【イベントレポート】ツーリズムEXPOジャパン2016

東南アジアブースのなかから魅力的なブースを紹介

「行ってみたい」を後押し

2016年9月22日~25日 開催

 ツーリズムEXPOジャパン2016では、アジア各国が広いエリアを使ってフード、観光スポットとともに地域を支える産業まで幅広くアピール。東南アジアのなかから、魅力的なブースを紹介する。

カンボジア

 カンボジア観光省による「Ministry of Tourism of Cambodia」ブースでは、おすすめ観光地の紹介とともに、養蚕を活かした織物なども展示。カンボジアシルクを使ったワークショップや、地域の産業の後押しの意味でも提携ホテルで採用されていることなどを紹介。また、ヤシの果実や、伝統的な影絵芝居で使われるスバエク・トムなどのボードをもった記念撮影なども行なっていた。

カンボジアブースの正面では観光案内などとともにボードを使った記念撮影が楽しめた
カンボジアシルクの技術体験や産業についての紹介ブースも。実際に製品は提携ホテルで使われかなり好評だという

ラオス

「ラオス情報文化観光省」ブースでは、少数民族・カム族による葛を使ったバッグや、サイニャブリ県の藍染め製品などを展示。ラオスの高級木材と職人技の融合でほっこりフォルムが使いやすそうなカップや人生の節目などに行われる儀式「バーシー」で使われるお守りの糸をモチーフにしたアクセサリーなども紹介。日本の青年海外協力隊が選び抜いたとっておきの特産品が並んでいた。

持つと安心するほっこりフォルムの木製カップや、藍染めなどの特産品をアピール

フィリピン

 フィリピン観光省のブースでは、日焼け姿が眩しいハローキティとのコラボレーションを開催。「LOVIN' THE FUN IN CEBU!」としてトリックビジョンを使った撮影ブースを設置。美しい海に飛び込むワンシーンが撮影できた。SNS投稿をすると特製クリアファイルのプレゼントも。また、特産品のマンゴーを紹介するエリアも用意。今一番のお勧めはスパイシーさが売りのドライマンドーとスタッフが話してくれた。

トリックビジョンでまるで絵の中にいるような不思議な1枚が撮影できる (C)1976,2016 SANRIO CO.,LTD.
こんがり日に焼けたハローキティのぬいぐるみも展示 (C)1976,2016 SANRIO CO.,LTD.
写真をSNSに投稿すると、クリアファイルをプレゼント (C)1976,2016 SANRIO CO.,LTD.
特産品のマンゴーもしっかり紹介。おすすめは唐辛子を使ったスパイシーなドライマンゴー
特設ステージではクイズ大会やミニライブなども開催された

ハノイ(ベトナム)

「HA NOI DEPARTMENT OF TOURISM 」では、ハノイ観光局やベトナム航空などのブースに観光地ツアーの紹介がメイン。対面式で気になったブースに立ち寄ると詳しく説明をしてもらえるスタイル。ベトナム航空では機内誌「HERITAGE」を最新号からバックナンバーまで揃え、来場者に配布。藁で作られた帽子ノンラーのプレゼントなども。ブースの中央では伝統楽器のトゥルンやダン・バウ、ダン・チャイン、そして二胡の演奏が常にされており、音色とともに美しい螺鈿細工も堪能できた。

蓮の花をかたどったメインブース前のステージでは伝統楽器による演奏が楽しめた
各ブースでは、観光案内や相談などができ、ベトナムについてじっくり話すことも
ベトナム航空の機内誌の配布も行なっていた
かわいい雑貨が多いベトナムの定番土産切り絵カードも展示。ミニサイズのノンラーも来場者にプレゼントされた