ボーカリスト琴音の音楽旅

暑過ぎる東京から避暑地、長野県戸隠~安曇野の旅! キャンプで自然のなかで涼みました

涼を求めて長野県戸隠~安曇野に行ってきました

 相変わらず暑過ぎる日本列島、もはや亜熱帯気候と言っても過言ではない昨今の夏の気候ですね。どうにか旅で涼を取れないか、と今回は長野県戸隠~安曇野にキャンプに出かけました。

 というのも、夫の「美味しいおそばを食べたい」というのと前に安曇野を訪れた際の景色のよさからまたゆっくり行ってみたいと思っていたそうで。

 私はここのところキャンプに行けてなかったので、安曇野ならキャンプ場もありそうだし、都内からは少し遠いけど思い切って行ってみることに。

森のなかのカフェで絶品ガレットでモーニングカフェ

 夜に少し仮眠を取り、都内の自宅を朝3時に出発しました。私は助手席でグースカ眠りこけ、夫の運転でまずは朝8時過ぎに戸隠に到着。美味しいおそばを食べる前に、戸隠は鏡池すぐそばの「どんぐりハウス」にて朝のコーヒーとガレットをいただくことにしました。

 鏡池、という池の目の前にありその景色を見ながら美味しい食事やスイーツ、ドリンクを楽しめるログハウスのカフェ。

 木の温かみが素敵で、この日は雨が降っていて肌寒いくらいだったのでテラス席にしました。するとどこからか管楽器を持って練習しにきている方がいてホルンのような音色でまるでジブリの世界観。

 そこに地の物を使ったガレットを3種類注文しました。私は信州福味鶏のスモーク、信州サーモン、高原レタスなど盛りだくさんの「信州づくしガレット」、夫は「信州福味鶏のりんご燻しガレット」を注文。コーヒーと紅茶を楽しみながら、モチモチ、カリカリのガレット生地にチーズやお野菜、サーモンや鶏も入っていてお口がうれしい忙しさ!

 甘いものも食べたいねと幻のブルーベリーといわれる「ナツハゼのガレット」も注文。爽やかで豊かな酸味のナツハゼのジャムが朝の目覚めにピッタリ。贅沢過ぎる内容に朝からテンション上がり、絶景とマイナスイオンに癒されながら最高のモーニングになりました。

ログハウスが素敵などんぐりハウス
鏡池を臨むどんぐりハウスのテラス席
信州づくしガレット
信州福味鶏のりんご燻しガレット
ナツハゼのガレット

大雨のなか、戸隠神社をお参りからの絶品そば

 台風接近で、雨の降っていた戸隠でしたが神社好きの夫が戸隠神社の奥社をお参りしたい、とのことでしっかりレインウェアを着込んでレッツゴー!

 山深い参道はそれなりに長さがありますが、雨のなかのマイナスイオンに癒されつつ「えっほえっほ」と登っていき参拝。

 そこからおそばを食べに「うずら家」に向かいました。古めかしい建物も素敵で、店員さんの接客も入口からとても親切でホスピタリティにあふれた空間で感激。

 そばの本場ということで、そばがきと野菜天ぷら、きのこ天ぷらをそれぞれハーフで注文しました。到着したそばがきはふわっふわで今まで食べたそばがきのなかでNo. 1! ふわふわモチモチの食べ物好きの私としては理想の食感のそばがきでした。

 そして、大食いの私たちは大盛りざるそば2枚分の「大権現盛り」を注文し、天ぷらとがっつり食す! つるんつるんのおそばはワサビだけで食べても、冷たい食感と風味が最高です。

 天ぷらはごま油で香ばしく、季節のお野菜やきのこが新鮮でつるつるサッパリのおそばと相性抜群。さすが戸隠そば、と唸らざるを得ないお味で大満足でした。

戸隠神社、奥社への立派な杉の参道
うずら家入口と店内
ふわモチ食感のそばがき
大盛りざるそば2枚分の大権現盛りそば
お野菜いろいろ天ぷら盛り合わせハーフ
きのこいろいろ天ぷら盛り合わせハーフ

夜はキャンプで自然を満喫。夏のキャンプでも涼しく過ごせました

 おそばを楽しんだあとはスーパーで買い出しをして、安曇野のキャンプ場へ向かいます。今回は「安曇野くぬぎの森ガーデンキャンプ場」を選びました。

 最近は車中泊が多めだったのですが、今回は車中泊とキャンプを組み合わせてみることに。というのも、天気予報が雨だったので、ムリにテントを張るよりも車中泊+タープだけ張るスタイルの方が設営も楽かなと思ったからです。

 実際にはキャンプ場に着くころにはちょうど雨も止んでいて、地面のぬかるみも気にならない程度。サクッとタープだけ設営して、すぐに焚き火スタート! スーパーで買ってきたお肉や地元の野菜を焼いて、自然のなかで美味しくいただきました。

