JALふるさとアンバサダー/応援隊に聞く地域愛

武井宏之先生の世界へ没入体験! JAL客室乗務員が大分県玖珠町地方創生プロジェクトを体験しました

JALふるさとアンバサダーに地域の取り組みを聞いた。回答者は大分県JALふるさとアンバサダーの花島良子さん

 全国各地に拠点を持つJALは、地域活性化の取り組みを継続的に実施してきており(現在は「JALふるさとプロジェクト」)、2020年8月には社内公募で選ばれた客室乗務員が現地に移住して、それぞれの地域での取り組みを推進する「JALふるさとアンバサダー」を発足しているほか、同12月には乗務しながら地域活性化に携わる「JALふるさと応援隊」を任命している。故郷や縁のある地域に対して、客室乗務員として培ってきた知見を活かした商品開発や地域課題の解決などを展開する狙いがある。

 今回お話を聞いたのは、大分で玖珠町の町おこしに携わるJALふるさとアンバサダーの花島良子さん。

――玖珠町はどのようなところですか。

 大分県玖珠町は「日本のアンデルセン」と呼ばれる児童文学者、久留島武彦氏の出身地で、「童話の里」として知られています。

6月20日に新しく設立された銅像

 玖珠町は献上米として知られる玖珠米やしいたけなどの農産物が有名で、自然だけでなく歴史ある建造物も見どころです。

 豊後森機関庫公園は、九州で唯一現存する扇型機関庫が残る鉄道公園で国指定登録有形文化財です。公園内には蒸気機関車や機関庫ミュージアムもあり、子供から大人まで楽しみながら鉄道の歴史に触れられる場となっています。

豊後森機関庫にて

 6月20日、「Fairy Tale Town KUSU~童話の里・くす~」イベント(後述)に参加するなど、丸一日玖珠町に滞在しましたので魅力をご紹介いたします。

 嵐山瀧神社は「三日月の滝伝説」に関連する神社として知られており、最近は、手水鉢に花を入れて、花手水をしているそうです。

 実際に神社内を散策しましたが、手水鉢以外にもいたるところにハートのモニュメントがあり、写真映えスポットとしてもお勧めですよ。

嵐山瀧神社にて
ハートのモニュメント
久留島武彦記念館

――取り組みについて教えてください。

 今年は久留島氏の生誕150年ということで、地域に根ざした活動をしているパラディッソエイトが「Fairy Tale Town KUSU~童話の里・くす~」というプロジェクトを始動させました。

 このプロジェクトはリアルと最新のIT技術を融合させ、現地で遊ぶスマホゲーム・スマホAR・フォトスポットを展開しています。

「Fairy Tale Town KUSU~童話の里・くす~」看板

 プロジェクトの目玉は、「シャーマンキング」作者の武井宏之氏が玖珠町を舞台に制作した新作漫画「イベンチュア -KURUSHIMA BOOK-」の無料配信。スマホゲームに登場するキャラクターも武井先生が描きおろしたということで大きな注目を集めています。

 今回、私も実際に最新のIT技術を体験させていただきましたので、この取り組みのPRにつなげていきたいと考えております!

ゲームに参加して桃太郎と写真撮影
桃太郎と協力して鬼退治

――今後の展開・展望について教えてください。

 今後、玖珠町では「Fairy Tale Town KUSU~童話の里・くす~」だけでなく、「三日月の滝」プロジェクトが始動します。

 玖珠町「三日月の滝」にまつわる平安時代のエピソードになぞらえた体験ツアーの企画で、この新たな取り組みに日本航空も連携し盛り上げてまいります。

――旅行者に向けてメッセージをお願いします。

 玖珠町内、大分県内には美味しいご飯や見どころがたくさんありますので、皆さまに「行きたい!」と思っていただけるような情報発信や企画に取り組んでまいります。

 ぜひ玖珠町にお越しください。まっちょんよ~!

パラディッソおおいたにて ©Takei・PARADISO