若林直樹のトラベルフォトギャラリー

府中市郷土の森の梅まつり(東京都)

 東京近郊の梅の花は、2月に入ると咲き始め、末から3月に入るころにピークを迎える。そして梅の花とともに草木が芽吹き、春を感じさせてくれる。

 府中市郷土の森では、約60種1100本の梅の花を見ることができる。太宰府天満宮から送られた紅白の梅もある。3月上旬には多くの木々が咲き、楽しませてくれている。私は初めての訪問だったが、梅の木の多さにビックリした。

 梅の花は桜のようにボリュームがあるわけではないが、ここの梅は私のイメージより多くの花を枝に付けているように感じる。だからか見応えがある。梅の人気スポットは各地に数多くあるが、ここは手軽に行けて素晴らしい梅を満喫するにはよい場所だ。

 梅ばかりではない。園内には江戸時代から昭和初期の復元建物8棟をはじめ、茶室や休憩所、そして食事のできる店や売店など充実している。地粉で作られたうどんはコシがあり美味しい。売店では園の梅で作られたお菓子などあり、お腹も満たしてくれる。博物館本館にはプラネタリウムや常設展示場などイベントもいろいろやっているので、Webサイトでチェックしていくとよいだろう。梅を見がてら子供の学習にもよい場所だし、外には広々とした広場や水遊び場所もあるので、家族でのんびりできる場所だ。

 クルマでのアクセスは中央道 国立府中ICから10分。無料駐車場があるので便利だ。電車の場合は京王線 府中駅や分倍河原駅からバスになる。歩きたい人は駅から20分ぐらいで行けるようだ。

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若林直樹(STUDIO海童)

雑誌、広告等の仕事の傍ら、ライフワークとして自然や癒される空間を求めて国内外を旅している。撮影対象はICチップからアフリカ象まで幅広い。デジタルカメラは1995年からコンパクトからプロ機までテストレビューに携わる。自宅ではフェレットをこよなく愛し、現在2匹と暮らしている。いつかフェレットの写真集を出そうと企み中。HPはhttp://kaido.sub.jp/