JALふるさとアンバサダー/応援隊に聞く地域愛

JALの客室乗務員と巡る観光タクシーに乗ってみませんか？　大分県竹田市で平家物語「緒環の章」の大蛇伝説を語り部に聞く

編集部

2022年10月22日 00:00

JALふるさと応援隊に地域の取り組みを聞いた。回答者は大分ふるさとアンバサダーの藤良子さん

　全国旅行支援の始まりを受けて、改めて国内旅行に注目が集まっている。

　全国各地に拠点を持つJALは、地域活性化の取り組みを継続的に実施してきており（現在は「JALふるさとプロジェクト」）、2020年8月には社内公募で選ばれた客室乗務員が現地に定住して、地方の取り組みを推進する「JALふるさとアンバサダー」を発足しているほか、同12月には乗務しながら地域活性化に携わる「JALふるさと応援隊」を任命している。故郷や縁のある地域に対して、客室乗務員として培ってきた知見を活かした商品開発や地域課題の解決などを展開する狙いがある。

　今回お話を聞いたのは、大分県竹田市で客室乗務員と巡る観光タクシープラン「とびきりの旅！竹田」に企画段階から携わった大分ふるさとアンバサダーの藤良子さん。

――取り組みについて教えてください。

　大分県竹田市は大分県の南西部で熊本県と宮崎県に接する九州の中央に位置し、「阿蘇くじゅう国立公園」内のくじゅう連山や、その麓に広がる久住高原、ユネスコエコパークに選定された祖母山など、雄大な自然に囲まれた地域です。日本百名城の国指定史跡「岡城跡」や世界有数の炭酸泉と称される「長湯温泉」など魅力あふれる資源が多くあります。

　大分空港から竹田市は離れた距離にありますが、二次交通となりうるタクシーを活かし、魅力ある観光コンテンツを全国に発信していきたい、1日を通して竹田のまちを楽しんでいただきたいという思いからこの企画が始まりました。今回竹田市観光ツーリズム協会とJALがタッグを組み、“とびきりの旅”を演出していきます。

――この取り組みにはどのように関わっているのでしょうか。

　JALふるさとアンバサダーとJALふるさと応援隊が実際に竹田市に足を運び、素材の魅力に感動して今回のコースを設定いたしました。

　特に平家物語に語られている緒環の章に登場する大蛇神と姫の愛とロマンの神婚伝説の舞台となる穴森神社にも訪れる「Cコース緒環（おだまき）の糸をたどって竹田」がお勧めです。歴史の教科書では学ぶことができない物語に触れながら、美しい景観とともに竹田のまちを巡っていきます。

岡城跡の紅葉