旅レポ

代行バスが走るJR美祢線からe-Palette「美祢ぐるっと号」で秋吉台の日帰りツアーへ。長門湯本温泉も満喫した山口DCの旅

山口デスティネーションキャンペーンではトヨタ e-Paletteを使った秋吉台周辺を巡るツアーを土日祝に用意している

 JRグループとおいでませ山口観光キャンペーン推進協議会は、「山口デスティネーションキャンペーン」として、「万福の旅 おいでませ ふくの国、山口」を10月~12月にかけて開催している。

 デスティネーションキャンペーンとは、JRグループ、地方自治体、地元観光関係者、旅行会社が一致協力し、開催期間中におトク旅行商品やポイントキャンペーン、限定企画などを提供するもの。

 開催に先だち、JR西日本の主催で錦帯橋や秋吉台を周遊する見学会が行なわれた。前編の錦帯橋近辺と瑠璃光寺に続き、後編では秋吉台周辺を巡っていく。

美祢駅からe-Palette「美祢ぐるっと号」で日帰りツアーに

 秋吉台方面に向かうため、山陽新幹線「こだま」号で広島駅から厚狭駅に向かう。厚狭駅からはJR美祢線で美祢駅を目指すのだが、この美祢線は2023年に発生した大雨の影響で、厚狭駅と長門市駅間でバスによる代行運転となっており、今後はBRT(バス高速輸送システム)による復旧に向け検討を進めている。

 バスへの乗り換えは、いったん駅から出てきっぷを購入して乗り込むことになる。バスは線路の周辺道路を使い、各駅を巡っていく。現時点での時刻表や運賃などは、JR西日本のリリースに詳しく書かれている。

厚狭駅はいったん駅舎を出てきっぷを購入。新幹線が停車するようには見えないのどかな駅舎
JR美祢線の代行バス
長門市駅方面に向かう
JRの紙きっぷでバスに乗車する
JR美祢線沿線を流れる厚狭川。写真右には線路跡がある
まだ残っている線路がときどき顔をのぞかせる。山口ではガードレールが黄色い

 美祢駅に到着したら、ここからはトヨタの次世代モビリティ「e-Palette(イーパレット)」で秋吉台周辺を巡る。これは山口DCに合わせて、10月3日~12月27日の期間内の土日祝に29回、JR西日本と美祢市が「美祢ぐるっと号 次世代モビリティe-Paletteで快適周遊! 心洗われる美祢満喫日帰りツアー」として開催しているもの。

 ツアーは日本旅行が担当し、船木鉄道がe-PaletteをJR西日本から借り受け運行する。乗車券のみで小学生以上3000円。

 秋吉洞の入洞券付きで中学生以上4200円という設定もあるが、前編で紹介した「山口ふくの国周遊パス」には秋吉洞の入洞券が含まれているので、そちらを使う場合には乗車券のみを選ぼう。利用には特設サイトからの予約が必要になる。各日7名までで、1名でも予約が入っていれば運行される。

美祢駅に到着。ここからはe-Paletteに乗り換えて観光地を巡る
トヨタ e-Paletteを使う「美祢ぐるっと号」。愛称は「みねぐる」

 e-Paletteは、自動化レベル2相当の自動運転システムにも対応可能なバッテリーEVなのだが、「美祢ぐるっと号」は運転手がいる。BEVなのでとても静か。窓がとても広くとられていて、一般的なバスより車内は明るく景色を満喫できる。

 ただし、車内に大型スーツケースを置くスペースはないので、宿泊ホテルのクロークサービスを利用するなどして、最小限の身のまわり荷物のみで乗り込む工夫はした方がいいだろう。薄暗い秋吉洞内での散策もあるので、歩きやすい服装で望んだ方がいい。

 ツアーは、10時に美祢グランドホテルを出て、美祢駅では10時15分に発車する(ほか美祢市役所や道の駅おふくでも乗車可)。その後、別府弁天池(観光約15分)、秋吉台観光交流センター(観光約1時間45分)、秋吉台カルスト展望台(秋吉台ジオパークセンターカルスター)(観光約10分)、大嶺酒造(買物約20分)、道の駅おふく(買物約20分)を経て、美祢駅には15時20分に戻り、最終的に美祢グランドホテルに15時40分に着く、という行程になっている。

