JALふるさとアンバサダー/応援隊に聞く地域愛
食と体験が満載! JAL客室乗務員が長野県伊那市「みはらしファーム」で五感の喜ぶ旅へ
2025年12月26日 06:00
全国各地に拠点を持つJALは、地域活性化の取り組みを継続的に実施してきており(現在は「JALふるさとプロジェクト」)、2020年8月には社内公募で選ばれた客室乗務員が現地に移住して、それぞれの地域での取り組みを推進する「JALふるさとアンバサダー」を発足しているほか、同12月には乗務しながら地域活性化に携わる「JALふるさと応援隊」を任命している。故郷や縁のある地域に対して、客室乗務員として培ってきた知見を活かした商品開発や地域課題の解決などを展開する狙いがある。
今回お話を聞いたのは、中部・北陸の魅力発信に携わるJALふるさとアンバサダーの利根川眞奈美さん。
――取り組みについて教えてください。
JALふるさとアンバサダー中部地区担当の利根川です!
2023年4月から愛知県に移り住み、中部5県(愛知・静岡・三重・岐阜・長野)と北陸を担当しています。
私が取り組む、中部・北陸の「国内・海外への魅力発信」「観光地としてのブランド価値の向上」を目指す取り組みを多くの方々に知っていただきたいと思っています。
――この取り組みにはどのように関わっているのでしょうか。
皆さまは、長野県伊那市を訪れたことはありますか?
「伊那市」は長野県の南部に位置し、中央アルプスと南アルプスに囲まれた自然豊かな地域です。標高が高く、四季がはっきりしているため、冬は寒冷で雪は少ないですが、夏は比較的涼しい気候が特徴です。
今回は知られざる魅惑的観光スポット長野県伊那市の「みはらしファーム」を訪れた体験記を皆さまにご紹介します。
伊那みはらしファームは、長野県伊那市にある観光農園で、豊かな自然に囲まれた農業体験施設です。味覚狩り体験はいちご、アスパラ、ブルーベリー、スイートコーン、りんご、ぶどうの6品種があり、四季を通じて収穫体験ができます。また、そば打ち、はた織りなどの体験施設に直売所、日帰り温泉、バイキングレストランなども揃っており1日中楽しめる施設です。
今回は1日でなんと! 4つの体験を楽しみました。
・ぶどう狩り
・りんご狩り
・そば打ち体験
・さき織り体験
ぶどう狩り(収穫時期:9月~10月)
みはらしぶどう園では、ノースレッド、ナイアガラ、レッドナイアガラ、シャインマスカットなど、さまざまな品種が栽培されています。
生産者さまにお話を伺いました。
伊那は昼夜の寒暖差が大きく、これが糖度の高いぶどうを育てるのに非常に適しており、甘味が強く、豊かな芳香とジューシーな食感が特徴だそうです。同じシャインマスカットでも、色がこんなにも違い、甘さや酸味の度合いも違います!(下記写真)
色の薄い方が糖度が高いそうです! 皆さまご存じでしたか?
生産者さまにご指導をいただきながら、実際にシャインマスカットを収穫させていただきました。
見てください! こんなにたくさんのぶどうやマスカットを収穫できました! 色鮮やかですよね!
実際に食べてびっくり! 色の違いによって甘さも酸味もまったく異なり、それぞれの美味しさを味わうことができました。
そしてこちらの大きいぶどう! ご存じですか?
「ふじみのり」といいます。私も初めて知りました。こんなに大きな粒のぶどう、見たことがありません!
皆さまも、南アルプスを望む高原のぶどうをぜひご堪能ください!
りんご狩り体験(収穫時期:10月~11月)
りんご園では、シナノスイート、シナノゴールド、ふじなど、さまざまな品種が栽培されています。
生産者さまにお話を伺いました。
伊那市は標高の高い盆地に位置し、昼夜の寒暖差が大きいことがりんごの栽培に適しており、こうした気候条件がりんごの糖度を高め、甘みと酸味のバランスがよい果実に育てているそうです。
実際にりんごをいただきました。
生産者さまが使用していたこちらの皮むき器! するするりんごの皮がむけていき、あっという間に蜜たっぷりの中身があらわになりました。
やはり採れたてのりんごは格別でした! 噛むほどに蜜がじゅわっと口のなかいっぱいに広がります。ぜひ皆さまも、採れたてのりんごの美味しさを味わってみてください!
そば打ち体験
「そば処 名人亭」に伺いました。
地元産100%の玄そば(蕎麦の実)を、石臼・ロール挽きで自家製粉した、そば打ちの名が打つ自慢こだわりの手打ちそば!