 今回のヒットは、味付きのパウチに入ったむさしやのジンギスカン。味がしっかりしていて、お手軽でキャンプ飯にぴったり! 普段はクルマ移動なのでお酒は控えめですが、この日は宿泊なので地元の日本酒「大雪渓」を楽しみながら、私は早々にほろ酔いで眠くなってしまいました。

 寝床は車内だったので、すぐに眠ってしまいましたが夜も快適。夜は涼しく、少し窓を開けるくらいがちょうどよい気温でした。

安曇野くぬぎの森ガーデンキャンプ場入口
しっかり掃除されていて清潔なトイレ
1回300円のシャワー
灰捨て場
洗剤、スポンジもある洗い場
森林のなかの木陰のオートサイト
キャンプといえばやっぱり焚き火
まずはセセリを焼きました
分厚いステーキとトウモロコシ!
信州名物の野沢菜お焼き
「むさしや」の味付きジンギスカン
キャベツと相性抜群の味付きジンギスカン

2日目の朝は焚き火と森カフェでスタート

 朝起きると夫がすでに焚き火を始めていて、またジンギスカンやらなにやら焼いていて軽く朝ごはんを食べお片付け。今回はタープのみの設営だったので、撤収もすごくスムーズでした。そして「せっかくだから森のカフェにも行きたいね」と話して、近くのカフェ「ティータイム ガルニ」へ。クラシック音楽が流れる落ち着いた空間で、この日も気温が高くなかったのでテラス席をチョイス。

 私はアイスコーヒー、夫は紅茶を注文し、気になったフレンチトーストも一緒にオーダーしてみました。これがまた中までしっかり卵液が染みていて、甘過ぎず、塩気もあるタイプ。朝ごはん感覚で食べられる味わいなのに、マーマレードジャムも添えられていて甘い方にもいけて甘い派・しょっぱい派、どちらも満足できるフレンチトーストでした。

森のなかのカフェ、ティータイム ガルニ
蝉の声が聞こえたら……とメニューにあったアイスコーヒー
塩気と甘さが絶妙なフレンチトースト

長野と言えばのわさびを大満喫! 大王わさび農場で沢歩きと絶品ランチ

 ガルニをあとにして、次は大王わさび農場へ。長野といえば「そば」と「わさび」のイメージですが、その本場のわさびをたっぷり楽しめるスポットです。

 夏の間は黒いシートがかぶされていて、下にはたくさんのわさびの苗が育っています。本わさびの販売やお土産も充実していて、散策路をのんびり歩いてわさびの沢も見られるようになっています。

 冷たい水に足をつけられるスポットもあり、蒸し暑い日でしたがひんやりリフレッシュできました。

大王わさび農場
お土産品も充実
夏は黒いシートがかぶせられているわさび畑
水車のある川の和やかな景色
水車小屋のなんともいえない懐かしい景色
黒いシートのなかはこんな感じ
キンキンに足が冷えるくらい冷たい沢の水

 時間があまりなかったので全体を見て回ることはできませんでしたが、併設のレストラン「大王庵」でランチも楽しみました。

 名物の本わさび飯は、自分ですりおろした本わさびにかつお節・海苔・わさびの甘酢漬けを合わせた、まさにシンプル・イズ・ベストな一品。わさびの風味をしっかりと堪能できる味で、ニジマスの円揚げもセットになっており、わさびの里を味覚でも実感できました。

 夫はそばのも追加したセットで、長野らしさを全力で満喫。最後は本わさび飯を途中で黒豆麦茶でお茶漬けにしても美味しかったですよ。

併設のレストラン大王庵入口と店内
本わさび飯
信州そばと本わさび飯
自分で本わさびをすりおろすのも楽しい
薬味をのせた本わさび飯
フリーの冷たい湧水と温かい黒豆麦茶
本わさび飯を途中で黒豆麦茶でお茶漬けにしてもグー
最後は自宅用に本わさびを購入

自然のなかで心と体をリセットする、夏のお勧め旅

 今回の旅は暑い東京を離れて、長野県まで行きましたが、夜も涼しく自然のあるところは気候も空気も全然違いますね。

 最初は「ちょっと遠いかも?」と思った長野旅でしたが、結果的には夫の提案に乗って大正解! 関東が猛暑でも、少し足を伸ばせばこんなに涼しい場所があるんだなぁと再発見できた旅でした。

 今回はキャンプ+カフェ+自然散策という盛りだくさんの2日間。キャンプでは焚き火と美味しいごはんを楽しみ、森のカフェで癒され、わさび農場で自然の涼しさに触れて、心も体もリセットできた気がします。

 暑い日が続く毎日ですが、たまには自然のなかへ出かけて、五感を満たすような時間を過ごすのもお勧めです。気分転換を兼ねた「涼しい旅」、きっと思った以上のリフレッシュになるはずですよ。

琴音

シャンソン、JAZZなどをメインに歌うボーカリスト。たまにアルトサックスも吹きます。1986年10月10日生まれ。趣味・特技は、ライブなどで訪れた日本各地の美味しい食べ物を探すこと。思い立ってふらっと一人旅をすることもしばしば。
ブログは https://kotone1010.com/