 美祢駅では往復ともに代行バスに接続してくれる。全体の所要時間は5時間30分ほど。添乗員はなく運転手のみの運行で、車内のサイネージが次の目的地の観光案内や戻り時間などを伝えてくれる。別府弁天池や秋吉台では、細かい高低のある場所でもグイグイ巡ってくれる。これは小型でEVのe-Paletteならではだ。

e-Paletteの車内。窓が広くとられていて、上部も景色がよく見える
座席は7席なので、ツアー定員は7名までになる。トランクや荷棚はなく、大荷物を置いておくスペースはない
前方にはサイネージを用意している
運転席。このe-Paletteでは自動運転は使われていない
側方の窓も広く開放感が高い
各観光地の到着前にサイネージで観光案内が流れる

 まず立ち寄ったのは、「別府弁天池」と呼ばれるエメラルドグリーンの美しい水源だ。名水百選にもなっている上質な水が、毎分11トンもの水が湧き出ていて、地元の人々の水源にもなっている。水が貯まる小さな池は、深いエメラルドグリーン色に見える。この水を飲むと長寿と財宝が授かるそうだ。

 狭い集落の細い道の奥にあるので、タクシー以外の公共交通ではなかなかアクセスしにくいと思われる。こういう名所を小ぶりなe-Paletteで周遊できるのはうれしい。

エメラルドグリーンの美しい水源、別府弁天池
池の中央部が深いエメラルドグリーンに見える
別の角度から池を見てみる。透明度がスゴイ
茶色く錆びたような石もあるが、これは石に着いたベニマダラという藻類。水がきれいな証
大きな杉の木。ウロのなかで祭られている
湧水は飲むことができる。水質は定期的に検査済み

 別府弁天池で15分ほど観光したら、指定時間にみねぐるに戻り、次は「秋吉台観光交流センター」に向かう。

 センターから秋芳洞までの道は、観光客向けのおみやげ店や休憩所などが並び、雰囲気のよい小径になっている。昼食をとりながら散策しよう。ここから秋芳洞の洞内エレベーターで上に上がるまでに、各自で昼食をとるのに約1時間45分ほどの時間がとられている。

別府弁天池からみねぐるで秋吉台観光交流センターに移動。ここから徒歩で秋芳洞に向かう
秋吉台観光交流センターから秋芳洞の入口までは、店や休憩所が並ぶ小径になっている
そのなかの1つ観光会館 安富屋で昼食休憩
前編でも紹介した「ふくだるま」のマスコットは、ここでも販売していた
山口DC特別色の金の大きなサイズがいた
カッパも人気らしい
「ごぼう麺セット」を昼食に選択。しそわかめおむすびと漬物付き(1250円)。かなりのボリューム
ごぼうが練り込まれたうどん。太くてコシが強く食べ応えがある
お土産用のパッケージもある

迫力の大鍾乳洞が広がる「秋芳洞」

 そのまま店の並ぶ小径を進むと、秋芳洞の入口がある。秋芳洞は特別天然記念物で、秋吉台国定公園の地下100mにある大鍾乳洞だ。観光用の遊歩道のコースは約1km(総延長11.2km)あり、起伏もあり濡れているので、歩きやすい服装と靴で望んだ方がいい。

 すべてではないが、車イス(無料貸出あり)でも観光できるようになっている。洞内途中に秋吉台に出るエレベーターがある。観光の時間は約1時間程度を見ておくといいだろう。

 入洞料は高校生以上の大人で1600円なのだが、これは前編で説明した、tabiwa by WESTER限定で販売する「山口ふくの国周遊パス」(大人5000円)に含まれている。