せいろそばをはじめ、名人亭行者そばや十割そば、ほかにも絶品の焼きおにぎりやそば団子が味わえます。
今回はそば打ち名人に本格的なそば打ちをご指導いただきました。
「水まわし」から始まり「切る」まで合計10つの工程を約2時間で進めていきます。
こちらは「水まわし」の工程です。2~3回に分けて水を振り、そば粉によく水を回します。水を含ませたあと、そば粉の粘りを出して「練り」ます。そして「くくり」という工程で、丸型に形作ります。
そして、手やめん棒を使用し伸ばしていきます。なかなか力が均等に入らず、大苦戦。そば打ち名人に何度も助けていただきました。
そして一番大変だった「切る」工程。そば打ち名人のように均等な幅に切ることができず、「そば打ち」の難しさを実感。
切ったそばを茹でていきます。どんなふうに仕上がるか、ドキドキでした
そばが完成しました! 一緒に揚げたての天婦羅をいただきました。そば打ち名人から直接ご指導いただき、すべて手打ちで仕上げたそばの味は格別!
今回のそば打ち体験を通して、そば作りの奥深さと手作りの楽しさを実感しました。自分で打ったそばを味わう喜びは格別で、伝統技術の素晴らしさを改めて感じる貴重な時間となりました。
さき織り体験
さき織り体験は、こちらの「草の家」に伺いました。「草の家」では古い布を細かく裂いて、よこ糸として再生する「さき織り」を体験。
コースター・花瓶敷きなどを織ることができます。
中に入ってびっくり! 部屋中にたくさんの織り機がありました。
さまざまな模様の布から自分の好みの柄を選んで、体験スタート!
講師の皆さまに、ひとつひとつの工程を丁寧に教えていただきました。
実際にやってみると、とっても難しい!! 手だけでなく、足も同時に使い、織っていく作業に没頭してしまいました。
徐々にコースターができあがってきました。
こんなに素敵なコースターが完成しました!
今回のはた織り体験を通して、手仕事の魅力と伝統文化の深さを改めて感じることができました。一本一本の糸に込められた思いや技術に触れ、自分だけの作品を作り上げる喜びを実感しました。
そして、最後には地元の産直野菜やみはらしファームのオリジナル商品、お土産品などたくさん取り揃えている「とれたて市場」へ。
店内には魅力的な地元の食材がたくさん並べられていました。旅の締めくくりのお買い物にとっておきの場所です。
――旅行者に向けてメッセージをお願いします。
皆さま、「ダチョウのたまご」を見たことはありますか?
先ほどご紹介した「とれたて市場」では「ダチョウのたまご」が販売されています! 初めて見る「ダチョウのたまご」の大きさに衝撃を受けました。
ダチョウのたまごは、鶏のたまごの約25個分から30個分に相当するそう。また、ゆでたまごにするには最低2時間以上茹でる必要があり、火力やたまごの大きさによっては半日位かかることもあるそうです。
ちょっとしたイベントやサプライズにもインパクト抜群ですよ! ぜひ立ち寄った際は「ダチョウのたまご」を見て、その大きさを実感してください。
今回の取材には「伊那市地域おこし協力隊」の皆さまにご協力をいただきました。
「地域おこし協力隊」とは、地方自治体が都市住民を受け入れ、「地域おこし協力隊」として委嘱し、一定期間以上、産業の振興に向けた取り組みや、地域づくり活動に従事してもらいながら、当該地域への定住・定着を図る取り組みです。
伊那市の活性化には欠かせない存在ですね! これからもJALは「伊那市地域おこし協力隊」の皆さまと連携し、伊那市の魅力を発信してまいります。
今回の取材には「伊那市地域おこし協力隊」の皆さまにご協力をいただきました。
「地域おこし協力隊」とは、地方自治体が都市住民を受け入れ、「地域おこし協力隊」として委嘱し、一定期間以上、産業の振興に向けた取り組みや、地域づくり活動に従事してもらいながら、当該地域への定住・定着を図る取り組みです。
伊那市の活性化には欠かせない存在ですね! これからもJALは「伊那市地域おこし協力隊」の皆さまと連携し、伊那市の魅力を発信してまいります。
皆さま、いかがでしたでしょうか?
豊かな自然に囲まれ、四季折々の風景と美味しい味覚、心躍る体験が楽しめる長野県伊那市の「みはらしファーム」。訪れるたびに心が癒され、日常の喧騒を忘れて特別な時間を過ごせる場所です。ぜひ実際に足を運び、ここでしか味わえない体験をしてみてください。心温まる出会いと感動が、きっと待っています!














































