週末駅弁
安房鴨川駅「あさりめし」
2021年7月30日 12:00
千葉県南部、太平洋に面した外房に位置するJR安房鴨川駅の「あさりめし」は、地元鴨川で駅弁屋として1929年(昭和4年)に創業した老舗「南総軒」の駅弁です。パッケージに「特製調味料で甘露煮にしたあさりを炊き上げた」とありますが、味は甘露煮としてはかなりあっさりとしていて、あさり自体の味わいをしっかりと楽しめます。
このお弁当の特徴は何と言ってもそのあさりの量。パラパラとご飯にまぶしている程度ではなく、たっぷりと入っていて、まさに「あさりめし」の名に偽りなしという感じです。
おかずは、ごぼう巻き、玉子焼き、煮豆、ひじきが入っています。玉子焼きはほんのり甘め、煮豆はかなり甘いのですが不思議と全体のバランスはよくバラバラな感じはしません。また、ひじきとあさりの組み合わせはとてもマッチしていて、海沿いのごはん感を強く感じることができます。また、ご飯の上に乗ったししとうがアクセントとして効いていてよい感じ。
脇役が目立ち過ぎないよい仕事していて、あさりがちゃんと主役と感じられるとても美味しいお弁当でした。
「あさりめし」
価格: 864円
販売駅: JR東日本 安房鴨川駅
購入場所: 安房鴨川駅構内「New Days」
購入日: 2021年6月16日