秋芳洞の入口付近の岩の割れ目。このときは小雨のため、水が少なめだったが、普段はもっと流れているとのこと
ここの割れ目のなかに入っていく。ちょっとだけ緊張感がある
入ってきたところを振り返って見たところ。すでにひんやりとしている
大きな洞窟のよう。長渕という場所付近。天井が青い
300円で冒険コースという起伏の激しいコース選択も可能。ハシゴに怖じ気づく
スゴイ迫力の壁だ
百枚皿と呼ばれるエリア。段々畑のようになっている
不思議な形状だ。なぜ自然にこのような形状になったかは分かっていないそう
洞内富士と名付けられた場所。富士山のような形状
千町田というエリア。百枚皿と似た皿状のモノがある。天井からは鍾乳石が垂れている
皿のような形状はリムストーンという。よく見るとヨコエビという目のない海老が住み着いているらしい
つららのように垂れた鍾乳石
つらら石が集まったところは傘づくしという名前が付いている
滝のような形をしている空滝という場所
階段での上下移動もけっこうある。滑りやすいので注意
秋芳洞で一番の見どころといわれる黄金柱。何万年もかけてできた造形
近づいてみた。高さは15mで幅は4mある
付近にある絶壁。にわかに信じられないが、ここから降りていくケイビングガイドツアーも開催されているとのこと
秋芳洞の3分の2あたりだが、ここでエレベーターを使い地上に上がる
上でみねぐるが待っていてくれた。地上は秋吉台。展望ポイントまで移動する

一度は見ておきたい日本最大規模のカルスト台地「秋吉台」

 秋芳洞の地上部には、日本最大規模の広大なカルスト台地秋吉台が広がっている。ところどころに石灰岩が露出しているが、かつてこのエリアは海で、サンゴ礁だったそうだ。サンゴが化石化し、プレート運動により隆起した石灰石。これが長い年月で溶け出し、地下に秋芳洞を作っている。

 丘陵は何も手入れをしていないと森になってしまうので、定期的に木が生えないように手入れをして、このなだらかな丘陵地帯が作られている。もっと周囲の木を倒すと広げることもできるそうだ。取材時はまだ紅葉していなかったが、秋には黄色く色づく。

みねぐるが秋吉台の駐車場に到着
秋吉台の眺め
展望ポイントには「Mine秋吉台ジオパークセンター」があり、案内所と休憩スペースを兼ねている
Mine秋吉台ジオパークセンターのカウンター。コーヒーショップも併設
コーヒーショップの窓からの眺めも抜群。休憩しながら秋吉台を満喫するのもいいだろう
隣の「秋吉台カルスト展望台」は来年春まで改修工事中
トヨタ車体の超小型モビリティ「コムス」のレンタルもある。1日3000円、1時間だと1000円
ゴツゴツした石灰岩の岩の間近まで寄ることができる
国定公園を示す石碑
みねぐるが秋吉台のカルストロードを走る
広大なカルスト台地を間近に堪能。天候がよければもっといいはず

大嶺酒造と道の駅でおみやげ吟味に立ち寄り

 ツアーでは、秋吉台近くで日本酒を作る「大嶺(おおみね)酒造」にも立ち寄ってくれる。良質な水源が多い山口県は、日本酒酒蔵の宝庫だ。

 山口県では人気銘柄として「獺祭」が有名だが、この大嶺酒造は2010年に復活させ、「古典レシピを尊敬しつつ、現代の技術をもって先人のなし得なかった日本酒を創造する」というポリシーで作る新進気鋭の酒蔵。「SAKE COMPETITION 2023」で「大嶺2粒 火入れ 山田錦」が純米大吟醸部門にて第1位を受賞している。

 現在一般酒店では入手困難なので、興味があればこちらで購入することをお勧めしたい。多くが生酒なので要冷蔵だが、持ち帰り時間程度なら常温で問題ないとのこと。

大嶺酒造の酒蔵に併設するショップ。とてもモダンなデザイン
店内の物販コーナーとカウンター
景色のよい席も多く、まるでホテルのラウンジのよう
大嶺酒造「Ohmine」の各種。モノトーンでモダンなラベル。3粒 山田錦で720mL 2475円から
2026年の干支をモチーフにした限定酒と酒器のセット品
グッズ類の販売もある

 近くの道の駅「おふく」にも立ち寄ってくれる。ここでおみやげ購入の時間がとられている。ツアー行程内で利用は困難だが、立ち寄り温泉もあったりする。

道の駅「おふく」
さまざまな山口土産が並ぶ
地元の果物なども。この時期はナシ
山口の地酒「獺祭」がたくさん並んでいた
立ち寄り温泉もある

「Rail Run!」でJR美祢線の線路を漕いで走ろう

 代行バスが走るJR美祢線の長門湯本駅からは、「Rail Run!(レイルラン) レールサイクル運転体験」というアクティビティを、美祢線の往復約2.4km(片道約1.2km)板持駅間の線路を使って、山口DC期間中に開催している。

