週末駅弁

名古屋駅「なごや満載」

エビフライもみそかつも名古屋コーチンも入っている“なごやめし”弁当

「なごや満載」

 名古屋駅から東京駅に新幹線で帰ってくるときは、弁当を買うよりも新幹線ホームにある立ち食いの店できしめんをいただくことが多いのですが、お腹も空いていてご飯モノを食べたい気分だったので、駅弁を買ってみることにしました。

 手に取った「なごや満載」はパッケージの分かりやすさに【ご当地限定】の文字が踊り、英語で入っている料理の説明はないのに、ご当地限定のところだけが英語で説明してあるなど、完全にパッケージ買いです。

 お腹も空いていたので、パッケージに書かれている、「名古屋コーチンの鶏飯」「天むす」とご飯モノがダブルで入っているほか、さらに炭水化物は「あんかけパスタ」まであり、「みそかつ」「エビフライ」とこれまた美味しそうな文字が並びます。ただし、これだけ入っていても、カロリーは765kcalと驚くほど多くないのもうれしいところです。

期待を裏切らないほどに名古屋感は満載だ

 飛び乗った新幹線で、シュリンクラップをはがし、フタを取るとお弁当とご対面です。中身の写真を確認しないで買ったのですが、だいたい期待どおり。エビフライはもう少し大きいと迫力があったところですが、その下にみそかつが入っていて、このみそかつも肉が薄いということもなく、しっかりとかつを味わえます。エビフライ、みそかつともに、濃厚なみそだれが付いています。

エビフライの下にはみそかつがある2段重ね
エビフライを食べるとその下にみそかつ

 ただし、みそのタレは濃厚ですが、かつの肉は脂身がほとんどなく、ちょっとパサついてると感じる人もいるかもしれません。駅弁は、冷めても違和感がないよう、油が少なく味が濃いというものが多いですが、このみそかつとエビフライはまさに駅弁ならではの仕上がりになっているのです。

名古屋コーチンの鶏飯
煮物類もこれぞ駅弁というほど揃っている

 そして、鶏飯、煮物と順にいただきます。名古屋の名物、あんかけパスタは量が控えめで味見程度と思っていた方がよいかもしれません。天むすは最後にいただきました。天むすをいただく前は少し物足りないと感じていたのですが、天むすを2個お腹にいれるとちょうど満足。しかも、お弁当は冷めていましたが油っぽい感じもなく、ボリューミーですが胃がもたれるということもありませんでした。

筆者が最後にいただいた締めの天むす。これで満腹感にダメ押し

「なごや満載」は食後のお腹も満足、もたれる感じもなく、新幹線で東京駅までの眠気を誘ってくれました。パッケージ買いしても、多くの人が名古屋を感じながら、自分のエリアに戻ってこられるお弁当なのではないでしょうか。

「なごや満載」

価格: 1050円
販売駅: 名古屋駅、リニア・鉄道館
購入場所: 名古屋駅 新幹線南口改札付近「デリカステーション」
購入日: 2017年6月5日