若林直樹のトラベルフォトギャラリー

新緑の金沢(石川県)

 金沢市は加賀藩前田家の拠点として栄えた城下町だ。東京駅から北陸新幹線で2時間半ほどで行けるようになり、とても身近になった観光スポットである。金沢市から足を伸ばせば能登半島や白川郷など楽しい場所はたくさんあり、中継基地としてもよい場所だ。今回は駅前にあるレンタル自転車を借りて街を巡ってみた。

 天気に恵まれたこの日は早朝に九重町市場に行き、「尾山神社」や新緑がきれいな「兼六園」でのんびりしたり、ノスタルジックな「にし茶屋街」「長町武家屋敷」などの街並みを散策したりと、加賀百万石がこの地で刻んだ歴史の一部を見ることができた気がする。

 町の狭いエリアに多くの史跡などの観光地があり気軽に楽しめる場所だ。残念ながら6月13日まで「石川緊急事態宣言」が発出され、不要不急の往来自粛を呼びかけている。今回紹介した以外にも見どころ満載のこの町に、新型コロナウイルスが収束したら訪れてほしい。

 画像を開いたあと拡大ボタンをクリックするとフルHD解像度で表示できます。

若林直樹(STUDIO海童)

雑誌、広告等の仕事の傍ら、ライフワークとして自然や癒される空間を求めて国内外を旅している。撮影対象はICチップからアフリカ象まで幅広い。デジタルカメラは1995年からコンパクトからプロ機までテストレビューに携わる。自宅ではフェレットをこよなく愛し、現在2匹と暮らしている。いつかフェレットの写真集を出そうと企み中。HPはhttp://kaido.sub.jp/