トピック

初めての車中泊でゼッタイほしい快適・快眠アクセサリー。こだわりアイテムで軽バンはもうセカンドハウス!

N-VANとホンダ純正アクセサリーを使った車中泊の楽しみ方を軽バンライファーの森風美さんが紹介!

ビギナーでも楽しめる車中泊 with N-VAN

 慌ただしい日常を離れ、自然のなかでのんびり過ごすのは今人気の週末の過ごし方。キャンプではテントに寝泊りしますが、最近はクルマを自分好みにカスタマイズして車内で寝る「車中泊」をする人が増えています。

 まるでセカンドハウスのように快適に過ごせる車中泊は、実はアウトドア初心者にうれしいポイントがいっぱい! カスタマイズというとハードルが高く感じられますが、世の中にはたくさんの車中泊グッズがあり、誰でも気軽に車中泊が楽しめます。

 今回は、「はじめよう!ソロキャンプ」の著者であり、女性でも気軽に楽しめるアウトドアスタイルを発信している森風美(もりふうみ)さんに、ホンダの「N-VAN」と車中泊に役立つ純正アクセサリーを使った、ビギナーでもできちゃう快適な車中泊を教えてもらいました。

アウトドアライターの森風美さん。年間80泊するほどキャンプを愛し、女性でも楽しめるキャンプスタイルを発信している。「はじめよう!ソロキャンプ」(山と溪谷社)を出版するなど、女子キャンパーのライフスタイルモデルとしてはもとより、テレビ・雑誌・イベント出演など幅広い分野で活動している

大切なのは自分がリラックスできる空間を作ること

 今回おジャマしたのは千葉県柏市にあるキャンプ場「RECAMPしょうなん」(千葉県柏市片山275)。車中泊と聞くとサービスエリアや道の駅で寝るイメージがあるかもしれませんが、あちらはあくまで休憩・仮眠スポット。車中泊自体が禁止の場所も少なくありません。

千葉県柏市の「RECAMPしょうなん」は都内から近く、家族や初心者に優しいキャンプ場

 私のお勧めは、キャンプ場やRVパーク(車中泊専用の施設)に泊まること。トイレやシャワー、ときには温泉施設があって、初心者でも快適に車中泊できます。特にキャンプ場は車外に椅子やテーブルを持ち出して自然のなかでまったり過ごせるので、休日のアクティビティにぴったりです。

 今回車中泊するクルマは、ホンダの「N-VAN +STYLE FUN・Honda SENSING」です。コンパクトな軽自動車は取り回しが楽で、狭い小道にも入ることができるのでストレスなく目的地に向かえます。

丸目のヘッドライトがかわいくおしゃれな「N-VAN +STYLE FUN・HONDA SENSING」。元気いっぱいのイエローカラーが自然の風景に映える

 私は普段からキャンプだけでなく、車中泊仕様にカスタマイズした愛車で「軽バンライフ」(軽バンで車中泊を楽しむライフスタイル)を送っているのですが、N-VANのようなバンタイプのクルマはコンパクトに見えて車内空間が広くて、車中泊にはぴったりなんです。

 今回持ってきた車中泊の道具がこちら。キャンプと比べるとテントやタープといった荷物がないのでかなりコンパクトですね。

積んでいるのはソフトクーラーボックス、チェア、テーブル、寝袋、クッション、ブランケット、ラグ、ポップアップ式ゴミ箱、ギアコンテナ、ポータブル電源(LIB-AID E500)、エアマット(N-VAN用クイックエアマット シングルタイプ)など

 キャンプサイトに到着したら、快適に車中泊できるように車内を整えます。まずは車中泊の要、寝室作りからです。快適に車中泊するには、何よりもまず寝心地のよいベッドを作ることが大切です。

 N-VANは、純正アクセサリーの「マルチボード(ラゲッジ用+リア用)」を装着して、助手席の背もたれを倒せば1人分のフラットな空間が生まれ、あとは「クイックエアマット」を敷くだけで寝室ができあがります。マットは10cm以上の厚みがあるので、車中泊に慣れていない人でもぐっすり眠れるはずです。

足踏みポンプで簡単に膨らむクイックエアマット。1分もかからずに完成
しっかりと空気を入れると約10cmの厚みになる。寝心地もよさそう!

 ベッドができあがったら、続いてリビングに取り掛かります。サイドオーニングを広げて日よけを作れば、夏の日差しや突然の雨など、天候の変化にいつでも対応できます。

クルクルと回すだけで出てくるカーサイドオーニング

 あとは持ってきた道具を使いやすいように配置していきます。このレイアウトを考えるのも車中泊の楽しさ。リビングにテーブルと椅子を並べて、寝室にお気に入りのラグを敷いてメイキング。「マルチボード」の下のスペースにバスケットを入れるなど、自分が使いやすい動線をイメージしながら並べるのがお勧めです。

アウトドア用のテーブルと椅子を準備
お気に入りのラグとクッションで安心して眠れる
リビングからアクセスしやすい「マルチボード(リア用)」の下には野外調理で使うホットサンドメーカーの入ったバスケットを
車内の「有孔ボード」はマグネットが付くので、磁石つきの小物入れにヘアゴムを入れたり、S字フックをかけてコップ置きにしたり

