ハワイ現地発
【ハワイ現地発】再オープンしたワイキキのDFS。どう変わった?
2023年7月24日 12:00
公立校は夏休みが終わりに近づいているハワイ。一方、日本はいよいよ学校が夏休みに突入した。初日の7月21日は日本からハワイへの渡航者数が約3200人で、前日の20日より一気に1000人近く増えたことになる。確かにワイキキでは子供連れの日本人家族をよく見かけるようになった。
7月15日、ワイキキ中心部の一つのシンボルであったDFSがリニューアルオープンした。パンデミックによりクローズしたのが2020年3月。その後、このタワーを大手投資会社が買収し、開発が行なわれることになったが、はたしてDFSが再オープンするのか? はたまたホテルになる? バケーションレンタルになる?などという噂が飛び交った。
再オープンが決定したあとは、じゃあいつ? 春? 夏?などとささやかれ、ついに再開した。
実は、現在は1階のみのソフトオープンで、グランドオープンは9月中旬になるという。とはいえ、内装はリノベーションされている様子。中に入ってみよう。
インスタ映えするスポットと思われるコーナーも設けられていた。以前はすっきりスタイリッシュなイメージだった店内だったが、全体的に違ったテイストになっている。
免税店ということだが、免税になるのは酒とタバコのみだそう。パスポートと飛行機のチケット(国際線)を見せる必要がある。
商品のラインアップを見ていると、このDFSでしか買うことができないクッキーやコーヒー、コーヒーマグ、バッグなどが揃っている。
ほかにも歩いて回ると、ハワイのDFSだけの限定品がちらほらと出てくる。目移りするが、同じ商品が至る所に置いてあるので見逃すことはなさそうだ。「3つ購入で4つ目は無料」の商品が多いので、やはりまとめ買いがお得。
なぜかサーフボードが目につくなぁと思ったところ、これらはサステナビリティの取り組みの一環なのだそう。子供たちと海とのつながり、海の安全性や保護を教育する地元のNPO団体とDFSが協力し、中古などのサーフボード70本以上を装飾として活用し、アップサイクルしているという。塗装の塗料も環境にやさしいものを使っているのだとか。
店内は、以前よりもハワイらしさを全面に出しているので、歩いて回ったり、写真を撮ったりするだけでも楽しいかもしれない。
カラカウア通りから入って、奥に進むと、ハワイならではのお菓子を取り揃えたスペースや、子供服のショップもある。
新たに美味しいカフェが入ったことが、近くで働く人たちにも「(ワイキキにはカフェが少ないから)気軽にお茶できる場所が増えた!」と喜ばれている。カイムキにある、知る人ぞ知るコーヒーショップ「Bean About Town」は、オリジナリティーあふれるコーヒーを数多く取り揃えた実力派のショップ。
コナコーヒーはもちろん、マウイ産のコーヒー豆のほか、ハワイらしいフレーバー付きの豆や、他国からのイチ押しコーヒーなども並ぶ。パッケージもこだわったデザインなのでお土産にもお勧め。
DFSの歴史は意外に長く、1960年に香港に第1号店をオープンし、ハワイのここホノルルには1968年に登場した。エアコンが効いた涼しい店内で、清潔なトイレもあり(以前と同じ場所にある)、快適な空間で、世界一流ブランドを見て回るのも、やはりハワイ旅の1シーンとしてあってもいいかもしれない。営業時間は11時から22時まで。夕食のあとにふらりと散歩で立ち寄るのもいいだろう。