JALふるさとアンバサダー/応援隊に聞く地域愛

JALの客室乗務員がコラボスイーツを開発。卵・乳不使用の「青森カシスのSOYケーキ」が生まれたワケ

JALふるさとアンバサダーに地域の取り組みを聞いた。回答者はJALふるさとアンバサダー東北地区担当の髙瀨雅子さん

 全国旅行支援の実施を受けて、改めて国内旅行に注目が集まっている。

 全国各地に拠点を持つJALは、地域活性化の取り組みを継続的に行なってきており(現在は「JALふるさとプロジェクト」)、2020年8月には社内公募で選ばれた客室乗務員が現地に定住して、地方の取り組みを推進する「JALふるさとアンバサダー」を発足しているほか、同12月には乗務しながら地域活性化に携わる「JALふるさと応援隊」を任命している。故郷や縁のある地域に対して、客室乗務員として培ってきた知見を活かした商品開発や地域課題の解決などを展開する狙いがある。

 今回お話を聞いたのは、秋田県秋田市で地元企業とのコラボスイーツの開発に携わったJALふるさとアンバサダー東北地区担当の髙瀨雅子さん。

――取り組みについて教えてください。

 JALの長期事業戦略目標のなかでも、SDGs目標達成と持続可能な社会の実現、特にウェルビーイングであることに注目し、地域活動に取り組んでおります。そのなか「JALふるさとプロジェクト」の一環として、地域の一次産品を使い、これまでのフライトで培った経験も活かし、商品開発をしました。

――この取り組みにはどのように関わっているのでしょうか。

 御献上カスティーラさまとのお取り引きは、2017年に国内線ファーストクラスでの茶菓にチーズケーキを採用させていただいたことに始まりました。「地域産品を利用したスイーツを開発することで、地域産品のブランド力向上、付加価値の向上につながる」とシェフとお話が弾んだことで、今般のコラボレーションスイーツ「青森カシスのSOYケーキ」の開発にいたりました。

「青森カシスのSOYケーキ」(2400円)

――今後の展開・展望を教えてください。

 御献上カスティーラさまとは、今後のコラボ商品開発も考えています。一方で、東北は多くの果物が採れることで有名です。その果物を使い、商品開発を検討中です。これからも、誰もが安心して召し上がれる商品で、ココロもカラダもハッピーな、そしてウェルビーイングなご提案をしていきたいです。

――訪れる方に向けてメッセージをお願いします。

 秋田県の銘品には、しょっつる鍋、がっこなどお酒との相性抜群な商品が多いのですが、甘いものの苦手な方にも、また卵・乳製品などを控えておられる方にも罪悪感なくお召あがりいただけるプラントベースの「青森カシスのSOYケーキ」。お土産に、ご家庭での記念日などにお1ついかがでしょうか。