旅レポ

オープントップバスでマカオの夜景を満喫! ロンドン・パリ・ベネチア周遊気分に

マカオでオープントップバスの夜景ツアーに

 オープントップバスに乗ってマカオの夜景鑑賞というちょっと贅沢な時間を過ごしてきた。出発点はマカオ外港フェリーターミナル。バスへ乗り込む場所は“マカオグランプリのインナーレーン”から。レースファンにはたまらないだろう。

 さて、まず最初はマカオ地区だが「これがハイライトなのか!」と思わず声が出てしまうぐらい圧倒的な存在感のある「グランド・リスボア」を見上げる。52階建ての高さ258mはマカオで最も高い建築物だ。蓮の花をイメージした薄型のフォルムは見るものを惹きつける。外壁には6万もの数のLEDが輝き、マカオの夜景を美しく彩る。筆者が見上げた時間はちょっとまだ明るかったかもしれない。

 バスはマカオ半島とタイパ島の間を結ぶ西湾大橋を渡る。まさにオープントップバスの真骨頂ともいうべき爽やかな風が吹き抜けるだけでなく、ライトアップされた西湾大橋そのものも美しい。振り返ればスラリとそびえ立つマカオタワーとマカオ地区の輝く夜景。タイパ側のトンネル内での疾走感もたまらない。やがてホテル内のインプレッションもしたウィンパレスの前にバスが停車した。あと5分でゴージャスな噴水ショーが見られるという。オープントップバスの2階部分からの眺めはもちろん最高。噴水のまわりのロープウェイが回っている不思議な光景とともに、大音響での噴水ショーを楽しんだ。

 そのあともメインストリートと言っても過言ではないコタイ ストリップへとバスは進み、ザ・ロンドナー・マカオやザ・パリジャンマカオなど巡った。ザ・パリジャンマカオには実物の2分の1サイズのエッフェル塔があり、マカオの観光名所として注目を集めている。

オープントップバスでのマカオ夜景鑑賞へ。バスへの乗車場はマカオグランプリのインナーレーンというレア感もうれしい
マカオ地区のハイライト、「グランド・リスボア」を見上げる。蓮の花をイメージした薄型のフォルムがとてもインパクトがある
マカオ半島とタイパ島の間を結ぶ西湾大橋を渡るときに薄暮を迎え、美しい
西湾大橋を渡りつつ振り返れば地上高338mを誇るマカオタワーとマカオ半島の建物を一望できた
トンネル内での疾走感はまるでアトラクションを楽しんでいるかのよう
オープントップバスから眺めるウィンパレスの噴水ショーはまさに特等席からの眺め
MGM コタイの直方体を重ねたような特徴的な外観は圧巻
英国をテーマにした「ザ ロンドナー マカオ」。2023年5月にオープン。マカオで英国スタイルを体験できる。
実物の2分の1サイズとはいえ存在感がハンパない「ザ パリジャン マカオ」。コタイ ストリップの豪華さを満喫
8の字の観覧車「ゴールデンリール」が象徴的な「スタジオシティ マカオ」

 さてここで、オープントップバスで巡ったコタイ ストリップ沿いの施設のなかの雰囲気をご紹介しよう。

「ザ ロンドナー マカオ」。高さ33mのガラスの天井から優しく光が差し込む。キューピッドがいる噴水が中央にあるクリスタルパレス広場は見もの
エリザベス1世の像(写真)とヘンリー8世の像がクリスタルパレス広場の奥の壁際にある
いわゆる「映えスポット」も多く、写真を撮る人たちでにぎわっていた
「ザ ロンドナー マカオ」では「Harry Potter: The Exhibition」を開催中。映画「ハリー・ポッター」シリーズに登場するシーンや小道具、衣装などファン垂涎の巡回展だ
橋でつながってる「ザ ベネチアン マカオ」へ。Soppers at Venetianの運河でゴンドラクルーズ体験もできる
続いて「ザ パリジャン マカオ」。ホテルのロビーはつい写真を撮りたくなる壮観な景色が広がっている
「ザ パリジャン マカオ」内を散策するだけでヨーロッパの雰囲気を存分に感じられる空間が続く
ルーブル美術館を思わせるような「ザ パリジャン マカオ」のホテルフロント

 オープントップバスで夜景を満喫したあとは、フュージョン料理を堪能できるという「LUNA」にて晩餐。日本酒に合う料理ということもあり、やや日本にインスパイアされているのだろう。竹に彫られたメニューがおしゃれ。

どこか和テイストも感じる「LUNA」
竹に彫られたメニュー
オリジナルグラスに注がれたのはワインではなく日本酒「鏡山」
前菜からデザートに至るまで、魚介から肉、野菜などさまざまな食材を活かした見た目も美しい料理が提供された
深澤 明