JALふるさとアンバサダー/応援隊に聞く地域愛

熊野白浜への空の玄関口、愛称が「熊野白浜リゾート空港」に決定! JAL客室乗務員も命名記念式典に参加しました

JALふるさとアンバサダーに地域の取り組みを聞いた。回答者は和歌山県JALふるさとアンバサダーの日髙奈穂さん

 全国各地に拠点を持つJALは、地域活性化の取り組みを継続的に実施してきており(現在は「JALふるさとプロジェクト」)、2020年8月には社内公募で選ばれた客室乗務員が現地に移住して、それぞれの地域での取り組みを推進する「JALふるさとアンバサダー」を発足しているほか、同12月には乗務しながら地域活性化に携わる「JALふるさと応援隊」を任命している。故郷や縁のある地域に対して、客室乗務員として培ってきた知見を活かした商品開発や地域課題の解決などを展開する狙いがある。

 今回お話を聞いたのは、和歌山県で南紀白浜空港のPRに携わるJALふるさとアンバサダーの日髙奈穂さん。

――取り組みについて教えてください。

 JAL便のみ就航している南紀白浜空港の愛称が発表されました。

 熊野古道を含む「紀伊山地の霊場と参詣道」が7月7日に世界遺産登録20周年を迎えることを機に愛称を募集し、全国から1645件が寄せられました。実行委員会などが検討した結果、最も多く含まれていた「熊野」の地名を使って「熊野白浜リゾート空港」に決定しました!

 熊野古道が和歌山県にあることは結構知られていますが、和歌山県のどの辺りにあり、どこが最寄り空港かをご存じない方もいらっしゃいます。

 聖地・熊野への窓口として最も近い空港とすぐに連想していただけるよう熊野という言葉が使われたそうです。

――この取り組みにはどのように関わっているのでしょうか。

 7月6日に行なわれた愛称の命名記念式典に参加いたしました。

 式典後には羽田から飛行機で到着されたお客さまへ、うちわや和歌山県産南高梅を使用した三ツ矢サイダーをお配りいたしました。到着されたお客さまからは、愛称について「分かりやすい」「いいですね」など、コメントをいただきました。

南高梅を使用した三ツ矢サイダー

――今後の展開・展望について教えてください。

 和歌山県と和歌山県世界遺産協議会は7月10日から、空港ターミナルビル2階ロビーラウンジで、紀伊山地の霊場と参詣道の世界遺産登録20周年を記念した特別パネル展を開催しています。8月30日まで行なっていますのでぜひお立ち寄りください。

 また、空港を運営する南紀白浜エアポートは「空港の発展は、地域の発展から」という考えのもと、地域作り、ワーケーションにも注力しています。

 ワーケーションが広がっていくなかで、和歌山も他の地域から新たな学びや刺激を得ながらさらに魅力を高めて、これからも選ばれ続ける地域となることを目指します。和歌山らしい持続可能で収益を得られる地域作りを目指し、さまざまな取り組みを行なっていきます。

 ワーケーションをお考えの際には、リゾート地白浜をご検討ください。

――旅行者に向けてメッセージをお願いします。

 2023年に開設された国際線ターミナルエリアにもぜひお立ち寄りください。

国際線ターミナルエリア

 コンセントが設置されているためご搭乗までお仕事をされる方や、飛行機が間近で見えるソファ席で、ゆっくりとくつろがれるお子さま連れのご家族もいらっしゃいました。

 また同エリアにはどなたでも演奏していただくことができるピアノもございます。ぜひ飛行機をお待ちの間、ご自由に弾いてみてください。

国際線ターミナルエリア内にあるピアノ

 さらに、白浜エリアには夏には大にぎわいのビーチもあります。東京・羽田から飛行機で約1時間10分、空港からビーチへはクルマでなんと約10分。東京から飛行機で行ける最も近いリゾート地とも言われています。

 自転車の貸し出しもございますので二次交通が不安な方も安心です。お荷物は町内のホテルへ配送サービスも行なっていますので手ぶらで周遊できます。

貸し出し自転車エリア

 羽田空港~南紀白浜空港は1日3往復で運航しております。

 ビーチだけではなく泉質豊富な温泉も魅力です。熊野白浜リゾート空港を入口に聖地熊野へお越しください。

 世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」が登録20周年を迎える7月からこの愛称を活用し、国内外から多くの皆さまをお待ちしています。