若林直樹のトラベルフォトギャラリー

新緑の小諸城址懐古園(長野県)

 長野県小諸市の懐古園は、小諸城の跡地にできた起伏に富んだ自然豊かな公園だ。小諸城の起源は平安時代に始まるが、戦国時代には入れ替わり支配が変わり、江戸時代には重要な地であるため譜代大名などが城主になり支配してきた。

 廃藩置県で旧氏族に払い下げられ懐古園と名付けられ、大正15年(1926年)に現在の公園になる。小諸駅(しなの鉄道、JR)に隣接しているためアクセスは良好で、クルマでも上信越道 小諸ICから20分で懐古園入り口近くの駐車場までいける。

 入り口には素敵な三門があり、公園は広く石垣が多く残る道や谷にかかる橋があり、また千曲川がすぐ横を流れ、それらを望む展望台があるなど自然豊かな公園だ。

 のんびり散策するにはとても楽しい場所だが、歩くのがつらい方はぜひ人力車で巡って見るのもいろいろ教えてくれるのでより楽しいだろう。

 併設してある小さな動物園もお気に入りだ。5月には桜や花々が咲き四季折々の自然を満喫できる。周辺には美味しい蕎麦屋があるなど楽しみはいろいろで、何度でも訪れてみたい場所だ。

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若林直樹(STUDIO海童)

雑誌、広告等の仕事の傍ら、ライフワークとして自然や癒される空間を求めて国内外を旅している。撮影対象はICチップからアフリカ象まで幅広い。デジタルカメラは1995年からコンパクトからプロ機までテストレビューに携わる。自宅ではフェレットをこよなく愛し、現在2匹と暮らしている。いつかフェレットの写真集を出そうと企み中。HPはhttp://kaido.sub.jp/