにしたものやアジアをターゲットとしたもの、全世界をターゲットとしたものと、さまざまなものを用意していますので、お得にホテルを予約していただけます。また、日本の方の旅行がピークになるような時期に合わせて、人気の地域をターゲットとしたセールを実施したり、最近ではモバイルだけのセールやクーポン配布なども行なったりしています。このような、地域や手段に合わせてきめ細かいセールを実施しているという点も、競合他社にはない特徴だと思います。
さらに、Hotels.com Rewardsの会員になって、1年間に10泊するとシルバー、30泊するとゴールドに会員ランクが上がっていくのですが、上位ランク向けの、さらにお得なセールやクーポンも用意しています。
――きめ細かいセールが用意されている点は魅力的ですが、利用者側からすると、いつならお得に予約できるのか見極めが難しいと感じる面もあるかもしれません。セールの情報はどういった形で入手できるのでしょうか?
生駒氏:我々は、サマーセールやウインターセールというように、四半期ごとの定期的な大きなセールを開催しています。細かなセールについては、ニュースレターとしてメールで配信したり、Facebookなどで随時提供したりしてしています。
ですので、まずはニュースレターを購読してもらうと、セールの情報をいち早く入手できると思います。ニュースレターを購読している方には、四半期ごとのセールについては、先行アクセスも行なえるようになりますし、ニュースレター購読者のみがアクセスできるシークレットセールというものも用意していますので、お得だと思います。
――先ほど、モバイルだけのセールがあるというお話しがありましたが、最近ではモバイルにはかなり力を入れられているのでしょうか?
生駒氏:今、Hotels.comで予約していただいている方のうち、3人に1人がモバイルからの予約になっています。また、モバイル予約のうち70%ほどが前日または当日予約です。今後は、モバイルの利用者がさらに増えると思っていますので、モバイルにはかなり注力しています。Hotels.comアプリも5000万ダウンロードを突破していますし、ぜひとも使っていただきたいです。
モバイルとPCとの違いは、ほとんどありません。UIはPC、タブレット、スマートフォンそれぞれに異なるものとなっていますが、検索して出てくるホテルはどちらもまったく同じですし、絞り込み検索機能も同等です。もちろん、PCではPCのよさが、モバイルにはモバイルのよさがあります。モバイルなら、通勤中にサッと調べたりするのに便利ですが、PCなら家族でゆっくり比較検討できるという魅力があると思いますので、使いやすい方を使っていただければと思います。
――Hotels.comを利用される方のうち、ビジネス利用と観光旅行での利用の割合はどの程度でしょうか?
生駒氏:Hotels.comは競合他社に比べると、どちらかというとシンプルな宿泊プランを用意しています。1つの宿泊施設で沢山のプランが表示されることはありませんので、シンプルに安く泊まりたいというビジネス用途ではかなり使いやすいと思います。
ただ、ビジネス用途に特化しているというわけではありません。正確な数字は分かりませんが、第三者機関の調査では、ビジネスと観光の割合はほぼ半数といわれています。また、男性と女性の比率も半数という調査もあります。Hotels.comでも、“ナンパグ”(「何泊する?」x「パグ犬」)という犬のキャラクターを使って、女性の旅行をターゲットとしたページを用意していたり、家族旅行で求められる要素を検索フィルターにも取り入れたりしていますので、プライベートの旅行にも便利に使っていただけると思います。
――Hotels.comは海外発の予約サイトですので、やはり予約できる施設数は海外の方が中心というイメージがありますが。
生駒氏:確かに、最も大きいシェアを占めているのは海外の施設ですが、日本の施設も年々増えています。日本国内でのホテルのセールスチームは、2015年1月から10月までの間に人員が倍に増えまして、今後さらに倍増させる予定です。それによって、現在では東京や大阪、京都など大都市圏の宿泊施設が中心ですが、今後は地方の施設数を充実させていく計画です。
オフィスは東京、名古屋、大坂、福岡にありますが、2016年には沖縄と北海道にも開設予定です。そして、ホテルだけでなく提携旅館も増やしていく計画です。これによって、訪日外国人観光客はもちろん、日本での国内旅行需要にも対応していけるように体制を整えています。
――Hotels.comとして、現在特に力を入れている地域はありますか?
生駒氏:現在は、アジアが特に伸びているので力を入れています。特に日本、台湾、タイは2016年の重要マーケットとして力を入れることになっているのですが、さらにその中でも日本は最も注力する地域に選ばれました。ですので、2016年は宿泊施設数も拡充しますし、ユーザーのみなさんへのサービスも注力する計画です。
――海外発のホテル予約サイトを利用される方が懸念するのが、サポート部分だと思います。電話対応も含めて、どのようなサポート体制を取られているのでしょうか?
生駒氏:コールセンターは北京とクアラルンプールに用意していまして、日本国内にはありません。しかし、日本人スタッフを常に置いていますし、現地スタッフの場合でも日本語ができるだけでなく、日本人に人気の旅行先の情報を把握していたり、きちんと敬語が使えるようにトレーニングもしています。
また、渡航先でのトラブルにも対応できるように、国内ではフリーダイヤル、海外からは電話料金無料ではありませんが03で始まるサポート番号を用意していて、24時間365日対応できる体制を整えています。この電話番号は、予約時に送られる確認メールに記載していますので、何かトラブルがあった場合でも安心していただけると思います。
協力:Hotels.com