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京王電鉄バスグループ、完全キャッシュレスバスを実証運行。昨年度の現金払い割合は3%台、2027年度以降に完全移行へ

2025年度内 開始
導入の流れ

 京王電鉄バスと京王バスは、「完全キャッシュレスバス」の実現に向けた取り組みを開始すると発表した。

 現金の取り扱いをなくすことによる業務負担の軽減や、運賃箱の更新費用の削減が目的。京王電鉄バスグループでは、2024年度に現金で運賃を支払った人は全体の3.9%だったとしている。

 周知期間を経て、今年度中に「完全キャッシュレスバス」の実証運行を開始する予定。調布営業所管内から順次導入し、2027年度以降に運賃収受での現金の取り扱いを全面的に終了する計画となっている。

「完全キャッシュレスバス」で使用できる決済方法は、交通系ICカードとクレジットカードのタッチ決済。後者はVisa、Mastercard、JCB、アメリカン・エキスプレス、ダイナースクラブ、ディスカバー、銀聯の7ブランドに対応する。企画乗車券や定期乗車券も引き続き使用できる。

過去3年度の運賃支払い方法の割合