 楽しく並べていくだけで素敵なセカンドハウスが完成しました! のんびり本を読みながら過ごしてもよし、コーヒーや紅茶を淹れて山の音に耳を傾けたり、散策してみたりもよし。過ごし方は自分次第! 近くの道の駅に寄って地場野菜で料理を作るのも楽しいですよ。

設営を終えてホッとひと息

 日中にお昼寝をする場合は、網戸の役割を果たしてくれる「テールゲートメッシュ」があると、風が通ってより快適な車内時間を過ごせます。ちなみに、夏の車中泊はちょっと暑いので、緯度か標高が高いところへ行くのがお勧めです。

夏に快適に過ごすための「テールゲートメッシュ」。小さめの出入り口も付いています

車中泊をもっと楽しく! コンパクトな車内を過ごしやすくするアイテム

 車中泊で大事なのは、コンパクトな車内スペースを上手に使ってあげること。自分でカスタムする人もいますが、今回は初心者でもすぐに車中泊が楽しめる便利なホンダ純正アクセサリーを中心に、さらに過ごしやすい車内へカスタムするヒントをご紹介します。

差し込むだけで設置できる「簡易テーブル」
朝起きてメイクをするのにもぴったり
「有孔ボード」や「ルーフインナーサイドパイプ」を活用した車内。荷物の整理にはギアコンテナも積んでおくと便利

 私のクルマにも取り付けている「ルーフインナーラック」は車中泊にとっても便利。コンパクトな軽バンですが、室内の高さを活かして天井収納ができます。先ほど「マルチボード」の下に入れたバスケットのものは一度車外に出ないと取り出せないので、着替えなど車内で使いたいものを収納するときにお勧めです。

 取り付けには「ルーフインナーサイドパイプ」が必要なのですが、こちらも洋服をかけたりタオルを干したりと使い方は無限大。私は普段、シートポケットを吊り下げてさらに収納スペースを増やしています。

「ルーフインナーサイドパイプ」はハンガーを使ってシワをつけたくない洋服をかけるのにお勧め
「ルーフインナーラック」は下からも荷物の場所が分かりやすく、好きな場所にランタンが吊るせます

 さらに運転席の上部も有効利用。「ルーフコンソール」を取り付ければ、車内でなくしがちなメイクポーチや、車中泊旅のときにすぐに取り出したい銭湯セットをしまっておけます。中央にはティッシュを取り出せるスリットがついていて、箱をひっくり返して設置すると、片手ですぐにティッシュが取り出せるようになっています。花粉の季節にはありがたいです。

マスクやメイクポーチなど、すぐに取り出したい物を収納するのに便利

 夜になったら窓に「プライバシーシェード」を取り付けます。家のカーテンと同じように外からの目隠しになるし、朝日にジャマされずぐっすり眠れるアイテムです。夜に明かりを点けていると外から車内が丸見えになるので必ず装着しましょう。また、外気の影響を受けにくくなるので、多少の寒さや暑さを緩和してくれます。

吸盤式で着脱も簡単な「プライバシーシェード」
しっかり遮光すれば、朝まで安心して眠れる

 ちなみにこの「プライバシーシェード」は室内面が白色なので、モバイルプロジェクターを持っていけばそのままスクリーンとして投影して、車内で映画鑑賞ができちゃいます! ポップコーンを用意すれば、さながらプライベートシアター。車中泊の夜の過ごし方として、とってもお勧めです。

夜のキャンプ場は静かなのでボリュームに注意。消灯時間を守って楽しんでください

自分だけの空間にカスタマイズして、こだわりの車中泊を

 車中泊はアウトドアビギナーでも気軽に楽しめるアクティビティ。純正アクセサリーで快適な車内空間を作って、家にあるお気に入りのアイテムでより過ごしやすくカスタマイズすると、自分だけの素敵なセカンドハウスができあがります。

 ホンダアクセスが販売するこれらの純正アクセサリーは、すべてホンダのカーディーラー「ホンダカーズ」にて購入・取り付けできます。納車時に装着することもできますが、あとから欲しくなっても大丈夫。アクセサリー購入のみでも気軽に訪問してみましょう。

 こだわりポイントは人それぞれ、楽しみ方も人それぞれな車中泊。キャンプ場に行って自然のなかでリフレッシュするのもよし、観光を中心にプランを組んで、車中泊で早起きして朝市に行ってもよし。愛犬と一緒にお出かけするのにもお勧めです。素敵な車中泊ライフをスタートしてみませんか?

車中泊をする場合は事前に入念に下調べをし、施設のルールやマナーを守って楽しみましょう!

今回使ったN-VAN用ホンダ純正アクセサリー

マルチボード(ラゲッジ用):7万950円
マルチボード(リア用):3万1900円
有孔ボード:1万1550円
テールゲートメッシュ:2万2000円
簡易テーブル:1万4300円
ルーフインナーサイドパイプ:2万2000円
ルーフインナーラック:1万1000円
ルーフコンソール:1万8150円
プライバシーシェード:3万1900円