ニュース
JTB、KAWAIIカフェ復活やランドクルーズ拡大を目指す「長期ビジョン2035」。価格を抑えつつ個人のニーズに応える
2026年1月15日 16:41
- 2026年1月15日 実施
JTBは1月15日、JTBグループ長期ビジョン「OPEN FRONTIER 2035」記者発表会を実施し、代表取締役 社長執行役員の山北栄二郎氏が今後の取り組みについて説明した。
初めて発表する長期ビジョンは2035年の「ありたい姿」を示すもので、具体的な事業内容については中期経営計画(直近は2026年~2028年)で定めるとのこと。
10年単位では、創業114年で培ってきた顧客・マーケットの本質を見抜く「洞察力」と蓄積された経験とノウハウ「専門性」を掛け合わせ、旅行をはじめ、さまざまな交流を創造する力「交流創造Intelligence」をテーマに事業を展開する。
事業ポートフォリオ(事業利益ベース)としては、グローバル比率を2024年の14.0%から2035年には50.0%まで拡大。戦略の1つとして、2025年8月にはツーリズム業界におけるB2Bメディア企業の最大手である「Northstar Travel Group」の株式を譲受している。
NTGが保有するグローバル規模での業界動向に関する最新情報、業界ネットワーク、マーケティングソリューションなどを活用することで、AIやデータ活用によるデジタル商品(メディアソリューション、情報提供サービスなど)の拡充を図るとのこと。
日本からの海外旅行に関しては、ヨーロッパで展開している現地発着の周遊バスツアー「ランドクルーズ」(シートインコーチ)を世界的に展開していく。日本語現地添乗係員が同行し、イタリア、フランス、スペインなど人気の観光名所を自由に組み合わせて楽しめるのが特徴。全区間1名から出発が保証されており、大きな荷物はバスに預けたまま観光できるとのこと。
山北氏は、「個人のニーズを反映しながら、グループ単位で行動するので、効率的かつ安価にオペレーションができるし、深い旅ができる」とアピールした。
さらに、2026年1月にはアソビシステムとの合弁会社「アソビJTB」を設立。発表会の会場にて、かつて原宿に設置されていた「MOSHI MOSHI BOX 原宿観光案内所」のモニュメントを披露した。
アソビJTBのChief Kawaii Officer(CKO)は、アーティスト・増田セバスチャン氏が務める。日本発のポップカルチャー“KAWAII”カルチャーと地域資源を融合し、2021年にクローズした飲食事業「KAWAII MONSTER CAFE」の再展開や、地域祭事「KAWAIIマーケット(仮称)」を巡回型イベントとして全国各地で開催するとのこと。
ジャパンインバウンド事業担当部長の西條友重氏は、アソビJTBの取り組みについて「私たちは“KAWAII”を集客のための方針として使う会社ではない」と強調。
続けて「言葉が通じなくても、その場に立った瞬間に感情が伝わる。来てよかったなと自然にシェアしたくなる目的地を、自治体や企業と一緒に事業化していく」と意気込みを語った。







































