地元誌編集長の「ハワイ現地発」
【ハワイ現地発】ビッグアイランドの休日 Vol.1 マウナ ケア ビーチ ホテルで過ごした2日間
2026年10月5日 12:00
「旅をするならどこへ行きたい?」と聞かれたら、私は相変わらず「ハワイ島」と答える。1年半ぶりのバケーションの行き先は、ハワイ島だった。なぜなら、昨年久しぶりに訪れたときに、人も街もあまりに優しくて、すっかり大好きになってしまったから……!
オアフ島を飛び立ち、窓から見下ろせばモロカイ島、ラナイ島、マウイ島が次々と現われ、40分足らずでハワイ島のコナ空港(エリソン・オニヅカ・コナ国際空港)に到着。
この空港は10年近く前から段階的に改装が進んでいるが、屋外に建物が点在するスタイルは変わらず。タラップを降りて地上に立つと、「ビッグアイランドに来た!」と実感させてくれる。新しくなったのは、エアコンの効いた11・12番ゲートの待合エリア。ここを抜けると開放的な中庭があり、すぐに空港の出口へ。この動線も以前のままだった。
ロックフェラーが描いた「芸術と自然」のリゾート
前半の滞在先は、コハラコーストにたたずむ名門「マウナ ケア ビーチ ホテル」。1965年にアメリカの実業家で環境保護にも熱心だったローレンス・S・ロックフェラー氏が、「芸術と自然」をテーマに開発した、ハワイ島初の総合リゾート。
空港からクルマで約30分の溶岩台地に広がる敷地は約1800エーカー。ピンとこないので東京ドームに置き換えてみると約155個分。このなかに2つのホテルと2つのゴルフコースがあるのだから、壮大なスケールということが分かる。
変わったもの、変わらないもの
今回の目的の一つは、改装後のホテルを体験すること。2024年から2年をかけてこの春に大規模リニューアルを終えたばかり。コンセプトを保ちながら、どう変わったのか。
結論から言うと、期待以上に素晴らしかった。きらびやかなラグジュアリーではなく、各所に文化遺産を携え、自然を邪魔しない改装で、木の温もり、風が抜ける建築、鳥のさえずり、緑や花々、目の前のビーチ、背後にそびえるマウナケア。この景色はきっと、開業当時から変わらない美しさなのだろうと感じることができた。
新設されたのは、海を見渡すフィットネスセンターと、大人専用のインフィニティラッププール。横には広々としたジャグジーも。プールから海と山を望むこの場所が心地よすぎて、フィットネスで汗を流してからプールとジャグジーへ、を1日2回も繰り返した。このほかに、11の屋内外のトリートメントルームを備えたスパも改装の目玉の一つという。
客室は全252室で、私が宿泊したのはゴルフコースビューの部屋。重厚な木製インテリアで落ち着く空間で、広いラナイの正面にはゴルフコースのグリーン、横にはカウナオア湾の眺望が広がり、バスルームには深い浴槽も。室内に給水ステーションとウォーターボトルが用意されていたので、いつでも安心して水を飲むことができた。プルメリアデザインのロゴ入りのウォーターボトルはもちろん持ち帰って使用できる。
館内のあちこちには、太平洋、日本を含むアジア、ポリネシアの美術品が飾られていた。ビーチ沿いの散歩道や敷地内のガーデンを歩きながらアート巡りもできる。毎週土曜には館内の無料アートツアーがあるらしい。
なお、このホテルのシグネチャーといえば、マンタ。夜になると、その名も「マンタ」というレストランの近くで野生のマンタを観察できるのだとか。私も行ってみたけれど、その時間帯には会えず、残念……!
マジックアワーは海辺のレストランの特等席で
ホテルの目の前に広がるビーチは、一部にサンゴがあり、カラフルな魚に出会える。ビーチベッドにタオルをセットしてもらい、スノーケル用のゴーグルとフィンを借りて(無料)海へ。泳ぎが不安な場合はライフジャケットも貸してくれる。そしてビーチベッドで昼寝をしたり、本を読んだり、また海に入ったりして1日のんびりするという最高に贅沢な過ごし方ができる。
ディナーは予約が必須と聞いていたにも関わらず、日中にのんびりし過ぎて当日に「コッパー バー」へ予約を入れようとしたら、空いていたのは遅い時間だけだった。カウンター席やテイクアウトにして絶景ポイントで食べることもできると勧めてくれたのだけど、ビーチにあるカジュアルなレストランバー「ハウツリー カンティナ」に行ってみると、これが大正解だった。
オンザビーチで、夕陽が海に沈む様子を眺めながら食事を楽しんだ。高級リゾートのなかにありながら、値段も手頃。夕日がまぶしくて奥の席を選んだが、お勧めは一番海側の席。日が沈んだあと、空がオレンジ、ピンク、紫へと変わっていく様子を特等席で見ることができるから!
旅の記念は、ロゴグッズ
旅の楽しみといえば買い物。私は訪れた先の記念に、ロゴ入りのグッズを買うことにしている。今回は、始めたばかりのゴルフとテニスのショップをのぞいてみた。
9面のオーシャンテニスコートと8面のピックルボールコートの隣にあるテニスショップでは、一部の商品が半額セール中! 背中にマンタがデザインされた長袖を25ドル、Tシャツが16ドルでホテルのショップとは思えないお得感だった。サンバイザーもゲットした。
ゴルフショップでは、ハワイアンキルトのような柄でマウナケアリゾートのロゴが入ったゴルフシャツに、ひと目惚れ。125ドルという値段に少しためらいつつ、ワイキキのアラワイゴルフコース横の打ちっぱなしで、奮闘している自分に「いつかこのシャツを着てコースを回る!」という目標として購入した(まさか、このシャツを着る日が数日後に来るとは……! その話は次回に)。
2泊で確信したこと
たっぷり満喫した2泊3日。このホテルは、継承すべきものを残し、ハワイ島へのリスペクトを大切にしながら、快適で清潔なリゾートに生まれ変わっていた。
ゴルフをする人だけでなく、レイ作りやクラフト、ビーチアクティビティなどが毎日スケジュールされ、キッズプログラムもあるので、家族連れでも大人だけの旅でも、それぞれのペースで過ごせる。
そして何より印象的だったのは、ここで働く人たちの温かさ。パーキングスタッフ、チェックインの瞬間、掃除や庭の手入れをしている人たち、もちろんレストランでも、誰もが笑顔で「ハイ!」と声をかけてくれる。私にとって、これが旅で一番大切なこと。このアロハのホスピタリティがハワイ島には静かに根ざしているのかもしれない。






























































