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11月22日は“いい夫婦の日”。JR西日本が大阪環状線で「ブライダルトレイン」を運行

大阪環状線を1周する約32分間の結婚式

2015年11月22日実施

 11月22日の「いい夫婦の日」に合わせ、JR西日本(西日本旅客鉄道)とホテルグランヴィア大阪は22日、大阪環状線で103系を結婚式仕様にした「ブライダルトレイン」を運行。バージンロードが敷かれた特別な車両が環状線を1周して、新郎新婦が夫婦となることを誓った。

「ブライダルトレイン」は、大阪環状線のイメージアップと利用者の満足度向上を目指す「大阪環状線改造プロジェクト」の一環として実施されたもの。大阪環状線の“二重の輪”であることなどと合わせて、ふたりの結婚が「◎(二重マル)」となる想いが込められた。

 結婚式には、この日夫婦となることを誓う新郎の東雄大さんと新婦の理絵さんが参加。新郎とともにウエディングドレスをまとった新婦が大阪駅2番ホーム上に登場すると、ほどなく「ブライダルトレイン」も入線。大阪駅を12時38分に発車して、大阪環状線の外回りを1周して再び大阪駅に13時20分に到着する、約32分間の結婚式を行なった。

 車内では、新郎新婦が誓いの言葉として結婚誓約書を朗読、結婚指輪を交換したのち誓いのキスを披露。新郎新婦が結婚誓約書に署名をすると、立会人代表として大阪駅長が「東雄大さんと理絵さんの2人が、夫婦として結ばれたこと宣言いたします」と結婚成立を宣言した。

 環状線を1周後、新婦の理恵さんは「私も毎日乗っていて、いつもと全然違う雰囲気で緊張しましたが、すごく幸せな1周だった」と話し、新郎の東さんは「一般の人からも祝福されて温かい絆で結ばれているのを感じ、これから円満な家庭を作っていきたい」と感想を話した。

 また、ブライダルトレインには、新郎の東さんが描いたイラストがへッドマークに装着された。小さなころから絵が得意という東さんは「2人の元気な様子が出るとの、虹色にはいろんな感情が入っているという僕のイメージがあって、これから夫婦になっても悲しみとか嬉しさとか、いろんな感情を乗り越えて過ごしていきたいという想いがあって、虹色を主体としたヘッドマークにしました」と、その想いを話した。

新郎新婦がそろい結婚誓約書を朗読
指輪の交換
指輪の交換に続いて誓いのキス
結婚誓約書に署名して結婚成立を宣言
「カモノハシのイコちゃん」がスペシャルゲストとして登場
新郎新婦を祝福した
新郎新婦が来賓に配られた記念きっぷに検札していった
途中の駅ではホーム上からサプライズの祝福メッセージが贈られた
大阪環状線の外回りを1周する約32分間の結婚式となった
オリジナルの「大阪環状線ケーキ」
大阪環状線1周をする結婚式の後、ホテルグランヴィア大阪で披露宴が行なわれた
ケーキ入刀する新郎新婦
披露宴会場を彩るバルーンアートや寄せ書きの数々
新郎が描いたへッドマークも披露宴で展示された

(編集部:椿山和雄)