週末駅弁
新大阪駅「たこめし二段重」
風味豊かなたこめしに、おかずもボリューム満点
2016年6月24日 11:00
弁当名 | 「たこめし二段重」 |
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価格 | 980円 |
販売駅 | JR西日本 新大阪駅、新神戸駅など |
購入場所 | 新大阪駅構内 旅弁当 駅弁にぎわい |
購入日 | 2016年6月15日 |
瀬戸内海の名産として有名なたこ。関西方面でたこを使った料理としては、やはりたこ焼きを真っ先に思い浮かべますが、たこめしも広く親しまれている料理です。そのたこめしを使った駅弁が淡路屋の「たこめし二段重」です。
この駅弁は、商品名からも分かるように、二段のお重になっている豪華な駅弁です。お重は、不織布の綺麗な風呂敷で包まれていますし、中のお重も、樹脂製ではありますが、漆塗りのお重を彷彿とさせる光沢感で、ほかの駅弁とは違う高級感があります。お重のフタを取るまでのわくわく感は、なんともいえないものがあります。
お重のフタを取ると、まずおかずが現れます。おかずには、すき焼き風に甘い醤油味に味付けされた、糸こんにゃくなどを添えた牛肉煮、焼き鮭、里芋やれんこんの煮物、がんもどき、サツマイモの甘露煮、卵焼き、菜の花の和え物などが、ふんだんに盛り付けられています。また、全体的にやさしい味付けとなっていて、さっぱりといただけます。どちらかというと、定番のおかずが並んでいるという印象もありますが、万人が好きなおかずばかりですので、その点も安心できるはずです。
そして、お重の下段には、たこめしがたっぷりと詰められています。ご飯全体がほんのり桜色に染まって、たこの風味がしっかりしみ込んでいます。ご飯だけを口にしても、たこの旨みを十分に楽しめます。また、たこの身もしっかりとちりばめられています。柔らかすぎず、かといって堅すぎない、程よいかみ応えがあって、たこの風味を直接味わえるのもうれしいです。ほんのりとした醤油味の、あとを引く美味しさで、たこめしだけでも飽きることなく食べられます。おかずが比較的さっぱりとした味付けになっているのは、たこめしの風味を損なうことなく、最後まで美味しくいただけるようにと考慮されたものなのかもしません。
二段重となっていますので、おかず、たこめしともにボリュームも十分。がっつり食べたいという人にも申し分ないはずです。これでいて、1000円を切る価格ですし、大満足の駅弁といってよいでしょう。