 電動アシスト自転車を使って自分で線路上を走行する「レールサイクル運転体験」(自転車の運転2名と観覧シート乗車2名で各回3台)と、JR西日本社員が運転するエンジン付きの軌道カートに乗車する「軌道カート乗車体験」(観覧シート乗車3名で各回4台)という2つの体験を用意している。予約はtabiwa by WESTERから行なう。

 1台あたりの料金は、走行体験だけのシンプルプラン3600円と線路ガイドツアー付きプランが5600円と2種あり、どちらも1台3名まで。開催は9時30分、10時30分、11時30分、13時30分、14時30分、15時30分の6回行なわれ、予約時に時間を指定する。レールサイクル運転と軌道カート乗車の実施日が異なっているので、確認して予約してほしい。

 長門湯本駅へのアクセスでの注意点として、JR美祢線代行バスの各駅停車では長門湯本駅に停車し、快速では後に紹介する長門湯本温泉駅に停車する。すぐ近くなのだが、異なる場所なので混同しないように注意が必要だ。

JR美祢線長門湯本駅の駅舎。ここへは先に紹介した代行バスを使って訪れることになる
駅舎出入口。懐かしい、昔はローカル線でよく見かけたタイプ
長門湯本駅のホーム
開始前に駅舎内で簡単なレクチャーが行なわれた。これは実際の体験時にもある
体験時には細かな注意がある

 今回体験したのは、「レールサイクル運転体験」の方だ。ホームの低くなっている場所から乗りこんで2人で漕いで進む。電動アシスト自転車なので勾配も問題なく、意外とスピードが出る。スピードを乗せ過ぎて前の車両と間隔を詰め過ぎないように注意したいところ。

 漕いでいくと、レールのガタンゴトンという音がして、いかにも鉄道という感触がある。美祢線沿線を流れる厚狭川や田園風景、道路とも併走するなど、景色も多彩で楽しめる。止まって降りたりするのは厳禁。途中で踏切があるので一時停止する。

「レールサイクル運転体験」で使われる車両
バッテリー搭載の電動アシスト自転車を2台使っている
自転車の後輪を動力としている
乗車時は右手のブレーキはいつでも握れるようにしておく
ギアは自由に変速していいが、2段あたりがお勧めとのこと。変速はまず必要ない
出発進行!
まず長門湯本駅ホームを通過。レール上を進むのは妙な感覚
視界が開ける。レールのガタンゴトンという音が気持ちいい
意外とスピード感もある
コース途中には踏切がある
踏切ではいったん停車する
左右を指差し確認。「右ヨシ、左ヨシ!」
安全確認後に踏切を通過する
田園風景が広がるなかでレールの上を疾走。とても爽快
少し勾配がついている。あとは惰性でよさそう
折り返し点が見えてきた
折り返し点では方向転換をする。レバーを引き上げて
回転が可能になるので、グルッと反転
逆向きにセット完了
復路に出発。この折り返し点の転換作業時には運転手を交代することも可能
近くに美祢線沿線を流れる厚狭川が流れている。景色がいい
3組が連なって走行している
同じように踏切では一時停止し安全確認後通過
ゴールの長門湯本駅ホームが見えていた
長門湯本駅に到着
レールサイクル運転中の様子。2人で運転する3人乗り
「軌道カート乗車体験」で使われる軌道カート。4人乗り。運転手がスタッフなので、体験できるのは3人
エンジンを始動
ちょっとだけ乗車体験。かなりスピードが出る
今回ガイドしてもらった西日本旅客鉄道株式会社 デジタルソリューション本部 ビジネスデザイン部 技術士 花房厚希氏。線路ガイドツアー付きプランでガイドを担当するとのこと
今回担当してもらったJR西日本のスタッフの皆さま

川沿いに広がる600年前から続く長門湯本温泉

 長門湯本駅のほど近くに長門湯本温泉がある。先にも紹介したが、代行バスで快速を選ぶと長門湯本温泉駅に停車する。

 ここは長門湯本温泉駐車場となっていて、長門湯本温泉 恩湯(おんとう)という、温泉街のほぼ中央にある立ち寄り湯の近くになる。長門湯本駅からも各温泉旅館の送迎は行なわれているので、バスの時間など都合に合わせて下車駅を選ぶといいだろう。長門湯本駅と長門湯本温泉駅は、徒歩で10分ほど(約700m)離れている。

