若林直樹のトラベルフォトギャラリー

足尾銅山(栃木県)

 足尾銅山は公害や鉱毒の被害などで、学校の授業で習った人も多いだろう。私もその1人で、子供のころに近くまで行くとまだハゲ山があったと記憶している。荒寥とした山々は今でも続く治山事業で緑が戻り、山はほぼ復活しているようだ。

 銅の産出量はピーク時で1200トンと言われ、坑道の総延長も1234mあるという。今は一部が開放されトロッコ電車で坑道の奥に入り、なかの坑道には人形を使い採掘の様子や仕組みが分かる展示がある。それを見ながら暗い坑道を歩いて見学できる施設になっている。

 外には当時のトロッコや運搬具、掘削機などがある。周辺には精錬所跡や共同浴場跡、住居や住居跡などが残されているので見て回るとよいだろう。

 アクセスはJR日光駅または東武日光駅から市営バスで53分。クルマならば日光宇都宮道路から日光市日光まで行き、国道122号で足尾方面に向かう。日光ICから30分ほどだ。

 江戸時代の通貨や寺院にそして日本の近代化に貢献した足尾銅山。また公害という負の遺産でもあるこの地を見て触れ、そういった歴史を感じることのできる場所だ。

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若林直樹(STUDIO海童)

雑誌、広告等の仕事の傍ら、ライフワークとして自然や癒される空間を求めて国内外を旅している。撮影対象はICチップからアフリカ象まで幅広い。デジタルカメラは1995年からコンパクトからプロ機までテストレビューに携わる。自宅ではフェレットをこよなく愛し、現在2匹と暮らしている。いつかフェレットの写真集を出そうと企み中。
Webサイトはhttp://kaido.sub.jp/