電車の走る桜街道（千葉県）

　今年の桜は例年よりも開花が早く、東京はもう散り始めている。新型コロナも収束せず、ゆっくり花見が今年もできない状況は悲しい。

　今回紹介するのは千葉県のローカル鉄道「いすみ鉄道」の路線沿いに点在する桜並木だ。ここは田園も広がるのどかな風景と菜の花もあり、そこに走る一両編成の車両がかわいらしく、鉄道ファンばかりでなく多くの人を魅了している。

　今回はクルマで訪れたが、いすみ鉄道で梯子乗車しながら見る回るのも楽しそうだ。電車はおよそ1時間に1本、1日12本あり、桜を見ることのできる駅は大原駅、国吉駅、大多喜駅、総元駅、西畑駅、上総中野駅など。それら駅をターゲットに計画を練り、電車を乗り降りしながら散策してみるとよさそうだ。

　いすみ鉄道はJR外房線大原駅に接続している。内房線の五井駅から小湊鉄道で終点の上総中野まで、そこからいすみ鉄道に乗り換える行き方もある。沿線のグルメ情報などもネットで多く紹介されており、組み合わせた旅にすれば楽しさ倍増だろう。