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国交省、羽田空港深夜早朝アクセスバスの継続と、リフト付き空港リムジンバスの実証運行を発表

2016年3月25日 発表(羽田空港深夜早朝アクセスバス)

2016年3月28日 発表(リフト付き空港リムジンバス)

 国土交通省航空局と同省関東運輸局は、羽田空港深夜早朝アクセスバスを2014年10月26日から2015年3月31日の期間で実証運行してきたが、2016年度も継続して運行することを3月25日発表した。また、国土交通省自動車局と同省関東運輸局は、羽田空港、成田空港のバリアフリー化の一環として、空港リムジンバスにリフト付き車両を一部導入することを3月28日発表した。

羽田空港と主要ターミナルを結ぶ深夜早朝アクセスバスを継続運行

 深夜早朝アクセスバスは、羽田空港の深夜早朝時間帯の利便性を高め、利用を促進するために2014年にスタートした、空港と主要なターミナルを結ぶ高速バス運行の施策だ。これには東京空港交通、京浜急行バス、東急バスが参画しており、現在「浅草・秋葉原・東京駅・銀座」「池袋・新宿」「二子玉川・渋谷・六本木」「品川・お台場」「みなとみらい・桜木町・横浜(YCAT)」「川崎・蒲田・大鳥居」「一之江・葛西・東陽町・豊洲・有明」の計7路線が運行されている。羽田空港での深夜早朝時間帯の航空便の就航が増加していることなどを踏まえ、引き続きこれら路線の運行を継続していくという。

深夜早朝アクセスバスは現在7路線が運行されている

国内初のリフト付き空港リムジンバスを実証運行

 2020年のオリンピック・パラリンピック東京大会開催に向けたバリアフリー化の一環として、日本の窓口である羽田空港、成田空港で運行されるリムジンバスにおいて、国内で初めてリフト付きバスを使った実証運行を実施することになった。

 まずは京浜急行バスの「羽田空港国際線ターミナル~横浜駅(YCAT:横浜シティエアターミナル)」路線で、3月31日から1日4往復運行される。4月15日からは東京空港交通の「羽田空港国際線ターミナル~TCAT(東京シティエアターミナル)」路線で1日4往復、4月下旬からは京成バスの「成田空港第2ターミナル~イオンモール幕張新都心バスターミナル」路線(詳細未定)で運行が予定されている。

京浜急行バス株式会社の「羽田空港国際線ターミナル~横浜駅(YCAT:横浜シティエアターミナル)」路線で、リフト付き空港リムジンバスが3月31日から1日4往復運行される
バスは羽田空港の国際ターミナル行きのため、国内線ターミナルには停まらない。ただし国内線~国際線ターミナルを結ぶ無料のノンステップバスが運行している

(編集部:稲葉隆司)