旅レポ

セントレアから1泊2日の沖縄旅。島の宿に泊まった翌朝はエメラルドに輝く“瀬底ビーチ”をぶらり

2日目は白い砂浜とエメラルドグリーンの海が広がる瀬底ビーチで朝活

 スカイマークとセントレア(中部国際空港)がメディア向けに実施した1泊2日の沖縄・瀬底島ツアーに参加してきた。瀬底島は、本島北部の森林が生い茂る山原(やんばる)エリアに位置する周囲約8kmの小さな離島で、白い砂浜が広がるビーチが人気のスポットだ。

 1日目(前回の記事)は、スカイマークでの空旅や沖縄県の食材をふんだんに使ったやんばる料理などを堪能。2日目は、帰りの飛行機まで“島時間”をたっぷりと過ごしたきた。

瀬底島ではコンドミニアムに宿泊

 充実の1日目が終わり、その日は「E-horizon Resort Condominium Sesoko」(沖縄県国頭郡本部町瀬底2268-1)で宿泊することに。シングルルーム1泊4800円~とリーズナブルなコンドミニアムで、3階の部屋からは瀬底大橋や海の絶景を眺められる。

 15m2のシングルルームは1人ならゆとりある広さ。また各フロアには共有ラウンジが設けられている。グループで利用するならそこで寛ぐこともできるし、キッチンが備わっているので長期滞在者にもお勧めだ。

総部屋数88室の「E-horizon Resort Condominium Sesoko」
シングルルーム。テレビ、冷蔵庫、エアコンを備える
トイレ、シャワー付き。引き戸を閉めると部屋と区切れる
各フロアの部屋の中心に共有ラウンジがある
共有ラウンジにはキッチンを設置
3階の階段スペースからの眺望。瀬底大橋が見える

瀬底島の西海岸で美しい海を眺めながらお散歩

 ツアー2日目の朝は、島内随一の人気スポット「瀬底ビーチ」(沖縄県国頭郡本部町瀬底5583-1)のお散歩からスタート。瀬底ビーチは瀬底島の西海岸に位置し、2020年7月に「ヒルトン沖縄瀬底リゾート」が開業したことでも注目を集めている。

 日中、遠くに伊江島や水納島が見えるエメラルドグリーンの海を眺めるのはもちろん、太陽が沈む夕暮れどきに砂浜に腰を下ろしてのんびり過ごすのもいい。沖縄屈指の透明度を誇る瀬底ビーチはまさに絶好の穴場だ。

砂浜や波、海のグラデーションがただただ美しい。沖合に見えるのは伊江島
瀬底ビーチにオープンした「ヒルトン沖縄瀬底リゾート」

 海の家ではパラソル&チェア2脚セット(3300円)のレンタルもある。チェアに寝転んで目の前に広がる海を一望すれば、贅沢なひと時を味わえるだろう。泳ぐ場合、水シャワーは1回300円、温水シャワーは1回500円で利用可能。駐車場はビーチから徒歩2~5分の範囲にあり、1台1日1000円、1時間以内500円となっている。

 せっかくなので、全長約800mある瀬底ビーチを端の方まで歩いてみた。ゴツゴツとした野趣あふれる岩の影からのぞく海もまた美しい。砂浜でキレイな貝を探したり、ヤドカリが歩く様子を眺めたりと普段は味わえない非日常を過ごし、身も心もリフレッシュすることができた。

海に向かって右側のビーチは背後に岩があって日陰ができる
サンゴや貝殻が砂浜に打ち上げられている
岩穴から海を眺めるとちょっとした冒険気分

自然を満喫できるカフェでブランチ

 ビーチを堪能したあとは、ログハウス風の佇まいがおしゃれな「fuu cafe」(沖縄県国頭郡本部町瀬底557)でブランチをいただいた。約200坪の広大な庭には樹木が生い茂り、入口からお店までのアプローチも素敵。店名には、島の空気を吸い込むように「ふぅ~」と深呼吸して、ゆっくりしてほしいという想いが込められているそう。オープンエアな庭席も店内も居心地がよく、南国らしい自然の緑や鳥の鳴き声、そよぐ風など、五感も刺激される。

