週末駅弁

仙台駅「網焼き 牛タン弁当」

香ばしい牛タンと麦飯の絶妙なコラボを温めて味わえる

「網焼き 牛たん弁当」
弁当名「網焼き 牛たん弁当」
価格1050円
販売駅JR東日本 東北本線 仙台駅
購入場所仙台駅 日本レストランエンタプライズ
購入日2015年4月25日

 「仙台といえば?」「牛タン!」と即答する人も多いのではないでしょうか。そんな、名物の牛タンを使った駅弁が仙台駅にはいくつも売られています。その中から今回は、こばやしの「網焼き 牛タン弁当」を購入しました。選んだ理由は特になく、お店の人にお勧めを尋ねたら、この駅弁を提案されたので素直に購入した次第です。

 いわゆる加熱機能付きの駅弁で、箱からしっぽのように伸びる黄色い糸を開封前に引っ張ることで、中のユニットが発熱。温かいお弁当を食べられる仕組みになっています。電子レンジとは違って、電車内や駅の休憩スペースなどでも、食べる直前に温められるこの仕組みはありがたいです。

 ちなみに、注意書きには「5~6分待ってからアツアツをお召し上がり下さい」との記載がありますが、糸を引いた瞬間に急激に発熱し、手で持てないほどに熱くなります。5~6分という待ち時間は、十分に加熱するためではなく、発熱のピークを過ぎ、手にとって食べやすくなのに必要な時間のようです。

駅弁の箱から伸びる黄色い糸を引くと発熱ユニットによって加熱され、温かいお弁当を食べることができます

 牛タンは“ビッシリ”というほどではなく、下のお米が見える程度の敷き詰めかたで、見た目のボリューム感はそれほどでもありませんが、男性の記者でも十分に満腹感を得られる、ほどよい量でした。

 牛タンは、タレの風味を抑えて、お肉の風味を活かしたもの。「網焼き」の名の通り、食べたときに口の中に香ばしい風味が広がります。そして、牛タンの下から顔を覗かせているご飯が抜群に美味。宮城県産ひとめぼれのうるち米を使った麦飯で、麦の風味が牛タンの脂っぽさをほどよく中和してくれます。牛タンを引き立てるだけでなく、影の主役といってもよいほどの存在感を放っていました。