 音信(おとづれ)川と支流の大寧寺川(たいねいじがわ)周辺に温泉街が広がっていて、風情のある橋や竹林のライトアップもあり、いかにも温泉街に来たという旅情を楽しめる。温泉は無色のアルカリ性単純泉でトロっとしていて、わずかに硫黄の匂いがしている。温度はぬるめで、ゆっくりつかることができるだろう。

長門湯本温泉。音信川をはさむように温泉街が広がる
長門湯本温泉の中心にある立ち寄り湯の恩湯。山口県最古で600年の歴史がある
川岸に無料で楽しめる足湯がいくつかある
大寧寺川の周辺。散策も楽しめる
JR美祢線の小さな踏切
温泉街付近はトンネルが多い
踏切から見たトンネル
長門湯本温泉の案合図

 長門湯本温泉では玉仙閣という温泉宿に宿泊したので紹介しよう。楊貴妃浪漫の宿と銘打っていて、楊貴妃ゆかりの装飾がされている。2024年までにリニューアルされていて、モダンな洋室と風情ある和室を好みで選ぶことができる。恩湯から少し西側で大寧寺川が近い。楊貴妃伝説は、山口県長門市油谷にある二尊院に伝わるものだそうだ。

長門湯本温泉の玉仙閣
レセプションカウンター
ロビーはお土産販売と喫茶コーナーがある
コーヒーをいただくことができる。萩焼のカップ
萩焼深川窯の田原崇雄氏によるTシリーズを11月3日まで展示
100年前の萩の旧家を移築したという「玉仙の間」
すべてカヤの木を使っている
洗面と浴室
モダンな洋室310号室
窓辺にはデスクがある
洗面と浴室
モダンな洋室の別タイプ410号室

 温泉は貴妃湯と太子湯の2種の大浴場があり、朝と夜で男女で入れ替え制となっている。どちらにも露天風呂がある。楊貴妃が座ったとされる玉座を再現した浴槽は、貴妃湯の方にある。ぜひ先に紹介した立ち寄り湯の恩湯を含め、各温泉を巡ってみてほしい。

貴妃湯の楊貴妃が座ったとされる玉座を再現した浴槽
貴妃湯
貴妃湯の露天風呂
太子湯
太子湯の露天風呂

 夕食は和の会席コース料理。仙崎港や下関からの新鮮な食材を季節に合わせたメニューで提供する。楊貴妃が好んだというナッツをあしらった粥や食前酒がメニューに含まれていた。ランチも営業している。

夕食のおしながきは、食前酒 楊貴妃ワイン、先付 季節の前菜二種、造里 本日のお勧め三種盛合わせ あしらい一式、鍋物 長州鶏のつみれと季節野菜のゆずきち薫る出汁鍋、酢の物 蛸と胡瓜のマリネ土佐酢ジュレ掛け、薬膳粥 ラバジュー、洋皿 厳選国産牛ロースステーキ彩り野菜添え、替鉢 あおさ道明寺、季節野菜の銀餡かけ、油物 帆立貝柱と紫蘇の磯辺揚げ季節の野菜添え、御飯 山口県産きぬむすめ じゃこ味噌 漬物、止椀 旬のつみれ 青味ほか、デザート ゆずきちゼリー
眺めのいい部屋で夕食を
小さい個室もたくさん用意されている

 山口というと、いきなり下関に向かってしまいがちだが、紹介したように岩国~山口~秋吉台~長門湯本温泉周辺も見どころは多い。特に今回、土日祝に開催しているe-Paletteを使ったみねぐるのツアーは、秋吉台周辺をちょうどいい時間配分で巡ってくれるので、ぜひ活用してみてほしい。

村上俊一

1965年生まれ。明治大学文学部卒。カメラマン、アメリカ放浪生活、コンピューター雑誌編集者を経て、1995年からIT系フリーライターとして活動。写真編集、音楽制作、DTP、インターネット&ネットワーク活用、無線LAN、スマホ、デジタルガジェット系など、デジタル関連の書籍や雑誌、Web媒体などに多数執筆。楽曲制作、旅行、建築鑑賞、無線、バイク、オープンカー好き。