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広島空港、計器着陸装置(ILS)の本設機材を設置完了、9月19日より事故発生前と同様のカテゴリーIIIb運用再開へ

2015年9月9日 発表

 国土交通省は、4月14日に発生したアシアナ航空機の事故により、仮設機材による運用を行なっていた広島空港の計器着陸装置(ILS)について、本設機材の設置および飛行検査が完了したことを発表した。

 運用評価を経て、事故発生前と同様のカテゴリーIIIbの運用を9月19日7時30分(空港の運用開始時間)より再開する。

 西側から(滑走路10)の着陸時、5月5日から運用を開始したILS カテゴリーIに対応する仮設機材では、550m以上の視程があることが着陸時の気象条件となっていたが、カテゴリーIIIbの運用再開により視程が100m以上あれば着陸可能となり、事故発生前と同様の安定的な運航が可能となる。

(編集部:多和田新也)