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国交省、能越自動車道内の石川・富山の県境に「能越県境PA」を11月8日にオープン

七尾氷見道路全線開通による交通状況も発表

2015年11月8日 オープン

能越県境PAの位置

 国土交通省は11月8日に、国道470号能越自動車道内の石川・富山の県境に「能越県境PA(パーキングエリア)」をオープンすることを発表した。石川県の別所岳(のと里山海道)SA(サービスエリア)からは約46km、富山県の福岡PAからは約34kmと、両施設のちょうど中間にあたる地点に位置する休憩施設で、上り・下りともに小型車両10台、大型車両11台を駐車できるスペースとトイレが整備される。

 能越自動車道は、石川県輪島市から富山県砺波市の北陸自動車道小矢部砺波JCT(ジャンクション)を接続する高規格幹線道路。能越県境PAは能越自動車道のうち、富山県氷見市から石川県七尾市の区間を繋ぐ七尾氷見道路内に新設される。

能越県境PAの整備図

 七尾氷見道路は2015年2月に全線が開通したもので、開通による整備効果や交通状況も発表された。七尾氷見道路により、並行する国道160号における交通量が開通前に比べ1日あたり約3000台減少、大型車両に関しては9割減少。国道160号の通学路としての安全性が向上した。また、道路沿線で開催されるイベントのアクセスルートとしても利用され、能越自動車道の交通量が前年と比べ約16~65%向上し、広域的な観光支援効果にも繋がったとしている。

七尾氷見道路開通による交通転換効果
イベント開催時の能越自動車道の交通量

(藤縄優佑)