木々が生い茂る小路を通って店内へ
庭の席ではペットも一緒に過ごせる
ログハウス風のお店。入口には看板犬も

 元々はオーナーの両親の住居だったというログハウス風のお店は、木のぬくもりに包まれた癒やしの空間。筆者はオープン当初からのメニューの「海ぶどうとアグーの丼仕立て」を味わった。プチプチした食感が楽しい海ぶどうや、じっくり煮込まれたアグー豚は地元やんばるのものを使用。日替わりのランチプレートやパスタにも、地産食材がふんだんに使われている。

海ぶどうとアグーの丼仕立て(1430円)。ゆし豆腐のお汁、小鉢、セットドリンク付き
この日のランチプレートは「県産鶏のグリルチキン」(1450円)。パスタは「サーモンと地野菜のシークワーサークリーム」(1320円)で、いずれもセットドリンク付き

 ドリンクは、オーナー自らブレンドするというしっかりしたコクと飲み応えの「瀬底島ブレンド」(550円)や軽い飲み口でサッパリとした「ビーチサイドブレンド」(550円)などがお勧め。オーナー厳選のコーヒー豆を購入することもできる。

お土産に買って帰りたい、オーナーセレクトのコーヒー豆

セントレア(中部国際空港)で利用したい施設&サービス

 ツアーのスケジュールはここで終了。ブランチのあとは那覇空港に戻り、スカイマークのSKY554便(15時10分発)でセントレアへ飛び立った。

 今回のツアーでは往復ともに2本目の便を利用したが、早朝の便(6時05分発~8時15分着)で那覇に向かい、夜の便(20時10分発~22時10分着)でセントレアに戻ってくればさらに沖縄で過ごす時間が長くなり、旅行を満喫できるだろう。

 そんな早朝出発便/深夜到着便を利用するときなどに活用したいのが、セントレアの旅客ターミナル1階にあるカプセルホテル「TUBE Sq(チュウブ・スクエア)」だ。24時間利用でき、男性エリアと女性エリアが完全に分かれているので、女性1人でも安心して過ごせる。

空港内にあり、利便性が高いカプセルホテル「TUBE Sq」

 カプセルは男性84室、女性54室の計138室あるが、筆者が訪れたときは「本日満室」になっていた。宿泊予定日の3か月前から予約できるので、早めに予約しておくのがお勧め。なお料金は、基本プラン3時間2800円~、6時間3300円~、9時間3800円~といった具合に、利用する時間によって異なる。

 またセントレアでは旅客便の本格的な再開に備え、現在約100の飲食・物販店舗が営業を再開している。このうちスカイマークのカウンターがある第1ターミナルでは約70店舗の飲食・物販店が営業しているので、早めに空港へ着いたときやお土産を買うときにもちょうどよい。

第1ターミナルは約70店舗のお店が集う
名古屋メシなどさまざまなグルメがそろうフードコートも人気

 最後に、第1ターミナルセンターピア屋上の「スカイデッキ」で空き時間を過ごしてみた。ここは滑走路に向かって突き出た長さ約300mの総ウッド張りで、間近に飛行機を見ることができる。空港オリジナルキャラクター「セントレアフレンズ」のメンバー「なぞの旅人フー」が看板で案内してくれているので、ビューポイントもわかりやすい。

広々として気持ちいいスカイデッキで飛行機を間近に見られる

 今回のツアーは1泊2日の行程だったが、沖縄・瀬底島の魅力を十分満喫することができた。

 ほかにもセントレアでは日帰り旅行を推進しており、普通車1日分の駐車場料金が無料になる「日帰りヒコーキプロジェクト」を9月30日(8月13日~15日除く)まで実施している。日帰りで利用する場合は、飛行機の往復搭乗券とセントレアの公式LINEアカウントでもらえる駐車場無料クーポン、駐車券の3つを「アクセスプラザ案内所」などで提示すると無料で利用できる(車種を問わず最大1600円分を引き)。対象駐車場は、公式Webサイトの特設ページで確認を。

「沖縄に行ってみたい!」と思ったら、ぜひセントレアからの早朝便や深夜到着便を活用したベストなフライト選びで、充実のリゾート旅を楽しんではいかがだろうか。

綿谷禎子

情報誌の編集部、編集プロダクションを経て独立。現在はビジネス誌での執筆を中心に、企業向けWebサイトやアプリ紹介サイトなどの運営にも携わる。