旅レポ
スターシェフとともにマカオの特別料理体験! 最後の1日は世界文化遺産を巡る
2024年10月22日 12:00
今回のマカオの旅は、有名地や魅力的なホテル、食事など、さまざまな観光要素を楽しむが目的でもあるが、少しばかり文化的な深掘りもしてみたいというよくばりな側面もある。
そこで、シェフとともにマカオの特別料理を体験できるスポットがオススメ、ということで行ってきた(要事前予約)。
マカオは1557年から1999年までポルトガルの植民地であった。その影響が大きく、ポルトガルと中国に文化が融合して特別なものが確立されている。したがってマカオ料理とは、400以上にわたってマカオに根付いたことで生まれた中華料理と西洋料理が組み合わさったものだ。
シェフの丁寧な指導のもと、最初はシェフ自らが見本で調理。その間もマカオに関する文化や歴史などをユーモアを交えて体験者を楽しませてくれる。その後は2班に別れて実際に調理体験開始。鶏肉とジャガイモを煮込んだ「ポルトガルチキン」と炊飯器で炊き上げたタコを使った「タコサラダ」の2品。ポルトガル風の建物の雰囲気も相まって、単に外食で味わうマカオ料理とは一味違うテイスティングを楽しんだ。
マカオの世界文化遺産を巡る
マカオ半島の中心部分に30か所以上の世界遺産が点在している。2005年に集合遺産「マカオ歴史市街地区」として登録された。観光する人たちにとってうれしいのは、立ち入り禁止や撮影禁止などの規制はなく、入場料が必要な場所もない。つまり街を歩くだけで世界遺産巡りができてしまうのだ。じっくりとくまなく巡る時間はなかったが、いくつか見ることができたので紹介しよう。
華麗にリニューアルした「新中央ホテル」は、セナド広場からも見える位置にある。その歴史は古く、今からおよそ1世紀前の1928年にオープンしており、当時のマカオでは最高層で、初めてエレベーターが設置されたビルでもある。
客室数は全114室で、5~6階が1920年代、7~8階が1930年代、9~10階が1940年代を再現した部屋の設計になっている。最上階の展望台からは360度のパノラマビューを楽しむことができ、マカオ歴史市街地区を一望できる。
マカオ最後の夜は「THE ST REGIS BAR(セントレジス バー)」にてシグニチャーカクテルなどを楽しんだ。生ピアノと歌唱によるショーも素敵で、落ち着いた大人の雰囲気漂うバーにて、優雅なマカオでのこの数日間をゆっくりと振り返った。