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JR西日本、N700系新幹線の全編成で改造工事完了、3月8日からすべてN700Aタイプに

2016年3月8日 発表

 JR西日本(西日本旅客鉄道)は3月8日、2013年9月から実施してきた東海道・山陽新幹線で運行している「N700系」新幹線に対する改造工事が完了したことを発表した。これにより、N700AならびにN700系改造の「N700Aタイプ」の車両が21編成となり、東海道・山陽新幹線の16両編成N700系はすべてN700Aタイプでの運行となる。

 N700系改造タイプは、N700Aで導入された新技術のうち、安定したより強いブレーキ力を実現する中央締結ブレーキディスク化や地震ブレーキの搭載、東海道区間でATC信号に沿った安定運転を実現する定速走行装置の搭載、乗り心地を高める車体傾斜区間の増加を導入したもの。

 N700系の改造工事は2013年度に3編成、2014年度に8編成、2015年度に5編成の計16編成に対して実施。N700A新製車両と合わせて21編成となる。さらに2016年度には4編成のN700A新製車両を導入する予定になっている。

N700系、N700系改造車両、N700Aの比較

(編集部:多和田新也)