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大阪・関西万博、虫の大量飛来について対策本部を設置。コラボグッズを販売する金鳥が解説noteを公開

2025年5月27日 時点
大阪・関西万博「シオユスリカ」対策本部を設置

 2025年日本国際博覧会協会は、「大阪・関西万博」会場内における虫の大量飛来について、現状(5月27日時点)と今後の対策を公式サイトで案内している。

 会場内で大量飛来している虫は、ユスリカ科の一種である「シオユスリカ」。シオユスリカは一般的に淡水と海水が混じる汽水域で発生するが、会場内での厳密な発生源は、複数事業者と協力して調査を進めているとのこと。

 対策については、雨水桝などへのユスリカ成長抑制剤の散布、協会施設・営業店舗での忌避剤による侵入防止策、清掃、消毒を実施中。5月26日には「ユスリカ等対策本部」を設置している。

 ユスリカが特に多いのは、夕方から夜にかけての時間帯、会場南側の大屋根リングの上(スカイウォーク)や、その東西の水辺エリア。飛来場所は天候状況によって変わるものの、シオユスリカが感染症を媒介する報告はなく、人を刺すこともないという。

 なお、大日本除虫菊(KINCHO)は、ユスリカの生態や種類について、公式サイト公式noteで解説している。同社は会場内オフィシャルストア 西ゲート店で、JR西日本グループとのコラボグッズを展開中。