ご当地土産セレクション

岩手土産の「かもめの玉子」と「サヴァ缶のプレッツェル」

岩手土産の定番「かもめの玉子」

 今回のお土産は、今世界から注目を集めていると噂の地域からセレクト。2022年シーズンも大活躍でメジャーを沸かせたエンゼルスの大谷翔平選手や、令和の怪物こと千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希選手など、名だたる野球選手を輩出している岩手県です。広大な土地で育まれる野菜や米、小岩井ブランドの乳製品、リアス式海岸で獲れる栄養満点の魚介類など、もしこの地に“何かある”としたら、それは食の豊かさかも……? そんな岩手でお勧めのグルメ土産を紹介します。

さいとう製菓「かもめの玉子」

 かもめの玉子は、岩手県のみならず東北を代表する銘菓。1952年、大船渡市の小さな菓子店だった齊藤菓子店(現在のさいとう製菓)が「何か特色のある商品を」と考え、美しい三陸の海を飛ぶカモメの卵をモチーフにしたカステラ饅頭を生み出しました。

 原料をよく練り合わせた生地で黄味あんを包み、楕円の型に入れて焼き上げ、卵の殻のようにホワイトチョコでコーティングしています。発売当初の「鴎の玉子」から何度も改良を重ね、現在のレシピにたどり着いたそう。

 北東北産「キタカミ」を100%使用した小麦粉や三陸産のかき殻などの良質なエサで育った栄養豊富な「南部どりのたまご」をはじめ、こだわり素材で作られるかもめの玉子は、しっとりほくほくとしたコク深い味わい。地元出身の佐々木選手もファンを公言する、唯一無二のお菓子です。

老若男女に70余年愛される「かもめの玉子」は、和と洋のテイストが融合したお茶請けにもぴったりの味
食べやすいサイズになった「かもめの玉子ミニ」のほか、栗を丸ごと包んだ「黄金かもめの玉子」、カモメが球団マスコットの千葉ロッテマリーンズとコラボしたパッケージなど、ラインアップも多彩

かもめの玉子ミニ

内容量: 9個入り
価格: 874円
賞味期限: 製造日から30日間
販売場所: 大船渡総本店、盛岡フェザン店(盛岡駅ビル)など

Ça va?缶「サヴァ缶のプレッツェル」

 Ça va?缶(サヴァ缶)とは、岩手県釜石市に工場を持つ岩手缶詰、東の食の会、岩手県産の3社が東日本大震災で被害を受け衰退した三陸から生み出したオリジナルブランド。

 国産サバを使用した洋風缶詰で、「Ça va?(サヴァ?)」はフランス語の「元気ですか?」という意味。岩手から全国に向けて声をかけるイメージでネーミングしたといい、そのユニークな商品名とお洒落なデザインから、岩手県や東北のお土産として人気を集めています。

 このサヴァ缶をフューチャーして2021年に新発売された「サヴァ缶のプレッツェル」は、いつでも気軽に味わえる商品としてお勧め。特徴は、サクッとした一般的なプレッツェルと異なり、ザクザクとした食べ応えある食感。生地に練り込まれたサバ缶の風味と三陸産塩が効いて、お酒のおつまみとしても相性抜群です。

三陸産塩を使用したサヴァ缶のプレッツェル。「Ça va?缶 オリーブオイル漬け」の味を、気軽にお菓子として楽しめます
1箱2パック入り。袋を開けた瞬間から香ばしく、ザクザクとした食感がやみつきに
サヴァ缶は定番のオリーブオイル漬けほか、レモンバジル味やアクアパッツァ風など種類もさまざま

サヴァ缶のプレッツェル

内容量: 1箱2パック入り
価格: 238円
賞味期限: 製造日から365日
販売場所: 東北めぐり いろといろ(盛岡駅ビル)、花巻空港、紫波SAなど