JALふるさとアンバサダー/応援隊に聞く地域愛

世界自然遺産 奄美大島大和村の集落で過ごす「集“楽”体験ツアー」の魅力! 現地在住のJALふるさとアンバサダーがお伝えします

JALふるさとアンバサダーに地域の取り組みを聞いた。回答者はJALふるさとアンバサダー(奄美群島担当)の持木絹代さん

 全国旅行支援の実施によって、改めて国内旅行に注目が集まっている。

 全国各地に拠点を持つJALは、地域活性化の取り組みを継続的に実施してきており(現在は「JALふるさとプロジェクト」)、2020年8月には社内公募で選ばれた客室乗務員が現地に移住して、地方の取り組みを推進する「JALふるさとアンバサダー」を発足しているほか、同12月には乗務しながら地域活性化に携わる「JALふるさと応援隊」を任命している。故郷や縁のある地域に対して、客室乗務員として培ってきた知見を活かした商品開発や地域課題の解決などを展開する狙いがある。

 今回お話を聞いたのは、鹿児島支店奄美営業所で大和村の体験ツアーの運営に携わるふるさとアンバサダーの持木絹代さん。

――取り組みについて教えてください。

 私たちJALグループは、2021年世界自然遺産に登録された奄美大島・徳之島を含む、奄美群島の「世界の宝となった島の宝」を次世代へ継承し、地域振興との両立によって地域活性化を目指すという地元の皆さまの思いに共感し、サステナブルな発展の実現を継続的にお手伝いしていくために、2021年より「JALグループ 奄美群島サステナブルプロジェクト」を始動させました。

 現在、地域の伝統・文化・風土を活かした永続的な関係人口拡大の取り組み(ビレッジプロジェクト)および、ドローンを活用した地域課題の解決を目指す取り組み(ドローンプロジェクト)を推進しています。

 今回、ビレッジプロジェクトの取り組みの一環として、奄美大島西海岸の中央に位置し、一部が世界自然遺産にも指定された、大和村の魅力を現地で暮らすように体験いただけるツアーを造成しました。より多くのお客さまに大和村の素晴らしさを知ってほしいという思いから、2022年12月5日より環境保全と観光を両立させたサステナブルな旅行商品をJALダイナミックパッケージにて、販売しております。

 集落にある民宿で地元の人々と触れあいながら、ゆっくりと流れる時間のなかで暮らすように過ごすことができます。また、大和村による自然環境や生物多様性の保全に向けた取り組みの紹介、世界自然遺産の夜の森で、アマミノクロウサギをはじめさまざまな奄美大島の固有種の生物に出会えるナイトツアー、サンゴが生息する美しい海で楽しむシュノーケリングといった、充実のアクティビティをご用意。加えて、JALが主催する環境講座・ビーチクリーンへも参加を通して、楽しみ、学びながら奄美大島の環境保全にも貢献いただけます。

――この取り組みにはどのように関わっているのでしょうか。

 3日間のツアー2日目には、JALスタッフとともに行なうビーチクリーン活動がございます。当日は私も奄美大島に住むJALスタッフの一員として参加いたします。

 今までも奄美大島でビーチクリーンボランティアに参加した経験がありますが、一見遠くから見るときれいな海岸に見えても、漂着ゴミなどがたくさん落ちている海岸が多くあります。例えば、流れ着いたペットボトルや瓶、網、発泡スチロールなどです。逆に、このようなゴミがあまり見られない海岸は、普段から近くの集落の方々などが毎日ゴミ拾いをしてくださっているおかげでもあります。

 奄美大島の美しい自然のなかでビーチクリーンを行ないながら、奄美の自然を守っていくことの大切さや、移住したからこそ気づけた魅力などをお伝えできればうれしいです!

※写真の海岸は実施場所と別の場所です

――今後の展開・展望について教えてください。

 今回の奄美大島大和村での体験ツアーだけではなく、JALグループは奄美群島全体の希少な自然を守り、継承しながら持続可能な観光を島民の皆さまと一緒に促進していくために、さまざまな取り組みを行なって参ります。奄美群島での活動をより多くのお客さまに伝えられるように、引き続き取り組んで参りますので、興味を持っていただけますとうれしいです。

――旅行者参加者に向けてメッセージをお願いします。

 奄美大島の魅力は美しい自然と希少な動植物を身近に感じられること、そして何と言っても島っちゅ(島人)の温かさです。特にツアーの目的地でもある大和村国直集落はゆったりとした時間が感じられる私も大好きな場所です。奄美の観光地を巡って、自然と文化を体験して、少しでも皆さまの価値観を変えるような素敵な旅時間を提供できますように、奄美大島大和村で皆さまをお待ちしております!