旅レポ
鮮やかな絶景の錦帯橋近辺と瑠璃光寺を巡る。山口DC「万福の旅 おいでませ ふくの国、山口」のお得なパスをフル活用
2026年9月29日 12:00
JRグループとおいでませ山口観光キャンペーン推進協議会は、「山口デスティネーションキャンペーン」として、「万福の旅 おいでませ ふくの国、山口」を10月~12月にかけて開催する。
デスティネーションキャンペーンとは、JRグループ、地方自治体、地元観光関係者、旅行会社が一致協力し、開催期間中におトク旅行商品やポイントキャンペーン、限定企画などを提供するもの。
開催に先だち、JR西日本の主催で錦帯橋や秋吉台を周遊する見学会が行なわれた。その様子を前後編に分けてお届けしていく。
山口DCを満喫するなら「tabiwa by WESTER」アプリを最大限活用しよう
今回の山口DCを満喫するには、JR西日本が提供する北陸・せとうち・山陰・九州観光のナビアプリ「tabiwa by WESTER」(Android/iOS)をスマホにインストールし、WESTER IDでログインしてから向かうことをオススメしておきたい。
期間中「山口ふくの国周遊パス」と呼ぶ、山口県内のJR在来線全線のほか、移動に便利なバスなどの二次交通、観光施設への入場券などがセットになったおトクなデジタルパスが、このアプリ限定で大人5000円(子供2500円)で購入できる。ほかにも、記事内で紹介する多くの限定企画が、本アプリで期間限定のデジタルパスとして販売する。
また、山口県の新たな観光キャッチフレーズ「おいでませ ふくの国、山口」のシンボルマークになっている「ふくだるま」は山口DCでも各所で使われていて、かわいいグッズとともに県内のさまざまな場所で目にするはずだ。
グッズはおみやげ店や観光案内所などで購入することができる。「ふくだるま」は4色が基本色になっていて、山口DCの特別カラーとして金色の「ふくだるま」を追加している。
東海道・山陽新幹線で東京方面からもっとも速いのは「のぞみ」、新大阪からや九州新幹線からだと「みずほ」に乗ることになる。これらで山口観光に向かう場合、起点となる停車駅は少し東側の広島駅になる。一部列車は、新山口駅にも停車する。ここから「ひかり」や「こだま」に乗り換えて目的地近辺まで向かうことになる。今回の往路でも、広島駅で乗り換え、瑠璃光寺の最寄り駅になる新岩国駅からツアーが始まっている。
名勝の錦帯橋からロープウェーで山頂の岩国城に登って歴史と絶景を堪能
錦帯橋(きんたいきょう)は、国指定名勝の日本を代表する木造橋。全長は約200mあり、5連の美しいアーチ構造となっている。1673年に岩国3代藩主 吉川広嘉により作られた。現在の橋は1953年(昭和28年)に3代目として再建されたものだが、初代は1950年9月の台風29号の洪水で流されるまで、276年間も保たれていたという強い構造の橋となっている。
「山口ふくの国周遊パス」には、錦帯橋往復の渡橋券が含まれている。JR新岩国駅(1時間に1~2本と少なめ)、もしくはJR岩国駅(10~15分ごと)から錦帯橋行きのバスが運行しているが、このバス運賃は「山口ふくの国周遊パス」には含まれていないので注意してほしい。どちらの駅からもクルマでおおよそ15分ほどだ。
吉香公園を抜けたあたりにロープウェー乗り場があり、ここから岩国城のある山頂に約3分で登ることができる。ロープウェー料金は、往復で大人900円。岩国城天守も最上階にも登りたいなら、観覧料は大人350円。これらは「山口ふくの国周遊パス」に含まれていない。
NHK朝の連続小説でモデルとなる作家、宇野千代さん生家見学
錦帯橋から徒歩で20分程度のところに、小説家の宇野千代さんの生家があり、内部も見学可能だ。入館料は大人310円。火曜日は休館なので注意してほしい。岩国駅からだとJR岩徳線・錦川清流線の川西駅からが近い。
この秋から、NHK朝の連続小説で宇野千代さんをモデルにした「ブラッサム」が放送予定となっている。放送後しばらくは混雑が予想されるので、この秋早めに訪れた方がいいだろう。Webサイト「岩国ちよ散歩」では、宇野千代さんゆかりの周辺案内図や、9月から始まったキャンペーン情報がある。
鉄道の街「新山口駅」「SLやまぐち号」はC57形1号機が復活
新岩国駅より西側には新山口駅があり、ここにも新幹線が停車する。後編で紹介する秋吉台周辺の山口観光で、西側の拠点の1つとなる駅。山陽線、山口線、宇部線も発着し、「SLやまぐち号」の発着駅でもある。
「SLやまぐち号」は、新山口駅~津和野駅間を走るSL観光列車だ。1979年に運転を始めて以来、C57形1号機がけん引していたのだが、2020年から故障による修理となり、D51 200号機がけん引を担ってきた。この10月から、山口DCに合わせて、C57形1号機を復活させる。
残念ながら転車台にSLの姿は見れなかったが、周辺を簡単に紹介しておこう。北口はリニューアルされていて観光案内所もある。街はレトロな雰囲気が漂う。
新山口駅から20分ほど歩くと、山口市小郡総合支所の敷地内にD51 813号機が展示されている。せっかくなので、SLの姿を見に立ち寄ってみた。
新山口駅はかつて小郡駅だった。機関車の向きを変える転車台があり、乗り入れる路線が多いことからも分かるように、ここは鉄道の街。D51はデゴイチと呼ばれ、力強い姿から人気があったSLだ。C57は貴婦人と呼ばれるほど、優美なデザイン。その違いを「SLやまぐち号」で楽しむのもいいだろう。
山口が誇る国宝瑠璃光寺五重塔
新山口駅から山口線に乗りすぐ近くの山口駅では、山口が誇る国宝の瑠璃光寺五重塔を見ることができる。2025年12月まで行なわれていた、約70年ぶりの檜皮葺屋根の全面葺き替え工事が終了していて、日本三名塔の1つに数えられる五重塔の立派な姿を見ることができる。
山口DC期間中には、「国宝瑠璃光寺五重塔 御開帳・特別拝観」「国宝瑠璃光寺五重塔特別拝観から始まる 地元ガイドと辿る山口の歴史散策」「厳かな能楽堂で時を刻む“山口鷺流狂言”体験 -野田神社能楽堂-」といった特別企画が実施される。詳しくはリンク先を参照してもらいたい。
山口に入る前後に便利な「ホテルグランヴィア広島」
最後に、今回宿泊した「ホテルグランヴィア広島」を紹介しておこう。ホテルは広島駅のコンコースに直結していて、アクセスは抜群だ。広島駅は、山口県東側を周遊する拠点として新幹線「のぞみ」「みずほ」が停車し、宿泊施設が多く便利な位置にある。旅の前後で一息入れる宿泊に、うまく活用してみてほしい。
次回の後編は、山口県の西側で厚狭駅から美祢駅まで美祢線代行バスに乗り、さらに次世代モビリティ e-Paletteを使った「美祢ぐるっと号」で秋吉台周辺を巡り、長門湯本まで旅を紹介していく。





































































































































