週末駅弁

岐阜羽島駅「だるまのみそかつヒレ重」

高橋学

2021年5月28日 12:00

「だるまのみそかつヒレ重」

　岐阜羽島駅は岐阜県唯一の新幹線駅ですが、駅構内のベルマートキヨスクに並ぶ駅弁は天むす、みそかつ、名古屋コーチンと名古屋名物が圧倒的に優勢。購入が夕方だったせいか、はたまたもともとないのか岐阜の名物らしきは見当たらず、お腹も空いていたのでボリュームのありそうな「だるまのみそかつヒレ重」をチョイス。

みそかつ、半熟玉子、白米、インゲンごま和え、はりはり漬、からしも付いてます。

　まず、フタを開けて目につくのがコロンと玉子1個。半熟玉子が殻付きで入っています。カツひと切れごとにつけて食べるか、カツの上からかけてしまうかちょっとだけ悩みましたが、筆者は前者でいただきました。ちなみに主役のみそカツとご飯の間には透明なシートが挟まっていて、味噌がごはんにしみ出さないようになっています。玉子を上からかけたい派の人はシートを外してからかけないと少々めんどうなことになりそうなので注意が必要です。

殻付きの半熟玉子

今回はかつの上からかけずにいただきました

ご飯とかつの間にシートが挟まっているので食前に外します

　ひれカツは食べやすいサイズにカットしてあり、甘めの味噌もよくなじんでいます。濃いめの味なのでご飯とも一緒に食べるとちょうどよいのはもちろんですが、カツ単体で食べても決してクドくはありません。半熟玉子をつけて食べるとかなりまろやかになりますので、見た目は一見単調ですがいろいろと味の違いを楽しみながら食べられます。また、いんげんのごま和えもしっかりとしたごまの味つけで、こちらもちょっぴり甘めです。

　全体的に調和のとれた味付けの「だるまのみそかつヒレ重」は適度なボリューム感もあり満足度の高いものでした。また、食後も器の底からNAGOYAの文字があらわれ、名古屋めしだぞ！と最後までアピールしていました。

食べやすいサイズにカットしてあるかつの厚みはこんな感じ

いんげんのごま和えもみそかつ同様ちょっぴり甘め。ごまの味がしっかりしてます

食べ終わってもパッケージが名古屋めしだぞ！とアピールしてきます