トピック
SUV専用プレミアムタイヤで癒やしのドライブ旅。静粛性に優れる「ALENZA LX100」で訪れたラグジュアリーな軽井沢ステイ
- 提供:
- 株式会社ブリヂストン
2022年8月10日 06:00
自動車媒体界隈にいると、近年は日帰り仕事で訪れることが当たり前になっていた軽井沢。泊まったのは何十年ぶりだろうか。新幹線や上信越自動車道の充実した今でも、軽井沢は都心から少し離れた避暑地であることに変わりはないのだが、普段から国内であれば日帰りが当然という極端な生活を送っている特殊な僕にとって、今回体験した現代の軽井沢の高級リゾートはなかなか衝撃的だった。
日常から完全に切り離され、まるで異国に迷い込んだかに思える空間ながらも、至れり尽くせりの食事があり、静寂に包まれた客室ありと、心のなかがスッと洗い流されて、肩の力が自然と抜けていくかのようなリラックス感を得られる。
そのシチュエーションにどこか似ているのが、ともに旅をしたボルボの最上級SUVであるXC90と、ブリヂストンのSUV専用設計のプレミアムタイヤ「ALENZA(アレンザ)」の組み合わせだ。ALENZAには運動性能を重視したスポーツ寄りの「001」と、静粛性が高くコンフォート性能重視の「LX100」という2つのラインがあるが、XC90に装着したのは後者のLX100。
優雅さを体現した乗り味のXC90に、快適性や静粛性に特化したLX100のコラボレーションは、至れり尽くせりのファーストクラスに乗っているかのような感覚に陥る。もちろん、運転はするのは自分だが、それがまったく苦にならない。
いつもより贅沢な旅をプレミアムタイヤが心地よく演出する
いつもなら気になる荒れた路面を見事に吸収し、そこから車室内に飛び込んでくるはずの音までもシャットアウトすることは、実はそう簡単なことじゃない。現代のSUVはどれも重量級で、それを支えるには頑丈なタイヤが必要になってくるからだ。すると無骨になり、ゴロゴロとした感触になるのは誰でも想像が付くところだろう。
最近ではタイヤの特許を多く有していることが話題になったブリヂストンの技術は、そんな無理難題を克服。LX100は頑丈でしっかりと走りながらも、騒音を消して凹凸を吸収してみせてくれたのだ。これまで、セダンやミニバン向けに展開しているプレミアムタイヤ「REGNO(レグノ)」でこうした世界観を見せてくれていたブリヂストン。だが、時代が変化し、SUVがかつてのセダンのようにスタンダードとなった現代にキチンと合わせてきたところはさすがだ。
考えてみればSUVの進化もかなりのものだ。かつて4WDでリゾートに向かうといえば、エンジンはガラガラと音を立てて、ボディはミシミシユサユサ。乗り心地なんて二の次だったことを思い出す。高速走行を苦手としてクルージングも不得手。ワインディングロードに来れば、登坂車線のお世話になることもしばしばあったと記憶する。
だが、現代のボルボ XC90にはそんなイメージは皆無だ。静かで乗り心地もよく、しかも力強くてクルージングもおまかせ。エンジンもボディも足回りも地道に進化した現代のSUVに、かつてのイメージは皆無。技術者の苦労があってこそ、ここまで来られたのは間違いない。
この日の滞在先は、谷の集落に滞在するがコンセプトのラグジュアリーホテル「星のや軽井沢」。クルマ通りの多いエントランス付近の道から奥まった森のなかに1棟建ての客室が立ち並ぶ、大人のための隠れ家的立地の宿だ。
こうしたホテルでも、また裏での苦労が見えてくる。昨今の温暖化により軽井沢であっても避暑地であるとは言い難い状況になってきたと聞く。一般的なホテルではかつては要らなかったエアコンを投入することでそれに対処しようとしているが、ここではそれだけに頼ってはいない。水辺を作り、緑を多くして、直射日光をできるだけ避け、風通しのよさで対処。環境の作り込みを行なうことで、暑さに対して向き合っているように感じた。
これはどこか、ALENZA LX100に通じている。興味のない人から見れば黒くて丸いただのゴムなのだろうが、内部の構造から素材の組み合わせ、さらには溝の切り方まで含めて、ブリヂストンの開発陣が乗り味や音に対して真摯に向き合っているのだ。
すなわち、プレミアムとは多くの人々の緻密なまでの創意工夫から成り立っている。だからこそ心に響き、心地よく、心底疲れを癒してくれるのだろう。
撮影協力:ボルボ・カー・ジャパン、星のや軽井沢、鬼押・万座ハイウェー