週末駅弁

新潟駅「えんがわ押し寿司」

「えんがわ押し寿司」

 北越鉄道(現在のJR東日本・信越本線)沼垂~一ノ木戸(現 東三条)が開通した明治30年に創業したという新津の老舗お弁当屋さん、神尾商事が手がけているのが「えんがわ押し寿司」です。今回は新潟駅で購入しました。

 新潟駅で販売されているえんがわの駅弁は、サーモンやイクラを組み合わせたものなど数種類ありますが、今回は1本丸ごとえんがわオンリーのシンプルなものを選びました。ふたを開けると、笹の葉に包まれた白いえんがわと白い酢めしの押し寿司がドーンと1本。ちょっとシンプル過ぎるくらいの見た目です。

ふたを開けるとドーンと1本
押し寿司は笹の葉に包まれています
とにかく肉厚の“えんがわ”をたっぷり使った押し寿司はボリュームもたっぷり

 カレイのえんがわはほんのり甘酢で締めてありますが、サッパリというよりは脂の乗った分厚いえんがわの甘味をしっかりと感じられるタイプです。

 付属しているのは、醤油、わさび、ガリの3種。いろいろとおかずの入った幕内弁当などとは違い、ひたすらに同じ味を食べ続けることになりますが、えんがわの味、ボリュームともに満足度が高いので、そのシンプルさはむしろ最大の魅力だと感じます。脂の乗りがよく、わさびとの相性もよいので、あっという間に1本食べてしまいました。

付属しているのは醤油、わさび、ガリの3種ととてもシンプル

 今回利用した新潟駅では肉系、海産系、どちらの駅弁も充実していて目移りしてしまいますが、このシンプル過ぎる押し寿司は、そんななかでも自信をもってお勧めできる満足度のとても高いものでした。

「えんがわ押し寿司」

価格: 1480円
販売駅: JR東日本 新潟駅
購入場所: 新潟駅構内 新潟三新軒
購入日: 2025年2月1日